後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

田中一村の絵画を連想させる熱帯植物の姿

2015年03月01日 | 写真
田中一村は奄美大島に移り住んでその地の植物や鳥や海の風景を描きました。
その圧倒的な情熱と絵画の緻密さには人間を超越した何ものかを感じさせます。
小林昭幸著、「神を描いた男 田中一村」(中公文庫)という本があるそうです。題目に同感します。

私が温室の熱帯植物が好きなのは何かこの世のものでない存在を感じるからです。そして田中一村の絵画を思い出すのです。
まず一村の絵画を一点示します。それに続いて、先日、新宿御苑の温室で撮った植物の写真をお送りいたします。お楽しみ頂けたら嬉しく思います。
一村の絵の出典は、http://blog.goo.ne.jp/noroya1/m/200612 です。









宗教に何故、宗派や派閥が出来るのでしょうか

2015年03月01日 | 日記・エッセイ・コラム
いきなりお葬式の話をして恐縮ですが、数年前に創価学会の会員だった方のお葬式に出席したことがありました。
そのお葬式ではいわゆる僧侶が来ないで故人の住んで居た近所の創価学会の地域責任者と数人の会員が読経をするのです。そして故人を日蓮様の助けをかりてお釈迦様のもとへ送り出すののです。ようするにお寺とか日蓮正宗とは関係なく平信徒が読経して故人をお釈迦様のもとへ送り出すのです。
わたしは感動しました。キリスト教の無教会の信者と相通ずるものを感じ感動したのです。
私は宗教を信じようと感じる時、常に始祖のお釈迦様やキリスト様はどのように教えていたかを考えます。宗派の独自な教えにとらわれないようにように心がけたいと思います。
しかし人間は弱いものです。つい宗派の教えに寄りかかって、その宗派の絶大な組織の中に安心感を見出すのです。私の場合はカトリックの世界的な組織です。
話を創価学会のお葬式に戻します。感動して帰宅し、何故、創価学会が日蓮正宗の寺院組織から離れて独立したかを調べてみました。ガッカリしました。創価学会と日蓮正宗の寺院組織戸の間の権力闘争の結果わかれたのです。創価学会が寺院組織を離れ、お釈迦さまの教えを直接信仰したいから独立したと一切書いていないのです。
それを見て私は現在の創価学会は日蓮宗から別れた新しい仏教の宗派だと考えています。
こんな事情をみると、「宗教に何故、宗派や派閥が出来るのでしょうか?」と疑問が解けるがようです。
原因は下の二つの理由が複雑に重なり合っているのです。
(1)宗教組織を作ってこの世の生活や政治を支配したい。
(2)信仰者個人は集団で祈ると、その祈りが神へ届くような気がする。
上に書いた(1)は創価学会が公明党という政党を持っていて、その政党が現在、政権与党であることをみれば、これ以上、説明の必要がありません。
さて(2)は間違いでないような気がします。これからカトリックの教会に行って集団で祈ります。その方が自分の信仰が強くなると私は信じています。
さて皆様はどのようにお考えでしょうか?ご意見を頂けたら嬉しく思います。
ところで私は三十三間堂の仏像を見るとお釈迦様の本当の教えを考えるようになります。何故かは分かりません。そこでその写真をお送り致します。出典は、http://find-travel.jp/article/536 です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)