薬剤散布日が8月3日の予定なので夕方にハダニの予察をしに共同防除の組合員の園地15か所を自転車で回ってチェックする。遠く離れt所はないので自転車で十分です。予察は5回目の薬剤散布の時からやっています。我が共防では昨年から第1回目の散布のハーベストオイル以外の殺ダニ剤は一切使っておらず今シーズンも使っていません。
目の高さの新梢の葉を摘み取ります。
そしてルーペでチェックします。久々に本人登場です(^^ゞ。
全園地を見たところ今回もハダニに被害は確認されず、よって今回も殺ダニ剤は使用しません。予察してみましたが全園地には全くハダニ(特に我が地域はナミハダニ)はいない訳ではなくその天敵のカブリダニが多くいるのでいたとしても抑えてくれています。9年前からハダニに関して指導機関から指導いただいて天敵のカブリダニの存在を知り、それらに影響のない剤で防除してきた結果りんごに悪さするハダニの密度を減らしカブリダニが増えて昨年から効果が見えてきたと思う。それには薬剤の選択だけではなくハダニやその天敵の居場所を残すようにやってきた。それは草をマメに刈らない。少し高がりをする。除草剤をなるべく使わない。使っても広範囲に使用しないことを組合員が理解してくれた事だ。本当に心から感謝している。我が組合は10件ほどの小さい組合でしかもりんご園が同じ町内にある事が幸いしている。私は共防の防除担当でやっていますが成功して当たり前、失敗は許されないので責任重大です。なるべく少ない薬剤で安全にしかも効率よくコストダウン出来るよう情報収集してやっています。