やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

中国の端午節が始まる

2013-06-10 | 社会・風俗
粽子1粽子26月10日(月)から中国では端午節「DuanWw3Jie2」で3連休です。と言っても、土日も出勤で、7日間連続で働いてきたがーーー(-_-;)。

楚(現在の湖北省、湖南省を中心とした地域)の屈原「QuYuan2」の故事に因り、中国では端午節には粽子を食べて祝います。左記写真は昨日、会社事務所で祝った粽子です。
中国の端午節(旧暦5月5日)には、日本の端午の節句(子供の日)の源があり、ネットで見てみると興味深いです。

【端午節】に行われる有名な行事に、ドラゴンボートレース(龍船「Long2chuan2」)があります。
屈原が国を憂い、その想いが届かず、楚の将来を儚んで5月5日に入水自殺してしまった。人々は屈原の遺体を探すために、川に船を出したが、遺体は見つからなかった。屈原の体が川の中で魚の餌になるのはしのびないと考えた人々が、船から太鼓を叩くなど大きな音を立てて魚を追い払らった。それ以降、5月5日は屈原を偲んで川に船を出すという習慣が生まれ、それがやがてドラゴンボートレースとして発展することとなったと言われている。

【粽子】[Zong4zi]を食べるが、屈原の体が魚に食べられないように…という配慮から、大きな音を立てて魚を追い払ったと同時に、魚が空腹にならないように(または、屈原への供養のため)川へちまきを投げたと言う言い伝えに因っている。
粽子の他に、中国ではいろんな食べ物があります。(=中国網で紹介している
中国に元祖(GANSO)と言う台湾系の伝統食品を扱っている店があり、ここの粽子はおいしいです。

端午節は無病息災を祈念する行事であります。中国ではこの時期に薬草を摘み健康を祈願する習慣がありました。中でもよもぎや菖蒲は邪気を払う力があるとされ、菖蒲酒を作って飲んだり、よもぎで人形を作って飾ったりなどしていました。
湖北省秭帰県(しき-けん)は屈原の故郷でもあり、千年の歴史を持つ絵巻のような端午節が展開されるそうです。