ミツマタの花を見に神奈川県西丹沢のミツバ岳に行く。数年前に栃木県茂木町の焼森山麓でその群生を見て以来の2度目となるが、今度も道中は長い。朝5時台の圏央道は大型トラックがひしめき合い、海老名JCTから接続した東名高速の3車線も平日なのにびっしり。あらためて新東名が必要な訳を知る。ICから降りた一般道は朝の渋滞でノロノロ、いつもの群馬や長野とは違う。丹沢湖に向かう道に入ると車は少なくなり、ほどなく湖畔北西部の駐車場に。すぐの滝壺橋先の登山口から急坂を登り始める。植林された杉林越しの眼下にエメラルドグリーンの丹沢湖、20分も歩くとミツマタが出始めた。登るにつれ、その数は多くなり写真を撮るのも忙しくなる。標高700mくらいで雑木林に変わるころには姿は消え、引き続きジグザグの急登。空が大きくなり、一気に黄色い花の群生の中に入る。山頂標柱の確認を終え、富士山、丹沢湖とミツマタの写真撮り。しばしの後、せっかくだから先の権現山まで足を進める。緩やかに下り、登り返して徐々に標高を上げれば権現山の山頂。眺望なく、オニギリ食べて直ちに往路を引き返す。途中にもミツマタが咲いていたがミツバ岳山頂部にはかなわない。ただ帰りには、やはり富士山は霞んでいた。それでも青空の下、淡い黄色の丸い花とほのかな甘い香りをもう一度。さらに下山の急下降はもったいないのでミツマタをまた何枚もカメラに収める。そして今回のもうひとつの目的は、昨年冬の赤城山で落としたカメラを警察に届けてくれた山ガイドのゲンさんに会って直接お礼を言うこと。ブログで知り、グループ登山中の2組目でお目にかかった。お礼の電話で話をした奥さんにも会うことができて良かった。ふたつの念願かない、思い出に残る山行となった。2018年3月28日(水)/(東名・大井松田ICより40分、世附大橋の先にある二つ目、滝壺橋に近いPを利用)駐車場350m 08:20~登山口08:25~09:30ミツバ岳834m 10:20~11:00権現山1018m 11:20~11:55ミツバ岳12:45~13:55登山口~14:00 駐車場<朝8時の10台程度の駐車場に4番目。不明瞭と言われる登山道、森林伐採部除けば踏み跡は明瞭、但し標示は少ない>
登山口から急登
杉林に出現
山頂部に
山頂 *
丹沢湖