後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

満開の櫻を見ながら食事を楽しめるイタリアン店、ピエトロ

2015年03月30日 | 写真
このお店は国立市にあります。桜が満開になると毎年一回必ず家内と昼食を食べに行きます。今日はそのテラス席でイタリアンを食べながら満開の櫻を楽しみました。料理も美味しいです。
詳しくは、http://www.pietro.co.jp/restaurant/tokyo/39.html をご覧下さい。
写真は今日撮ったものです。





満開の小金井桜と国立大通り桜と旧鉄道学園の桜をお楽しみ下さい

2015年03月30日 | 写真
今朝はすっかり晴れ上がりました。9時30分に家を出て小金井公園、国立大通りと國分寺に昔あった旧鉄道学園の3ケ所の櫻の写真を撮りに行きました。
最後の2枚の写真は旧鉄道学園の構内に植えてあった桜の古木の写真です。
最近の人々はここに広大な旧国鉄の鉄道学園があって電車がぐるぐる走り回っていたことを知りません。桜の古木だけが往時の名残です。現在は広い公園になっています。
昼食は桜の時期に必ず行く国立市のピエトロという名前のイタリアンのテラスで桜を見ながら食べました。桜が満開で暖かい日だったので家内もご機嫌でした。
櫻の写真をお楽しみ頂けたら嬉しく存じます。

この写真からの3枚が小金井公園の桜です。





この四番目から五番目、六番目の3枚の写真は国立市大通りの桜の写真です。





上と下の写真は旧鉄道学園の構内に植えてあった桜の古木のです。





混迷の内戦続く中東アラブ諸国を見放すアメリカと新たな型の戦争

2015年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム
経済力と軍事力を急速に伸展させている中国とロシアに対抗することがアメリカの安全保障の第一の急務と考えるのが一番合理的な考え方です。
従って中東の内戦はどのような結果で終着してもアメリカにとって比較的に重要ではありません。その上、中東の内戦の原因は欧米的な考え方の理解を越えたアラブ文化にあるのです。
アメリカ人もヨーロッパ人も嫌気を感じ、中東から一切手を引く考えが次第に強くなっています。
そんな折りにサウジアラビアとペルシャ湾岸諸国やヨルダンの連合軍がアメリカ抜きでイエメンのシーア派の反体制派を空爆したのです。反体制派は同じシーア派の大国イランの支援をうけています。大国のサウジアラビアと大国イランの代理戦争になりつつあるのです。
これは全く新しい型の戦争です。従来の中東での戦争には必ずアメリカやロシアが干渉してきたのです。
中東の内戦がアメリカやロシアの干渉なしでアラブ諸国同志の熾烈な内戦の様相になってきています。それにイスラム国の台頭が一層混迷を深めています。
これが大きな歴史の流れと私は感じています。
アメリカは今迄のいきがかり上で、今後も小規模の軍隊を中東に派遣するでしょうが、最終的にはベトナムの場合のように完全に撤退するでしょう。
それではここでもう一度、中東地域の拡大図を見てみましょう。

中東拡大図の出典は、http://blog.h-h.jp/investnews/?p=283 です。
こような図をみると国境が明確で、それぞれが独立国のように理解されがちです。しかし、次の図のシーア派とスンニ派の分布図をみると国境線の意味が曖昧に感じられます。

シーア派イランやスンニ派ソウジアラビアなどの宗派分布図の出典は、http://on-linetrpgsite.sakura.ne.jp/column/post_257.html です。
この宗派の分布図には示してありませんが、それぞれの国々にシーア派とスンニ派が混在しているのです。それが内戦の様子を一層複雑にしているのです。
以下に最近のニュースの抜粋を引用いたします。
「湾岸のアラブ諸国 イエメン反体制派を空爆」3月26日 19時09分
中東イエメンで、首都サヌアを掌握し大統領と対立している反体制派の武装勢力に対し、隣国のサウジアラビアなど湾岸のアラブ諸国が空爆を始め、イエメン国内の紛争に周辺諸国が介入して中東地域がさらに不安定化する様相を見せています。
中東のイエメンでは、首都サヌアを掌握している反体制派のイスラム教シーア派の武装勢力に対し、26日、スンニ派の隣国サウジアラビアなど湾岸のアラブ諸国が空爆を始めました。
サウジアラビアはじめ湾岸の5か国は26日、「イエメンのハディ大統領の要請に応じて反体制派の武装勢力に対し、イエメンとその国民を守ることにした」とする共同声明を発表しました。サウジアラビアの国営通信は、軍事作戦はサルマン国王が指示し、合わせて10か国が参加していると伝えています。(NHKニュース:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150326/k10010028281000.html などより。)
一方、イエメンのサレハ前大統領は1970年代から長期にわたって軍事独裁政権を維持していましたが、アラブの春をきっかけに国内で反政府運動が高まり、2011年に大統領を辞任しました。その後、副大統領だったハディ氏が大統領に就任し、現在まで政権の座についていました。ハディ政権は、中東諸国と米国との間でバランスを取る戦略を採用しており、イスラム系国際テロ組織アルカイダに対する空爆を認めるなど、米国にとっては、中東情勢のカギを握る国とみなされてきました。
 しかし、2015年1月19日、イエメン国内のイスラム教シーア派に属するザイド派民兵組織が武装蜂起し、大統領官邸や主要メディアを制圧するという事態になりました。ハディ大統領は22日、辞意表明を行い、武装蜂起はクーデーターに発展しており、先が見えない状態にあります。・・・以上は、The Capital Tribune Japan「イエメン情勢が急速に悪化、国際政治に極めて大きな影響も」、The Page、ー気になるニュースわかりやすくーより。・・・・・
ここで重要になってきたのが湾岸協力会議です。
加盟国は、アラブ首長国連邦・バーレーン・クウェート・オマーン・カタール・サウジアラビアの6カ国です。しかしアラビア湾に面するすべての国が加盟しているわけではありません。イラン及びイラクは、現在非加盟だが、イラクは湾岸戦争前までは準メンバーであり、イラク戦争後から加盟を希望しているのです。イエメンは、2009年末現在、加盟交渉中であり、2016年までには加盟する意思を見せている。また、同じ王制国家であるヨルダンとモロッコの加盟も交渉中です。
いずれにしても中東情勢はますます複雑怪奇な様相になりその戦乱は数十年続くような感じがします。従って欧米諸国は自分の国の中にだけいるイスラム過激派を徹底的に弾圧し、排除する活動を強化し、中東地域からは撤退することになるでしょう。そして欧米諸国は過激派の暴力を武力で排除するために社会が右傾化しつつあります。アメリカと強い同盟関係にある日本はこの歴史の流れに同調するのは当然です。それは事の善し悪しを越えた歴史の必然です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)