紘一郎雑記帳

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過ちは繰り返しません?誰が??  紘一郎雑記張

2015-08-13 00:13:54 | Weblog

過ちは繰り返しません?誰が??  
紘一郎雑記張

70年たって記憶が次第に薄れるなか、被爆体験を恣意的にゆがめてはいけない。
漫画「はだしのゲン」である。作者の故中沢啓治さんの体験から、
原爆で父と姉弟を奪われた少年ゲンが、生き残った母と妹を助け、
原爆孤児の仲間たちと支え合って懸命に生きる姿は、当初は感動を与えた。

しかし、日本共産党系の雑誌や日教組の機関誌に掲載されるようになって、
史実に基づかない旧日本軍の蛮行に力点を置き、
ゲンに「わしゃ天皇はきらいじゃ」と言わせるなど、描写が反日的、自虐的になった。
 
主語のない碑文
 
 「はだしのゲン」は翻訳されて各国で出版されているという。慰安婦報道と同様に、
日本をおとしめる悪影響は計り知れない。
 
 そもそも原爆死没者慰霊碑に刻まれた碑文に問題がある。
 
 「安らかに眠って下さい 過ちは繰(り)返しませぬから」
 
原爆は日本が広島に落としのだろうか??主語のないこの文章は、
日本が原爆を落とす過ちを犯したように読み取れるではないか?。

「米国に、二度と過ちは繰り返させません、から」 だろう!
 
東京裁判で「戦勝国による事後法で裁くのは国際法に反する」と
日本を擁護したインド人のパール判事は昭和27(1952)年に広島を訪問し、
「原爆を落としたのは日本人ではない。この過ちが、
もし太平洋戦争を意味しているというなら、
これまた日本の責任ではない」と碑文を批判した。
 
 広島市はホームページで「『過ち』とは一個人や一国の行為を指すものではなく、
人類全体が犯した戦争や核兵器使用を指しています」と説明している。
 ならば、すべての核保有国に署名を呼びかけたい。
碑文は格段に重みと実効性を増すだろう。
 
 5年に1度の核拡散防止条約再検討会議は成果なく終わり、
核軍縮・不拡散の交渉は停滞している。脅威が存在する現実を直視せねばならない。
 
 来年の伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)に先立つ外相会合は広島が舞台となる。
この機会に、ホスト国で唯一の被爆国の日本が果たすべき役割は大きい。