やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

シャープ、南京に大型技術供与? しかしーー。

2013-06-27 | 政治・経済
SHARPシャープはすでに中国の電機メーカー・電熊猫信息産業集団有限公司(CEC・PANDA)に 第6世代液晶ディスプレーを売却し、第8.5世代パネル生産の技術提携を交渉していたが、複数メディアの情報では、新型液晶「IGZO(イグゾー)」の技術を供与する方向で最終調整に入ったことが26日、分かった。数百億円の技術料とともに、出資比率に応じた量を引き取る権利を得る。スマートフォン(高機能携帯電話)の世界的な需要に対し、自社生産にこだわらない提携で応じることで経営再建を進める。
シャープは金融支援を受けていることから、大規模な設備投資ができない。
自己資本比率が1桁まで低下しているシャープにとって、投資負担を減らすとともに、IGZO関連の需要を逃さないために生産能力を増強するという二律背反を両立させるには、“虎の子”のIGZO技術を新興国メーカーに供与するのもやむを得ないと判断した模様。

シャープ新社長が株主総会で、業績不振の根源は「おごり、高ぶり、チャレンジ精神の低下、顧客志向の欠如という大企業病」にあると述べた。そして、業容が拡大する中、己の姿を見失い、創業以来の経営理念も「いつしか忘れていた」と振り返り、「すべてを変えて」同社を再生させる覚悟だと語った。と報道されているが、今回の技術供与は大企業病の改善策?