新聞に「小春日和」ならぬ「小夏日和」とまで表現される最近の気候。師走とは思えない暖かさに誘われて地元の酉の市に出かけた。頭上に紅葉がまだ残る鴻神社の参道には夜店も出て、家族連れが多い。小規模ながら縁起の熊手市のほうからは、買い求めた人と売り手との威勢のよい手締め。長い列は豚汁の振舞いや富くじ付きの開運紅白もちを求める人々らしい。賑わいの間を通り抜けて神楽殿に向かう。知人が関係している子どもお囃子を聴かせてもらった。季節感ある風景の中で太鼓や笛の音が気持ちよく耳に入る。何となく流れている日々に、間もなくの新年を呼び込んでいるような響き。残りの12月、”チコちゃんに叱られる”ことのないよう生きなければ。
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