私の大学は、州内の大学で唯一、教員組合がない大学だった。モンタナ州のへんな法律で、エンジニアは組合から除外されるといったものがあるらしく、基本的に理工系が強い総合大学という位置づけのこの大学では、組合運動が盛り上がりづらい素地があったのだろう。
しかし、州内の小中高校教員も、ほかの大学、短大教員も皆組合をもっているのに、この大学だけ抜け落ちていたことから、MEA-MFTという教員組合組織が組合づくりのために組織化をこの2年ほど行っていたらしい。
ついに、3月終わりか4月頃、組合をつくるかどうかの投票が行われるということだ。
昨日、組合づくりの経過情報を伝えるというフォーラムがあったので、行ってきた。現状と、具体的な投票やら、組合ができた場合どうなるかなどについての質疑応答的な内容だったが、それによれば、どうやら、常勤教員(テニュアトラック)用組合と、非常勤用組合と二つつくり、両方同時期に投票しようという流れらしい。非常勤と常勤に別組織をつくるのは、いい案かなという気がした。いっしょの組織になってしまったら、おそらく非常勤の声を反映しづらい団体になってしまう可能性が高そうだからだ。
プロ・ユニオンとは言いがたい雰囲気の大学および土地柄ではあれど、経済状況もきびしく、大学の経営も疑問符がつくこともふえていることから、今度の選挙で組合ができる可能性は高いかなあという気もするのだが、、果たしてどうなることか。
ところで、昨日のミーティングのときに会場から発言していた非常勤講師のひとが、「自分はミシガンの院生ユニオンでプレジデントをしていたが、、」と言っていた。私がいたよりはだいぶ前の時期のことだったんだろうと思うが、今度話しかけてみるかな。さすが、ミシガンの院生組合時代に慣れているだけあって、効果的な発言をしていた。プレジデントだと、大学アドミニストレーションとのバーゲニングなどにも参加していただろうし。私もあの時代に、大学側との交渉などに出たりしていたこともあって、今回のユニオンの投票システムについても、ユニオンができたらどうなるかなどについても、すんなり理解できる。あれは本当に勉強になったなと思う。
それにプラスして、ミシガンの院生組合のほうが、今のモンタナの教員組合への動きより何歩も先をいった状況だったと思う。どうしても、アメリカの高等教育現場の組合というのは白人主体になりがちなのだが、少なくともマイノリティや外国人により参加してもらうためには、、という議論がかなりなされていたから。ところが、昨日、70人ほどが出ていたと思われるミーティングの場で、見るからにマイノリティだったのは、私だけだった。(この大学ではたいていのミーティングでそういうことが多いのだが、ミーティングの類いにでるたびに思わずほかにマイノリティがいるかどうか確認する癖がついてしまった。)もちろん見かけが白人のようで実はマイノリティ、という人もいるかもしれないから、絶対私だけとは言えないが、私が唯一、明らかなperson of colorだった。たぶんあの会場にいた白人さんたちは気づきもしていない人が多いんだろうが、、圧涛Iに白人が多い大学とはいえ、マイノリティで会合にでてきたのがこんなに少ない(私一人かもしれない)、ってことは、マイノリティや外国籍教員たちへのリーチアウトがいまいちできていない可能性が高いということなんだろうと思う。こういうことも、今後組合ができたら、うまく改善していきたいのもだ。
しかし、州内の小中高校教員も、ほかの大学、短大教員も皆組合をもっているのに、この大学だけ抜け落ちていたことから、MEA-MFTという教員組合組織が組合づくりのために組織化をこの2年ほど行っていたらしい。
ついに、3月終わりか4月頃、組合をつくるかどうかの投票が行われるということだ。
昨日、組合づくりの経過情報を伝えるというフォーラムがあったので、行ってきた。現状と、具体的な投票やら、組合ができた場合どうなるかなどについての質疑応答的な内容だったが、それによれば、どうやら、常勤教員(テニュアトラック)用組合と、非常勤用組合と二つつくり、両方同時期に投票しようという流れらしい。非常勤と常勤に別組織をつくるのは、いい案かなという気がした。いっしょの組織になってしまったら、おそらく非常勤の声を反映しづらい団体になってしまう可能性が高そうだからだ。
プロ・ユニオンとは言いがたい雰囲気の大学および土地柄ではあれど、経済状況もきびしく、大学の経営も疑問符がつくこともふえていることから、今度の選挙で組合ができる可能性は高いかなあという気もするのだが、、果たしてどうなることか。
ところで、昨日のミーティングのときに会場から発言していた非常勤講師のひとが、「自分はミシガンの院生ユニオンでプレジデントをしていたが、、」と言っていた。私がいたよりはだいぶ前の時期のことだったんだろうと思うが、今度話しかけてみるかな。さすが、ミシガンの院生組合時代に慣れているだけあって、効果的な発言をしていた。プレジデントだと、大学アドミニストレーションとのバーゲニングなどにも参加していただろうし。私もあの時代に、大学側との交渉などに出たりしていたこともあって、今回のユニオンの投票システムについても、ユニオンができたらどうなるかなどについても、すんなり理解できる。あれは本当に勉強になったなと思う。
それにプラスして、ミシガンの院生組合のほうが、今のモンタナの教員組合への動きより何歩も先をいった状況だったと思う。どうしても、アメリカの高等教育現場の組合というのは白人主体になりがちなのだが、少なくともマイノリティや外国人により参加してもらうためには、、という議論がかなりなされていたから。ところが、昨日、70人ほどが出ていたと思われるミーティングの場で、見るからにマイノリティだったのは、私だけだった。(この大学ではたいていのミーティングでそういうことが多いのだが、ミーティングの類いにでるたびに思わずほかにマイノリティがいるかどうか確認する癖がついてしまった。)もちろん見かけが白人のようで実はマイノリティ、という人もいるかもしれないから、絶対私だけとは言えないが、私が唯一、明らかなperson of colorだった。たぶんあの会場にいた白人さんたちは気づきもしていない人が多いんだろうが、、圧涛Iに白人が多い大学とはいえ、マイノリティで会合にでてきたのがこんなに少ない(私一人かもしれない)、ってことは、マイノリティや外国籍教員たちへのリーチアウトがいまいちできていない可能性が高いということなんだろうと思う。こういうことも、今後組合ができたら、うまく改善していきたいのもだ。