後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「マグノリアの競演をお楽しみ下さい」

2015年03月23日 | 写真
今日は久しぶりにマグノリアで有名な京王フローラルガーデンへ行き、いろいろなマグノリアの花の写真を撮ってきました。
マグノリアは西洋で品種改良された木蓮で鮮やかな色彩の花になっています。種類はモクレンやコブシと同じです。勿論、日本で品種改良されたものもあります。
昔、ドイツに住んでいた頃によく見たモクレンは色が濃かったので色彩の強いものを私はマグノリアと呼んでいます。植物学的には皆同じだと思っています。
それはさておき先程撮ってきた写真をお楽しみ下さい。













「この花咲き匂う春の陽に何を憂える?」

2015年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、武蔵野公園で撮って来た花の写真をお送りします。
順々に、紫木蓮、ミモザ、ミツマタ、レンギョウとミツマタ、そしてコブシとミモザの5枚の写真です。
それでは私が憂えていることを書きます。それは日本の社会がさきの第二次世界大戦の筆舌に尽くせない悲劇の数々を忘れ去ろうとしていることです。そうして戦争も辞さないという風潮が静かに、しかし着実に強くなってきたのです。
そこで私は戦争が人間を悪魔にすることを、そして最悪の悲劇の数々を忘れないようにと祈りながら以下のような連載記事を書いてきました。この3種類の連載記事の目的はすべて同じなのです。戦争の悲劇を忘れないでくださいという祈りなのです。
三種類の連載記事以下の通りです。
「戦争を絶対にしない決心の為に」(1)、(2)、(3)、(4)という連載記事を書いてきました。そして「ドイツ人の真摯な反省として有名な演説、「荒野の40年」」、その(1)、その(2)、その(3)その上、更に「モンゴル民族をもっと知る」(1)から(6)まで書きました。
以上のことを書こうと思いつつ、今朝の新聞を見ていたら天皇陛下と美智子皇后が昔、南漠の果てのペリリュー島で戦い、生き残った海軍の兵士(95歳)と陸軍の兵士(93歳)を皇居に招き、激戦から玉砕にいたる話を聞き、ねぎらわれたという記事を見つけました。
今朝の読売新聞38面トップに写真入りでかなり大きく出ていました。陛下と皇后は戦死した1万人の日本兵の鎮魂の為に、25日からパラオのペリリュー島を訪問するのです。詳細は省略しますが、この記事は感動的な内容です。どの新聞にも出ていると思いますので是非、詳細をご覧下さい。
戦争の数多くの悲劇の一つ一つを心に刻み、残された者の悲嘆を心に浮かべ、その悲しみに寄り添うのが平和を守る一番重要なことです。
天皇陛下と皇后陛下は沖縄を訪問して戦死者の慰霊碑の並ぶ岬に立ち、鎮魂の祈りをしました。毎年、8月15日の終戦記念日の追悼式は欠かさず出席し心のこもったお言葉を述べています。
この姿は、戦争の罪を認めたヴァイツゼッカー元大統領の演説、「荒野の40年」の精神と同じなのです。絶対に戦争はしないという結意が強く流れています。しかし日本とヨ-ロッパの文化が違うことで表現方法が違うだけです。この違いについては稿をあらためて書いてみたいと思っています。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)