ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

本日のヤマトタケル

2005-03-27 23:55:19 | ヤマトタケル
今月最後の観劇です。

序幕、初っ端から鼾をかいて寝ている男性がおり、ちょっとムカムカっとしながら、
というか、イライラしながら観ていたせいか、なんだか、いつもより長いなぁ~
と思っていたら、実際芝居が延びていました。
(自分が芝居にノリきれないせいか?とも思ったので・・・)
幕間に入るとき時計を見たという友人が、序幕ですでに7分くらい延びていたと
教えてくれました。(今回、前回の松竹座より10分程度縮めた、という話もありますが
余裕で、取り戻しそうですね~)

初日には、あっという間に三幕終わった!テンポアップも極まれりで、
ちょっとサラサラしすぎてない?ぐらいに思っていたのに、
すでに、2005年のヤマトタケルに飼いならされて(笑)いるのか
本来なら、たっぷりでいい感じの芝居かもしれないのに、
ちゃんと心身は「(いつもより)長い」と判断していたのですね~。

思い返せば、段ちゃんの台詞が延びているのかな~という感じ?非常に僅かだけど。
宙乗りも、ゆったり感が出てきたような。今日も、序幕から赤い泪を流し熱演でした。
特に走り水の二切で船上から弟姫を探す姿、ちょっと尋常ではない思うくらい、
一種トランス状態のような様子を見て、芝居の中のタケルへと言うより、
この全身全霊で打ち込んでいる段ちゃんの姿に共鳴し涙してしまいます。
そして、この「弟姫~」と叫び手を震わせる所作、すごく、猿之助さんに似て見えて

明石の浜では、兄姫の台詞が改変されていたようです。
(私はまったく気づいてなかった(-_-;))
タケルとの別離の際、「お慕い申し上げております」から
「お待ち申し上げております」へと。
これも本日観劇の友人の話によると、今日の昼の部から変更されていたそう。
う~ん、夫の仇からただでさえイキナリ感のある心情の変化ですから
せめて台詞は、この辺で落ちついておいても良いですね。

あ~、もう日付変更線を超えてしまった。最後にひと言~
猿弥さんの山神の身体能力の高いことと言ったら・・・!!
さっきまで「のう、おばば」とか言って腰の曲がったじーさんぽかったのに、
アナタは立師ですか?つーくらいの、キレの良さ。こりゃ、タケル負けるわ~(@_@;)
(クマソ弟も凄いですけどね)
二役とも声を張るので、中日劇場まで大丈夫?って皆で心配しております。
芝居に力入りすぎて、小道具破壊情報もいくつかあり(笑)
(↑これは「本日」ではなく「過日」ですが)

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