読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『お蚕さんから糸と綿と』(小5に読んだ本)

2020年10月10日 | 社会に目を向ける本
小学生国語道場クラスでは、小5生でも小6の漢字を勉強している生徒さんがいます。
小6では、「蚕」という漢字を学習します。
漢字テストでも、「蚕」や「養蚕」といった言葉が出てきますので、今回は「蚕」についての理解を深めるためにこちらの本を読みました。
 日本中で育てられてきた、たくさんのお蚕さん。
お蚕さんが繭を形づくるためにはき出す繊維が生糸になり、真綿になります。
この写真絵本では、滋賀県と岐阜県にまたがる金糞岳から流れ出す、草野川沿いの集落で養蚕を続けている西村さん一家が紹介されています。

西村さんの家では、春と秋の2回、お蚕さんを育て、糸とりまでを行っています。
この本を読むと、生まれたばかりのお蚕さんから育て上げ、糸や綿をとるのは、大変な作業であることが分かります。
西村さん一家は、「蚕」を「お蚕さん」「お蚕様」と呼び、牛や馬のように「~頭」と数えます。このことからも、蚕が人々にとってどれだけ大切な存在であったかが伝わってきます。

かつて養蚕業は日本の主要産業でした。
しかし、現在、養蚕農家の数は非常に少なくなっています。
この本を通して、日本で行われてきた養蚕について知ってもらいたいと思います。
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『季節のごちそう ハチごはん』(小4・小6に読んだ本)

2019年07月09日 | 社会に目を向ける本
先週の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。
 岐阜県などのある地域では、ハチの子を食べる習慣があります。
実は、昔から世界中で虫は食べられてきたそうです。

この写真絵本は、岐阜県の串原地区での、虫を食べる習慣を追ったものです。
絵本を開くと、女の子が美味しそうに「ヘボの甘露煮」を食べています。
「ヘボ」とは、クロスズメバチのことだそうです。

筆者は虫を食べたことがありません。
なぜ虫を食べるのか、本当に美味しいのか、そんなことを知るために、取材を重ねていきます。

「ハチ追い」という方法でハチの巣を見つけ出し、ハチを育て、ハチの子抜きをし、調理して食べる。
その過程を、この本では丁寧に説明してくれます。

「虫はあまり食べたくない」と思っていた筆者も、実際にヘボを食べてみたそうです。
そして、実際に口にしてみて、一度「おいしい」と感じると、その後はヘボ料理を見ただけでもおなかが鳴るようになってしまったとか。

虫を食べることは、私たちの地域ではなじみがないので、お子さんたちは興味津々で聞いてくれました。
同じ日本でも、文化や習慣は千差万別です。
海外に行かずとも、日本の中でも十分異文化体験ができますね!
偏見のあまりない子どもの頃に、たくさん本を読み、視野を広げておくことの大切さを感じました。
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『命のみなもと~水と米~』(小5に読んだ本)

2018年11月23日 | 社会に目を向ける本
先週の小学生国語クラスでは、こちらの本を読みました。
環境学習ブックス 1 命のみなもと
クリエーター情報なし
代々木ライブラリー

この本は、水と米について考えることで、環境問題について考えさせられる構成になっています。

前半と後半で、「水編」「米編」に分かれているのですが、クラスでは「水編」を読みました。
クイズに答えながら、水についての知識を深めることができます。
全ページフルカラーで、イラストもとても多く、すべての漢字に読み仮名がふってあるので、お子さんだけでも楽しみながら読めると思います。
地球の歴史や水の循環、人々と水との付き合い方など、様々な視点から水について考えることができます。

「地球上の水全部をふろの湯舟1杯分とすると、人間の使える水の量はどのくらい?」
というクイズの答えに、お子さんたちは驚いていました

クラスでは、時間の関係で全部読めなかったのですが、読み聞かせをした日に「続きが読みたい」と借りていったお子さんがいました
こういう時は、「読んでよかったなぁ」と嬉しくなります

塾に置いてありますので、興味のある方は是非読んでみてくださいね。
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『どうやって作るの?パンから電気まで』(小3に読んだ本)

2018年08月11日 | 社会に目を向ける本
先週の小3国語クラスでは、こちらの本を読みました。
どうやって作るの? パンから電気まで
クリエーター情報なし
偕成社

この本では、パンから電気まで19の身近な物の作り方が紹介されています。
クラスでは、お子さんたちにどの項目を読みたいか選んでもらいました。

選ばれたのは…
・ゴム
・もめん(コットン)

ゴムが木の汁からできていることや、もめんが植物の実であることに、お子さんたちは驚いていました

読書の後には、服の下の方についているタグを見て、自分たちが今着ているシャツが何からできているのか確認。
「綿が使われてるー!」と盛り上がっていました
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『こんなふうに作られる!』(小5に読んだ本)

2018年07月23日 | 社会に目を向ける本
前回、前々回の小学国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。
絵解き図鑑 こんなふうに作られる!
クリエーター情報なし
玉川大学出版部

この本では、身の回りの69品を作る方法が解説されています。
身近な品物の作られ方に、お子さんたちは興味津々!
ただ、クラスでは時間的に全部は読めないので、お子さんたちのリクエストに応じて読んでみました。

読んだのは…
・人形
・ネコ砂
・クレヨン
・ハミガキ
・ワイヤー
・ひき材
・ゴム

本には、品物の作られ方だけでなく、その歴史も簡単に書かれています。
子どもだけではなく、大人も楽しめそうな1冊です
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