山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『イスラーム国の衝撃』=池内恵著

2015-05-11 07:24:51 | 読書

池内恵著、『イスラーム国の衝撃』という新書を読んだ。大野図書館を物色している時に見つけた本で、2015年1月20日に発刊されたばかりの本である。著者の池波恵(いけうち さとし)は、1973年生まれで、東京大学先進研究センター准教授で、中東地域研究、イスラーム政治思想を専門とする人だ。昨年来、「イスラム国」を名乗る集団が、イラク周辺で様々な残虐行為をしており、なぜこのような集団が生まれたのか、関心はもっていたが中々根本的に解明した書物に巡り合えなかったので、借り出して読んでみることにした。イスラム教については世界3大宗教の1つである位の知識はあるが、その協議がどんなものであるかはほとんど知らない。イスラム政治思想史に「ジハード主義」というのがあって、これが国際展開し9・11事件を起こし、その後、分散型、非集権型に展開していったことなど、著者の研究成果が書きこまれている。同時に、中東では第1次世界大戦、第2次世界大戦などをへて、一応主権国家が確立し、共和制の形をとりながら実際は独裁が続き、「アラブの春」で「民主化」されたかのように見えたが、国家の統制の緩みの中から、ジハード主義を掲げる「イスラム国」が誕生したという解明は、なるほどと思わざるをえない。この地域の平和と安定は、アメリカや有志連合の空爆等では解決できず、地域の自主的な努力によって切り開いていくしかないという感を強くした。国益をかかげ、武力でシーレーンを確保しようというような安倍政権の方向では、日本が危険に巻き込まれていくだけという感を強くした。しかし、この本を読んでも良く理解できない問題ではある。


今日の朝食(5月11日)イナダのカラアゲ

2015-05-11 07:16:20 | グルメ

5月11日。おはようがんす。昨日でロータリー作業を終了。田んぼに水を入れ始めた。今朝行ってみたが、同じ取り入れ口から水を入れる田んぼ4枚の内2枚までしか入っていなかった。この分では、1番したの田に水が貯まって代掻き可の状態になるのは、明日の朝以降だろうと思う。しばらく雨が降らなかったので、田んぼもすっかり乾燥しているようだ。そこで今日は、ごみの処分をしようと思う。ポスターの張替えで出たものや、義父の部屋を掃除した時にでた廃品などが車庫の片隅に積み上げてあるので、燃える物は広域の焼却炉へ、燃えない物は最終処分場に運ぶ。そして午後は水田関係の地域懇談会に出席。

今朝は妻が無事に起き出し朝食をつくった。イナダが安かったと言って昨日買ってきたので、これを3枚におろしてカラアゲをつくった。ホウレンソウのおひたし、サラダ、煮物、豆苗の炒め物といったメニューだ。