ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

全米女性学会に行ってきた

2007-07-03 07:12:19 | フェミニズム
先週末、イリノイ州セントチャールズで開かれた全米女性学会に行ってきた。

このセントチャールズ、シカゴからクルマで約一時間というふれこみだったのだが、、遠かった。オヘア空港経由の道だったので、よけい渋滞もあって時間がかかったのだが、帰りは別の道をとおって、渋滞がなかったにも関わらず、やはり一時間半近くかかった。もうちょっと、せめて空港から近い場所でやってくれたらいいのになあ。

会場ホテルのウェブサイトを見る限り、新しくて豪華なリゾートホテルを想像していたのだが、まずホテルの建物らしきものが見えたときの同乗者たちの感想は「色が違う~!」もっときれいな白っぽい建物を想像していたのだが、黄色というか、薄茶というか、、そんな色で、いかにも古い感じ。ホテルの中も、どことなく古さが漂う。「古さ」といっても、伝統的なステキな古さではなく、中途半端な古さ。

ホテルは、一昔前に流行したような、どーんと屋内と屋外がつながったプールがあり、それを中心にして建てたホテル、、という感じ。ホテルじゅうがなかなかの塩素臭さ。そして、どこか冴えないレストランやバーなど、いかにも「中西部の田舎にあるリゾートホテル」という感じだった。

ホテルに着くやいなや、ベッド二つの部屋を予約したはずが一つしかないことでホテルの人に大文句。二つの部屋に変えてもらったら、その部屋はとんでもなく遠いところにあって、しかもモーテル6みたいな雰囲気で狭い。仕方ないので、元々の部屋にエキストラベッドをいれてもらうことにした。むこうのミスなのでベッドはタダにしろ、、と交渉。とりあえずタダにすることには成功した。しかし、去年サンノゼに行ったときもまったく同じことが起きたし、最近学会のたびに部屋では問題が発生するなあ。後できいたら、同じような問題が発生していた人たちがけっこうたくさんいたとのこと。

私はこの学会に来たのは初めてだったのだが、今まで行った学会より、さすがに「運動」色が残っているなと感じた。来ている人たちの雰囲気も、サメ[ティブな感じだし、よく世間の学会でみるような、出世するんだぞーという意欲満々でネットワーキングしているタイプの人たちが目につかない、というのはいいことだ。
でも、それでも運動色はだいぶ薄まってきてしまった、、という話ではあった。
場所の悪さか、時期なのか、それともこの学会がいつもそうなのかわからないが、人類学会やアジア研究学会などと比べ、本などを売るブースエリアもこぢんまりして、きている出版社も少なかった。

とりあえずはセントチャールズと学会全体の印象ということで、パネルについては、また別エントリにて。