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我家で一番古いわい性台樹

2020-07-10 22:35:41 | Weblog

今日も昨日に引き続き天気が良い。昨日と違うのは気温が高く、湿度も高く蒸し暑い一日でした。

「ふじ」の袋かけをやっていますが、丁度、我家で一番古い「ふじ」のわい性台樹に袋を掛ける。見た目は丸葉台樹のように見えますが、わい性台木のM26で37歳です。農家を初めて間もない頃に試しにわい化の木を植えた物で、当時は20本有ったのが、腐乱病などでダメになったり、間隔が近いので間伐したりして最後に残った1本です。主幹に腐乱病の治療の跡がありますが、再発はなく、健全で、毎年多くの実を成らせてくれます。

殆ど中心果がしっかりしていて玉も揃っています。

徒長枝は成らせるりんごに当たるものや、日陰を作る箇所を切り落とすだけで、あとは放っておきます。最低限の所を落すだけです。

袋の数は650枚で、今年は昨年よりやや多いです。わい性台樹の老木ですがまだまだいけると思います。

先ほどの徒長枝のことですが、よく、きれいに挟んでしまい、その他に邪魔になる枝まで鋏んで樹の下に盛り上げている人が多いのですが、おらは勿体ないと思います。折角伸びた枝で次の年の成り枝になるものを盆栽のごとくスッキリさせてしまうということは、樹にとっては体の一部を切り落とされたと言うことで、また葉を出そうとして徒長枝を出します。出るとまた切ります。その繰り返し・・・負のスパイラルです。切り落とした枝は片付けなくてはならないし、葉の数は少なくなるので、着色にも影響するし、充実した次の年の花芽が期待できない。

この枝は背中の立枝を切り落とさずに放置しておいたものです。

昨年の腋芽が頂芽になりました。放っておけば邪魔にならない。昨年の腋芽から葉っぱが5~10枚このスペースに出てくれるので、場所をとらず葉の枚数を確保出来る。全然邪魔になりません。これが隔年結果のリスクを少なくするキーワード。樹にとっては手を加えるというのは迷惑千万、あまり手を加えない方が良いと思う。全く手を加えないというのは無理だとしても最低限に留めておく方が良い。時には見守りが大事、静観がいいですね・・・。

袋かけの合間に田圃へ・・・。

稲の株が丈夫になってきましたが、中干ししてから5日目で、土が乾きません。雨の日が多いのでどうにもなりませんが・・・。明日から梅雨前線の北上で天気が崩れて大雨になる予報です。あまり降らないで欲しいものです。

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