がじゅまるの樹の下で。

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【描いてみた】琉球史人物、を、31【キラ男子】

2016年12月24日 | ・琉球史散策/第一尚氏

11月27日(日)にスタートした
澪之助との共同企画、
「琉球史人物キラキラ化企画」第2弾!

 

第2弾 4人目のお題は、

ちょっと例外として、
初の女性キャラ!
百十踏揚(ももとふみあがり)


でした!

 

 

 

 

イメージ台詞
『なんでもお見通し…です♡』

 

キラキラ化、特にこのコラボ企画のやつは、
"これまで描いてきたものとは変える"
"新たな人物像を描く"
というのがルールなので、

麗しくて儚げで、
お姫様の中の姫!!

ではなく、

神女としての姿をベースに、
殿方たちを手玉に取るくらいの小悪魔ちゃん、
だけどちゃんと可愛く!!

を意識しました。

 

理想は何度も言ってるけど
小説『百十踏揚』の彼女なのですがね。

 

髪飾りはザバネから、孔雀の羽。
ハジチは手首まで。

覚醒したら目の色も変わるし
ハジチもより模様がはっきりしてくる
…という設定。

本当はサーダカーらしく
もっとイッちゃってる系にしようかと思ったけど、
怖かったので表情はかわいくしました(笑)

ちなみに、本命の男性は…ヒ・ミ・ツ♡

 

 

百十踏揚をどう描こうかかと考えている時、
3パターンの案がありました。

採用したのはアクションゲームの女性キャラ。

攻撃は基本、魔法(おもろ)で、
時々硬化(刃物化)した植物…的な(笑)

霊力も高いので結構強いのです。

 

残りの2パターンは、

★サーダカー系(↑よりもイッちゃってる感じ)、
★無邪気なお嬢様系(子供)

でした。

 

 

無邪気なお嬢様系(子供)は、
12,13歳くらいのイメージで、
お嬢様ゆえに純粋無垢、自由奔放で、
ちょっと我儘を出すときもあるけど
可愛げは抜群だから皆許しちゃう、
みたいな。

 

この発想のベースは
おもろそうし第16巻31のおもろ。

百十踏揚が鼓を打っている様子なのですが、
「具志川市誌(1970年)」によると二通りの解釈があり、
ひとつは
阿麻和利と一緒に具志川グスクを訪れた百十踏揚が、
阿麻和利のそばから離れて輿に乗り鼓を打って戯れる様子、

もうひとつは
具志川城主が勝連グスクを訪れた時、
百十踏揚が鼓を打ち続けて歓迎している様子、

というもの。

阿麻和利もそんな無邪気な百十踏揚の姿を
微笑ましく見ている…

 

参/「真説 阿麻和利考」(高宮城宏著)

 

このおもろからイメージする百十踏揚は
歴史に翻弄された悲劇の王女
としての影は少しも感じられません。

こんな無邪気な百十踏揚も
いつか描いてみたいな。

 

ちなみに、この本の百十踏揚が割とそれに近いです。

最初読んだ時は図書館の本だったけど
古本で安かったので買いました。

 

 

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