読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

英検受験者全員合格!

2023年03月13日 | 矢野学習教室通信・ミニ
今年度第3回の英検が行われました。

そして…受験者全員合格しました!
2級に合格した高1生2名は、小学生から当塾の英語道場クラスに通っている生徒さんたちです。また、今回は、中1から本格的に英語を勉強し始めた学年別英語クラスの生徒さんが中2で3級に合格しました!授業後の時間や寺子屋を活用して、熱心に勉強していた結果だと思います。5級を受験した中1生3名、4級を受験した中2生も合格!

皆さん、頑張りましたね!おめでとうございます!!

ちなみに、当塾で英検の2次試験対策を行った生徒さんの合格率は、今まで100%です!

そして、当塾の人気クラス、英語道場クラスの生徒さん達の英検結果は以下のとおりです。
英語道場英検合格級((  )内は英検を取得したときの学年です)
2級…8名(中3・2名、高1・2名、高2・4名)
準2級…12名(中2・2名、中3・6名、高1・4名)
3級…11名(中1・2名、中2・6名、中3・3名)
4級…13名(小6・2名、中1・7名、中2・4名)
5級…6名(小5・1名、中1・5名)

英語道場クラスの開講からの英検合格率は、86%です。
(合格者/受験者=50/58)

外部の方へ・英語道場のご紹介
・文法先取り学習、洋書多読、テストや宿題を通し、英語力を伸ばすクラスです。
・数百冊の洋書と全国で採用されている6種類の教科書を読み、英文多読を行います。やさしい絵本から、読み応えのあるレベル別リーダーまで様々な本がそろっています。
・もちろん英検対策も!(英検受験は任意です。)

※ 当塾の英語は、学校の学習ペースより1カ月程度先取りしながら学習する「学年別英語クラス」と、学年を飛び越えてどんどん先取り学習をする「英語道場」があります。お子様の学習ペースに合わせてクラスをお選びいただけます。

※ どのクラスも無料体験授業を随時行っております。お気軽にご連絡ください。お待ちしています。

当塾の英語道場クラスで使っている単熟語教材は、こちらです。生徒さんが目指す級に合わせてご用意しています。こちらをもとに、生徒さん一人ひとり個別に手作り小テスト(もはや中テスト!?)を作っています。
 
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『はなよりだんご』(小3が読んだ本)

2023年03月12日 | 言葉の知識を増やす本
先週の小学生国語クラスで、授業後に生徒さんが読んでいた本はこちらです。
 こちらの絵本では、かわいらしい挿絵と説明とともに、11のことわざが紹介されています。
そのことわざに関連した1コママンガのようなページもあり、理解を深めることができます。
こちらの生徒さんは、いもとようこさんの絵が大好き!
絵本を選ぶ際には、お子さんが好きな作家さんの作品を選ぶと、自分からどんどん本を読むようになるかもしれません。
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『きつねの窓』(小3に読んだ本)

2023年03月07日 | 童話・昔話・名作
先週の小3国語クラスでは、こちらの本を読みました。
 ある日、鉄砲を担いで山を歩いているうちに、道に迷ってしまった「ぼく」。歩いていると、初めて見る広々とした青いききょうの花畑にたどり着きました。
空恐ろしいほどの美しさに、ぼくは引き返そうとしますが、このまま引き返すのがもったいなくなり、少し休んでいくことにします。
すると、ぼくの目の前を、子どもの白ぎつねが走りました。
ぼくは、親ぎつねを仕留めるために、きつねの巣を見つけたいと思い、鉄砲を抱えて必死で後を追いましたが、花の中にきつねは忽然と姿を消しました。
そのとき、後ろで「いらっしゃいまし」と変な声がします。
すると、「そめもの、ききょう屋」という青い看板と、紺の前掛けをした子どもの店員が一人、立っていました。
ぼくは、その店に入っていくのですが…

とても不思議で切ないお話です。
小6の国語の教科書に載っているお話ですので、小3の生徒さんには難しいかもしれないと思いながら読んだのですが、そんなことはなく、熱心に聞いてくれました。

読み終わった後、生徒さんが内容について色々考えたことを教えてくれて、嬉しかったです!
授業後、生徒さん自身で読んでいた本もありますので、そちらは次回のブログでご紹介します。
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高3生、3年連続第一志望全員合格!

2023年03月06日 | 矢野学習教室通信・ミニ
国立大学前期の合格発表が行われました。
そして、英語道場&数学道場に通っていた高3生都内の国立大学に合格しました!
おめでとうございます!!よく頑張りましたね!!

当塾の高3生は、3年連続で全員第一志望校に合格しています!
※ 高校生の受講は、当塾中学部卒業生に限らせていただいております。

当塾では、今まで16名の高校生を指導して参りましたが、そのうちの14名が第一志望校に合格しています。直近5年間の大学・高校の合格校名は、パンフレットに記載しております。

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『君たちはどう生きるか』(中学生に紹介した本)

2023年03月05日 | 哲学・生き方の本
一昨日の中学生国語道場クラスでは、中1国語の教科書にも載っているこちらの本をご紹介しました。
 主人公は中学2年生のコペル君。
コペル君というのはあだ名で、本当の名前は本田純一君です。

コペル君というあだ名は、お母さんの弟にあたるコペル君のおじさんがつけたものです。コペル君のお父さんは、2年前に亡くなってしまいました。その後、郊外に引っ越したコペル君の家に、大学を出てから間もない法学士のおじさんがちょくちょく訪ねてくるようになったのです。

コペル君は、おじさんとの対話やノートを通して、人生における様々なことを考えていきます。
例えば、「友人関係」、「立派な人とは?」、「自分と世界のつながりについて」、「世界の学問や芸術について」など…
話は、人類の2000年の歴史にまで及びます。

こちらの作品は、少し前に漫画化されたので、内容を知っている生徒さんもいらっしゃって、内容説明の部分はあまり興味がなさそうな雰囲気(?)だったのですが、私がこの作品を書かれた時代背景について話しはじめると、クラスの雰囲気が一変しました。

(以下は、1967年に吉野源三郎氏が書かれた「作品について」を参考に、まとめております。)

1935年10月に山本有三氏が編纂された『日本少国民文庫』の第一回の配本、『心に太陽を持て』という本が出版されました。『日本少国民文庫』はだいたい毎月1巻ずつ出され、1937年の7月に完結しました。『君たちはどう生きるか』はその最後の配本でした。
1935年といえば、日本国内では軍国主義が日ごとにその勢力を強めていた時期です。1937年7月には盧溝橋事件が起こり、中日事変となり、日中戦争がはじまった年でもあります。
ファシズムが諸国民の脅威となり、第二次世界大戦への危機感が全世界を覆っていました。
『日本少国民文庫』の刊行は、このような時勢を考えて計画されたものでした。当時、軍国主義の勃興とともに、すでに言論や出版の自由は著しく制限されていました。
その中で、山本有三氏は「少年少女に訴える余地はまだ残っているし、せめてこの人々だけは、時勢の悪い影響から守りたい。今日の少年少女こそ、次の時代を背負うべき大切な人たちである。この人々にこそ、まだ希望はある。だから、この人々には、自由で豊かな文化のあることを、何とかして伝えておかねばならないし、人類の進歩についての信念を今のうちに養っておかねばならない」と思い立ち、『日本少国民文庫』を刊行されたのでした。

(ここから、私のクラスでの話に戻ります。)
クラスでは、こちらの年号を書きました。
1935
1937
1941
1945

自由な言論が制限される中、『日本少国民文庫』が刊行された1935年。
『君たちはどう生きるか』が刊行され、日中戦争が始まった1937年。
太平洋戦争が始まった1941年。
そして、東京大空襲、沖縄戦、広島、長崎への原爆投下、終戦の1945年。

1943年からは、学徒出陣も始まっています。

『君たちはどう生きるか』を読まれた方なら分かると思うのですが、この中に登場するコペル君やその友人たちは、今の中学生と何ら変わらない子どもたちです。
そして、『きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記』を読んだ方は、その内容の深さに、「今の二十歳そこそこの人たちは、こんな考え方には到底いたらないだろう」と感じた人も多いと思います。
 
しかし、時代や政府によって、死の淵に追いやられるという理不尽な極限状態を経験させられているからこそ、そのような精神年齢や考え方に達して「しまった」とも言えるのではないでしょうか。

『君たちはどう生きるか』に登場するコペル君や友人たちは架空の人物ですが、コペル君に共感していた当時の多くの子どもたちが、その後、戦争で命を落としたり辛い経験をしたりしたであろうことを考えると、胸が苦しくなります。

世界情勢が不安定な今、日々の生活を守っていくためには、一人一人が自分の頭で、本当に大切なことについて考えることが不可欠だと思います。

『君たちはどう生きるか』では、「おじさんのノート」というおじさんからコペル君へのメッセージが随所に挟まれています。そして、コペル君は自分の考えを深めていくのです。
物語の最後は、コペル君がおじさんのようにノートをつけ始めるシーンで終わります。そこには、おじさんへのメッセージ、コペル君自身の気持ちが書かれているのですが、今の時代にこそ必読だと思います。

真剣に話を聞いてくれた生徒さんたち。
私の話が、彼らにとって考えるきっかけになっていれば嬉しいです。

こちらの本は、塾に置いてありますので、是非読んでいただきたいと思います。
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