右手の指の付け根に痛みがあって、しばらく力仕事を休んでいる。おそらく腱鞘炎であろうと思う。ここ何日か湿布を続けそろそろ大丈夫かとも思うが、今日も念のために休みとする。映画でも観て時間をつぶそうと思って、インターネットで検索すると11時からフォーラム八戸で『杉原千畝』をやっていることがわかったので出かけることに。買い物を兼ねてである。映画『杉原千畝』は第2次世界大戦当時の実在の外交官をモデルにした映画である。ナチスヒトラーとソ連が不可侵条約を結び、東欧をソ連の勢力下にいれようとする秘密協定が結ばれるもとで、リトアニアの領事代理であった杉原がポーランドなどから逃れてきたユダヤ人にビザを発行し続け、その生命を救った史実を映画化したものだ。当時でもエリートであった外交官が、その地位を危うくしても人々の生命を救うためにがんばった事実は、時代をこえて感動を呼ぶものだ。戦争法が強行され、再び戦争をする国に日本をしようとする勢力が政権を握っている今、この映画が告発しているものは大きいと感じた。
新しい作者の新しいシリーズにとりついた。和久田正明の「八丁掘つむじ風」シリーズの第1巻『月の牙』である。和久田正明は1945年静岡県生まれ、テレビ時代劇の脚本を数多く手がけ、現在は時代小説に専念している。「八丁掘つむじ風」は南町奉行の定町廻り同心という花形同心の活躍を描くものだ、第1作の『月の牙』では同心・成沢東一郎が労咳で病む妻を心配しながら、事件の解決にあたっている。この巻の中で妻は死去してしまうのだが、美形の密偵・お紋との関係など、今度の展開が面白そうだ。とにかく面白い作家、作品を探すため古書店で1冊99円という特価の本で試しに読んでみて、良ければ続けるという方法をとっている。
3月1日。おはようがんす。戦争法強行から5カ月となった2月、「野党5党が選挙協力で合意」というニュースが飛び込んできた。候補者調整はスタートラインに立ったばかりだが、宮城県では民主党側からの要請にこたえて、民主・共産の両党が民主現職で統一することが決まって、今日の「しんぶん赤旗」にもそのことが書かれている。ネット上でも32にの1人区の内、6つで統一候補が決まったと情報が流れているので、残り26。わが岩手でも一日も早い共闘体制の確立がなされることをのぞみたい。3月で対決構図を明確にし、自公と補完勢力を少数派に追い込み安倍政権を打倒しよう。
今朝は、サバの西京味噌漬けを焼いた。塩サバとはちがって味噌が浸み込んでいて味がまろやかである。食事を単調にしないためには色々工夫が必要である。