五木寛之の『親鸞』完結篇(上・下)を読んだ。『親鸞』完結篇は「岩手日報」をふくむ地方紙に2013年7月1日から2014年10月6日まで連載されたもので、2014年11月1日に講談社より発行された。完結篇に先立って、『親鸞』、『親鸞』激動篇が発行されている。私は、学生時代に科学的社会主義に目覚め、基本的に無宗教なのだが、習俗としての仏教の行事や、神道の行事を否定するものではない。先日も、禅宗の開祖の関する小説を読んだが、宗教者の生涯を描いた小説を理解するにはいささか苦労させられる。専修念仏を唱えた親鸞も、その思想を伝えるには相当の苦労があったらしい。作者である五木氏自身が「あとがき」の中で、あくまで小説であること強調しているが、かつて名人の手になる小説によって、その人物と違う人物像が定着してしまったことも多々あるわけで、そういった観点をふくめ、吟味を必要とするのだと思う。
5月29日。おはようがんす。2日がかりで田んぼに水を貯め、各田んぼの水を5㌢以上にして除草剤を散布。以前は、手回しの散布機を使って田の中を歩いたが、今は投げ込み式のものがあるので、すごく楽。田植えとその直後の主な作業を終わって、6月9日告示の町議選に向けて最後の準備をすすめることに。
今朝はミガキニシンとフキの煮物が出た。味は味噌味である。フキに少し苦みがある位の方が、ミガキニシンもくせが強いので美味しいようだ。今盛んにフキが出回っている。わが家の田んぼの周辺のフキもそろそろとり頃だ。