ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

スーパー歌舞伎関連『三国志』

2005-04-29 21:13:58 | スーパー歌舞伎
週刊文春の5月5日・12日ゴールデンウィーク特大号P138より

>「三国志」を中国出身の巨匠ジョン・ウー監督が08年の北京五輪に合わせ、
>映画化の準備をしている。「三国志」には膨大なストーリーがあるが、
>蜀の劉備・呉の孫権の連合軍が西暦208年、長江の赤壁で
>大国・魏を打ち破り、天下統一を打ち砕いた「赤壁の戦い」を描く。
>主演チョウ・ユンファが名軍師・諸葛孔明役に決まっているようだが、
>ほかにも豪華キャスティングが期待されそうだ。

数え切れないほど観た(ホントに途中で分からなくなってきたので
正確な観劇回数は不明(^_^.))、スーパー歌舞伎の『三国志』・・・
でも、どの舞台も一期一会と思うと、本当に、観ておいて良かった。
いろいろな劇場の、いろいろな季節の記憶が蘇ります。
と~っても小さな記事だったのですが、
劉備や孔明の名が思いがけず目に飛び込んできて、
なんだか、とても嬉しく懐かしかった。


*隣の頁には福助さんのコクーン「桜姫」の談話も。『東文章』の文字を
 取った狙いなど。

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5 コメント

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「新三国志」と「ヤマトタケル」 (紅娘)
2005-05-01 14:15:37
三国志の映画化の話は、中国のネットをざっと見たところ、話題にはなっていませんでした。たぶん日本の資本が参加するので、日本の雑誌の記事になるのでしょうが、まだ全然決まっていない段階ではないかと思います。ドタキャンも多いし。また三国志は長すぎるので、映画にするとたいがいおもしろくなくなります。長編のテレビドラマが一番です。



以前から思っていたのですが、「新三国志」は「ヤマトタケル」のプロットを踏襲している部分がたくさんあると思うのですが、どう思われますか? 「Ⅰ」や「Ⅱ」を見たときもちょっと「ヤマトタケル」を思い出したのですが、「Ⅲ」は特に「ヤマトタケル」のパターンを踏んでいる気がしました。で、「Ⅲ」は「ヤマトタケル」を知っている人にはおもしろく見れるのですが、「三国志」を見ようとして劇場に来た人には、ちょっとわかりにくい舞台ではなかったかと思うのですが、どうでしょう?
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ブログにリンクしました (紅娘)
2005-05-01 22:37:16
よろしくお願いします
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スーパー歌舞伎の原点 (yaya)
2005-05-01 23:57:38
三国志は、というより、ほぼ、スーパー歌舞伎の雛形は

ヤマトタケルで出来上がっていたように思います。



ただ、「三国志」の関羽篇は、ちょっと衝撃的でしたね。

古い澤瀉ファンの方とは、「なんかスゴイもの作っちゃったね、猿之助さん」

という気持ちと「いいの?いいの?これでいいのっ!?」

という想いの交錯を語り合ったりもしましたが。



リンクありがとうございます。

私もイマイチ、TBとかよく分からないので、

(TBのやり方を示唆して下さる投稿を頂いておりますが)

自分のブログはともかく、他人のブログに迷惑かけてはいけないので

その辺りの機能は未使用(^_^.)
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なるほど (紅娘)
2005-05-02 01:18:38
なるほど、スーパー歌舞伎の雛型ですか。こないだDVDを見ましたが、好きな場面をついつい何度も見てしまいました。「ヤマトタケル」はやっぱり何度見てもおもしろいですねぇ。



私はたしか「カグヤ」が初スーパー歌舞伎だったので、「ヤマトタケル」とあまりつながらないような感じがしました…… でもあれは少し特殊な作品なのかしら?



でもスーパー歌舞伎や猿之助さんの歌舞伎に出会えて、日本にいて良かった~と心底思いますね。受ける衝撃や感動もすごいし、だから応援していこう、また来ようって思えるんですよね。中国だとここまで役者を応援しよう、支えていこうとは思わないもの。





私も「トラックバック」のやり方がわかりません



 HPとは違うようなので、ややこしいのは使わない方がいいですね。

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同感です (道哲士)
2005-05-06 23:36:35
yayaさん、紅娘さん、こんばんは。



スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』から『三国志Ⅲ』まで・・・僕はスーパー歌舞伎は『リュウオー』までしか観ていないのです。リュウオーの翌年の演舞場公演は、たしか、ニューディレクションとかなんとか、名づけられた『忠信編』だったのではなかったのでしたっけ?。

記憶が曖昧なのですが・・・『オグリ』・『オオクニ』・『カグヤ』たしか『八犬伝』もスーパーで上演されたのですよね。残念ながら、観ておりません。

それはさておき、『三国志』も実際の舞台を拝見したのは『Ⅲ』からで、『Ⅱ』はNHKの放送で観ました。



先日、NHK「その時歴史・・・」で放送された「三国志」をDVDソフトに同時編集するため、以前放送された「項羽と劉邦」・「始皇帝」(ビデオで録画)を改めて見ました。紅娘さんに教えていただいた『三国志』も読んで、たしかに「物語としては面白い」けれども、その総てを理解するのは至難の業ですね。

その難解な物語を、演劇として上演され、多くの観客に感動を与えた。素晴らしい快挙だと思いました。



スーパー歌舞伎『三国志Ⅱ・Ⅲ』を観た限りでは、他のスーパー歌舞伎は分かりませんが、原点は仰言るとおり『ヤマトタケル』だと思いました。



何かの番組で、猿之助さんは言っておられましたよね。「前作が面白いと評判が良く、もう一度という声が強いので、しからば、徹底的に二番煎じ・三番煎じでやろう!」と・・・

そうした諸々のことから見ても、スーパー歌舞伎の原点はやはり『ヤマトタケル』だと改めて思いました。



中国出身(現在は日本国籍)の友人に聞いたのですが中国では「三国志は若い時に読め」・「水滸伝は年老いてから読め」と。理由は三国志は「権謀術策」・水滸伝は「勇猛果敢」ということらしいです。水滸伝はまだ読んでいないのですが、そのうちに読みたいと考えております。



それはさておき、ヤマトタケルは「愛情・純粋・勇猛」とでもなるのでしょうかねぇ?。

付け加えれば「人間の傲慢」は身に応えましたね。



随分、横道にそれてしまいました。



やはり、スーパー歌舞伎の原点は『ヤマトタケル』だと、改めて思います。

現代の新々歌舞伎として、猿之助さんの総てが凝縮されているような気がします。



そのヤマトタケルを師匠不在でも、見事に演じ切り、

演舞場での千秋楽を無事に迎えられた右近さん以下に対して、「子供たちが無事に・・・」との猿之助さんの言葉は、よほど嬉しかったのでしょうねぇ!。

猿之助さんにとって、『ヤマトタケル』はそれほどに大切な作品なのでしょう。



願わくは、省略された現在の形でなく初演そのままで

(とても感動的だった科白・場面等も部分的にカットされていて残念です)再演して欲しいですね。



名古屋の千秋楽まで、無事に公演が続けられますようにと祈りつつ・・・

(大阪・名古屋の楽には、猿之助さん、再び舞台に・・・・・!。と、ファンの一人一人の希っておりますよね!)

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