ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

アメリカ大学生の自立?と卒業大変問題その3

2006-05-20 23:15:41 | 大学関係
コメント欄でこんなサイトへのリンクをいただきました。
「欧米の大学生は本当に自立しているのかの巻』なんだそうだ。
http://mazzan.at.infoseek.co.jp/lesson14.html

「アメリカの学生は本当に学費を自分で払うのか」
学部生に関していえば、ピンキリだが、高校卒業したてで大学に入ってきた子たちの場合、自腹ってのは少ないんじゃないかな。軍で働いている学生たち(テレビコマーシャルで「陸軍に入れば大学に行かれる!」というのをとくに最近必死に流していて、嫌な感じなわけだが。)の場合は、軍払いだったりする。

9月に、大学が始まると、入寮する大学一年生を送る親たちの車で、街が大渋滞したりする。親が送って、引っ越し手伝いして、入寮したら部屋に足りないものの買い物に一緒に出かけ、どっぷり親がいろいろなものを買ってくれて、、というパターンがミシガンでは毎年繰り返されていた。そのため、入寮時期は近所の店が著しく品薄になるという、、買い物にいってはいけない週、と何年かのうちに学んでいったものだ。この場合、学費どころか、親にいろいろお買い物をしてもらっているわけだよね。

というわけで「アメリカ人で学費を全部自分で払ってない人もけっこういる」ってのは本当なのではないだろうか。

「アメリカの州立大学の場合、高校での成績と適正テストがある程度の基準に達していれば、ほぼすべての人たちが入学できる」ってのは、ちょっと誇張だなあ。。州立大学にもいろいろあって、入学基準がかなり厳しいところもあるからね。州によってもャ潟Vー違うだろうし。それと、エッセイやら課外活動やらも重要なはずです。高校の成績と適正テストだけだったら、社会人入学生について判断しづらいしねえ。

「欧米の大学は卒業するのが大変というけれど」の項目。
 これは、ヨーロッパの大学に関する統計をもとに「欧米の大学」として一般化しているのが問題だろう。ヨーロッパとアメリカはシステムがまるで違うし。。ついでに、アメリカの大学に25歳以上のものがある程度のパーセンテージをしめている、ってのは、別に大学を終えるのに時間がかかっているわけではなく(そういう人もたまにはいるかもしれないが。あるいは休学中の人とか)、社会に一度出てから、大学に戻ってくる層がかなりいる、ということだろう。この統計がどういう大学を対象としているのか謎だが、コミュニティカレッジとか、社会人学生が多い地元密着型の大学などもはいっていたら、ますますそういう層は多いだろう。
 この記事の中でも、アメリカはリセットボタンがきくとか言及しているのに、ちょっと矛盾してるような。アメリカの大学、学費けっこう高い場合も多いし、永遠に在学しようものなら、お金がいくらあっても足りないぞ!

なんとアクセスランキング1位!

2006-05-20 11:39:18 | ブログについて
昨日のアクセスが多かったせいで、なんとAOLのダイアリーランキングトップになってしまいました。
http://diary.jp.aol.com/applet/ranking

こりゃ、記念すべき事態だわ。。

しかし、「『アメリカの大学が卒業が難しい』神話」エントリーが、(私のブログにしては)この爆発的アクセスを引き起こした理由を考えちゃいますね。なんでだろー。やはり教育関係のことって、自分の経験と直結するから熱くなるんだろうか。それとも、自分の教育にプライドをもつ人、そしてクリティカルな人と、いづれにせよスタンスをとりやすい問題だということなんだろうか。

なのに、教育基本法の問題とかについては、世間的にそう熱くなっているように見えないのはなぜだ~!とも思ってしまうのだった。

アメリカの教育関連問題は、いろいろ考えさせられることが多いので、これからも書いていこうと思ってます。