ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

テレビを箱に隠すワケ?・ntertainment Centerの不思議

2006-05-23 12:03:03 | 日々の出来事、雑感
ラジオ目覚まし時計で、アメリカのホテル関係の話になったので、もうひとつホテルネタ。

アメリカの、わりとまあまあなランクのホテルや、高いホテルに泊まると、必ずといっていいほど、テレビが木製の巨大な箱の中に隠れている。テレビはどこ?と一瞬思うが、この洋服ダンスのようにも見える巨大箱の扉を開けると、ようやく出てくるわけだ。いちいち扉を開けたりするのが面唐ノ感じ、いったい何のためにこんな箱の中にテレビをいれなくてはいけないのか?と考えてしまう。

これが、Motel 6 とかSuper 8 Motelとかの安いモーテルとかだと、テレビは箱に入っておらず、むき出しで部屋に置いてあるわけだ。ということで、あのテレビ箱は、高級ステータスのサインでもあるようだ。

このテレビ箱は、Entertainment Centerと呼ばれているようである。テレビのみならず、ステレオなどの機械ものが一気にはいるといいらしい。アメリカのケーブル局でよくやっている、インテリア改装番組の類いを見ていると、改装の時に「この部屋にEntertainment Centerを作ろう!」とデザイナーが言うと、家の持ち主(あるいは改装活動をする人たち)たちがひどく喜ぶ、という展開が多い。どうやら、アメリカ人にとって、Entertainment Center はあこがれでもあるらしい。階級を表す指標になっているんだろうか。

同時に、テレビや、ステレオの類いは、むき出しのまま置くべきではない、という価値観があるようでもある。テレビはむきだしは駄目で、コンピュータはなぜいいのか、と不思議でもある。日本の場合、テレビ=ステータスであり、部屋の真ん中にどーんと置く、という時代もあったし、今は液晶やプラズマで、やはり格好よく部屋にディスプレイ、、って感覚のように思う。

アメリカも液晶やプラズマに変わってきて、Entertainment Centerも廃れてくるのだろうか。。
それにしても、あのテレビ箱、部屋の角には置けないし(扉が広く開かないから)、今度は箱がどーんとステータスシンボルとして部屋のど真ん中に、、ということになる。邪魔くさくないんだろうか。。アメリカンカルチャー、わかりやすいようで、わかりづらいぞ。。