午前5時、第4回目の薬剤散布開始です。風が強い予報ですが、朝は穏やかで、微風で、散布には問題無い。昨日に引き続きスピードスプレーヤーの登場です。
「ふじ」の花は満開になりました。前回の散布は5月4日で、まだ、花が咲く様子ではなく、今回が開花直前の散布に当たりますが、直前を通り越して満開状態になりました。ここにきて、天気が続き、気温も高い日が続き一気に咲きました。
今回は殺菌剤のみで、いつも通り海草エキスを加えての散布です。
散布していると、花びらがスプレーヤーのファンで吹き飛ばされて花吹雪が舞っていました。
8時頃までは予報が外れて今日一日大丈夫か？と思いましたが、徐々に風が吹いてきました。午前9時頃に風が強く散布に影響が出てきたので中止。明日に順延です。天気予報は当たっていました。仕切り直しです・・・。
今日は曇りで時折小雨、風は微風。「ふじ」の中心花がほぼ開いてきました。ここのところ、気温が高い日が続いて開花の足踏み状態が解消しました。そこで、授粉するのですが、今年は溶液授粉を初めてやってみることにしました。
溶液授粉は花粉を寒天とグラニュー糖を煮詰めた溶液と混ぜたものを水に溶かしてスピードスプレーヤーで散布して授粉するやり方です。
先ずは寒天とグラニュー糖を煮詰めた溶液に純花粉(葯から濾した花粉）を溶液となじませて、ペースト状にする。
ペースト状になったら少し溶液を加えてトロトロになるようにする。
溶液に混ぜて準備完了！
スピードスプレーヤーに投入。花粉は水に溶かせば45分くらいで発芽しなくなるので直ぐに散布しなくてはならない。
午前中は風も無く、丁度良い・・・。スプレーヤーのファンを低回転のモードにして走行スピードは５km/hで散布しました。
散布は午前中で「ふじ」全部に溶液授粉完了です。今年初めての試みなので,どうなるか楽しみです。なんといっても授粉の作業時間の短縮出来オルのが良いのですが、結果はいかに・・・。
今日も岩木山が綺麗で、ついつい眺めてしまいます。最高気温が21℃で風は穏やかです。
「ふじ」の花はこんな状態です。今日にニュースでは黒石市にある地方独立行政法人産業技術センターりんご研究所の「ふじ」が開花宣言したようです。「ふじ」の発芽から開花までの日数が、一番遅いそうです。暖冬少雪で生育が進事と思いきや、その後の低温の日が多かったのが 影響したものと考えられます。
我家でも日当たりが良く、風当たりが少ないところは咲いてきていますが、授粉するにはまだ早い。
そこで、花が早い品種の花粉を採取して授粉の準備する。貯蔵花粉はありますが、「王林」や「ジョナゴールド」に使っていたので、足りなくなるということで、「王林」の花を採取する。
風船状で開きかかったものや、開いていても花粉が葯から出ていないものを摘み取っていく。
このように、日陰に置いた木箱に入れておく。
採取した花はこの、葯を採取する機械にかけます。
花をこの中に投入。
葯を落した花びらを排出。
下のトレーに葯が落ちています。
これを網で通します。
通したものです。これを乾燥させたものを授粉に使います。
本人登場です(^^ゞ。
機械にかけられて雄しべが落ちた花です。この葯が落ちた花はりんご園にばら撒いて土に返します。「ふじ」の授粉の準備完了です。
今日は一日中天気が良く、最高気温が21℃まで上がる。4月27日に苗箱を置いた、苗代にいって苗の状況を見る。今日で11日目で、緑になってきて、気温が上がるのでビニールを開けて外気を中に入れてやる。気温が高くなる日は外気を入れて、苗を丈夫にするために外の空気に慣らす。
苗は順調に育っています。
ちょっと生育にバラツキがありますが、昨年に比べて良い状態です。夕方になればまたビニールを被せてやります。丈夫な苗にするために気温が高い日には換気をしていきたいと思います。
今朝は風があまり無く、微風なので、中心花が開いてきた「王林」と「ジュナゴールド」に授粉をする。
「ラブタッチ」という器械で、白いタンクに花粉を入れて、それをコンプレッサーで毛バタキのようなノズルから花粉を飛ばし授粉します。昨年採った貯蔵花粉と増量剤の石松子（せきしょうし）といって、ヒゲノカズラというシダ類の胞子をピンクに着色したものを混ぜてタンクに入れます。
このように、花をなでているようにして授粉していきます。ただ皆に付けるわけでなく、枝先や花叢の弱い物や枝の背と腹に着いた花は省いていきます。つまり、摘果で落ちされる部位の花には花粉を付けず、主に、中果枝、短果枝でも花叢の葉が多い物を中心に授粉していきます。
昼頃になると、あんなに青空が広がっていたのが雲で覆われた空になって、雨が降り出してきました。雨が降っては授粉出来ませんので、午後は「王林」の新梢に着いた花を摘み取っていました。りんご園はりんごの花が咲いて、一年で一番綺麗で華やかな時期に入ります。
りんご園に行く前です。家の裏の桃の樹です。
桃の花が丁度満開で、見頃です。青空とピンクのコントラストがとても良い。
さて、こちらはりんご園です。今朝は雲一つ無く快晴でした。
この樹は授粉樹ですが、今が丁度見頃です。
授粉樹のミクロマルスが満開で、りんごの各品種に花粉を飛ばして授粉に一役買っています。
「ジョナゴールド」の花が咲いてきました。
我家で一番古い「王林」の樹です。
「王林」も丁度中心花が咲いて、丁度授粉するのに良い。
「ふじ」ですが、まだこんな状態です。昨日からあまり気温が上がらず、今日の最高気温が16℃で、明日も最高気温が15℃の予報で開花までもう少しかかりそうです。冬に雪不足で生育がかなり進だろうと思っていましたが、ここにきて、なんと平年並みになってきました。本当に今年の気候は変です・・・。
授粉樹の花も咲き始めました。この樹は「ミクロマルス」という授粉するためだけの樹で、「ふじ」の開花に合う品種です。丁度今咲いて、ふじの中心花が咲いた時には満開状態で授粉が期待できる。でも、それ以上に花がとても綺麗なので鑑賞にも良い。
この畑は4月26日に丸葉台木に接ぎ木して苗木を作ったものを植えているところです。
出来るだけ高い位置に果台の枝を接ぎ木して作って、丸葉台木で、早期結実とわい化が期待出来る。最初から素質が良い部位を接ぎ木するので、なんといっても管理が楽になることを期待しています。俺の持論ですが・・・。前にこのようにして作った樹が有りますが、3年で初成りしています。今回は接ぎ木の位置をもっと高くしています。
ここのところ、気温が上がっているのでようやく発芽しました。どのように育つのか楽しみです。
今日は曇りで風は微風。昨日夏日の影響でりんごの花が咲き始めました。「王林」や「ジョナゴールド」の花が咲いてきました。
今日は3回目の薬剤散布をする。「ふじ」の花ですが、まだ、花叢の弦が離れていない物が多く、開花直前の薬剤散布にはまだ早い。弦が放れていない状態に散布すると、くっついている面が無散布状態だ、そこに雨や湿度の関係で黒星病の弦感染があるので、弦が放れた状態で散布したい。でも、前回の散布から10日経っているのでつなぎの散布になる。
今回の散布は「ふじ」の中心花が風船状になる前に黒星病から葉を保護する為の散布だ。
今回は殺菌剤のみで、あとは海草エキスを加えての散布だ。次は5日後の9日に開花直前の散布にしようと思っているけれども、花の状態と、天気予報で、散布計画が変わる。今の時期の防除は本当に難しい。なんとしても初期の感染を防ぎたい。
今日は時折日が差して、風は弱かったので、まずまずの散布になった。午後になると少し風が出てきた時間帯がありましたがそれほど問題にならない。
午後3時前、散布が無事終了です。今後の天気予報を見ると、気温があまり上がらず、雨の日が多くなりそうなので、次の散布は早まりそうだ。毎日天気予報とにらめっこだ・・・。
今日は気温が上昇して、一気に夏日となりました。最高気温が27.5℃でした。稲藁は昨日で畑に運んでしまい、田圃がスッキリしました。
風は弱く、田圃に肥料を撒くには丁度良い。7時前から始めて、9時には終りました。朝から暑かったです。水を飲みながらの作業でした。とりあえず肥料は撒いてしまいました。明日は3回目の薬剤散布です。今の時期は田圃にりんご園にとても忙しい時期です・・・。
