後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

人間をとりこにする水の美しさ、不思議さ

2015年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム
一生を通じてとても重要に感じている趣味を二つ持っていました。
その一つは甲斐駒岳の麓の山林の中の質素な小屋へ通う趣味です。始めてから42年になります。私の趣味の中で一番長続きしたものです。
そしてもう一つは49歳から始めて75歳まで26年間続いたヨットの趣味です。
その趣味が長続きした理由はヨットの不思議な動き方と、たよりないヨットの上から見た水の美しさでした。霧を通して弱々しい朝日を反射している水面の風波。何処までも深い群青の海のうねり。そして人間の儚さを感じさせる夕陽に映える水の広がり。それが私をとりこにして、気がついたら26年もヨットに毎週のように通っていました。
水の不思議さと美しさを語り出したらきりがありません。皆様も水のある風景には数々の忘れられない思い出を沢山お持ちのことと思います。
先日も富士山の山中湖に行きましたら富士山と雪解け水の不思議な関係を想いました。そして忍野村に豊富に湧き出ている雪解け水の美しさに魅了されてしまいました。
会津の磐梯山の湧水のたまった猪苗代湖で今は亡き星野君のヨットでレースに出たことなどを思い出していました。
水のある風景を見るときっと皆様もいろいろな思い出を「連想」すると思います。
そこで以下にこの3月4日に撮った山中湖や忍野村の湧水の写真をお送りします。下は雪に覆われた富士山と山中湖の風景です。

山中湖には川が流れ込んでいません。したがってこの豊かな水は湖底のあちこちから湧き出している富士山の雪解け水なのです。水をよく通し、溶岩で出来た土地の下にある水路のような場所を通って湖底あちこちのから湧き出しているのです。
この山中湖からは流れ出ている川が一本だけあります。桂川と言いますが下流のほうは相模川と呼びます。
この山中湖とは別系統の湧水がそばの忍野村にも8ケ所あります。湧水が美しいので忍野八海という観光名所になっています。

写真で池の底からコンコンと湧きあがっている様子が見られるのです。

八つの湧水池の一つです。金色の大きなマスが透明な水の中を悠々と泳いでいるのが見えます。

これは八つの湧水池から流れ出ている小川の風景です。

美しい小川が忍野村を西の方向へ流下っている風景です、そして村の西の端で山中湖から流れて来た桂川と合流します。
桂川はやがて相模川と名前を変えて相模湾へ流れ出しているのです。相模湾にはヨットの葉山マリーナ、逗子マリーナ、江の島マリーナなどがあり数多くのヨットの白い帆が風に舞っているのです。
それはさておき、忍野八海はまだの方々は是非一度ご覧になって下さい。駐車場が遠方にもありますが遠慮しないで遊水地のそばまで車を入れると至近距離にも駐車場があります。忍野八海の中にある有料の庭園もお薦めのポントです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)