11月27日(日)にスタートした
澪之助との共同企画、
「琉球史人物キラキラ化企画」第2弾!
第2弾 2人目のお題は、
最後の北山王
攀安知(はんあんち)
でした!
↓
イメージ台詞
「明国を手本にし、北山を繁栄させるのだ!」
今回のデザインのこだわりは
文系エッセンスを入れること。
これまでのイメージだった
ごっつくてワイルドでワンマンで
鬼のような武人・攀安知ではなく、
武人としての強さは持ちつつも、
文化的な教養も持ち合わせた雰囲気を
漂わせることを目指しました。
ナゼナラバ、
攀安知は在位中に10回朝貢しており、
その中で
「(北山の)国俗を変えるために冠帯と衣服を贈ってくれ」
と明国に要望して叶えられています。
このエピソードからも彼が武力一辺倒ではなく
文化的なことも大事にしていたということが垣間見れます。
そこで、彼に着用させたのは
明国の常服。
でもそのままだと面白くなかったので
袖結い+肩当+帯刀でアレンジしてみました。
服の色は赤、補子(ホシ)は麒麟です。
普通着用+烏紗帽のバージョンも
描いてたんだけどネ。
(烏紗帽は消えてしまっていますが)
キラキラ化キャラを調べれば調べるほど、
ヘアスタイルはなるべく見せるが吉
と気づきまして、
最終的に帽子は無しになりました。
普通に笑う攀安知ってイメージないな、
と思って描いてみたの図。
笑うとえくぼができる、かわいいヤツなんです(笑)
+
ところで今回のお題。
澪之助と眼帯デザインがかぶりました。
二人で示し合わせたわけではなく、
全くの、偶然です。
ワタシは先に述べたように、
最初は普通に烏紗帽+常服の文化人スタイルで
描いていましたが、
攀安知らしさを出すために少しはワイルドエッセンスを加えようと思って、
それなら顔に傷→眼帯かな、という着想でした。
(琉球戦国列伝で描いた攀安知も額に傷を入れています)
結局、烏紗帽もはずしたし
常服もアレンジしちゃったので
ワイルドさを演出するための眼帯は
無くてもよかったのかもしれませんが、
なんだか、最後まで残ってしまいましたね。
探り中の攀安知の図。
最初は眼帯なかったのです。
タトゥーとメモがありますが、
腕にはタトゥーがある設定。
最終版では小手で隠れちゃいましたが。
今思えば、
没にしたラフ画(眼帯、烏紗帽、常服、帯刀、タトゥー)のままのほうが
ワタシがやりたかったことに近かったかもしれないな。
+
さて、
明日公開の3人目のお題は、
南山王・他魯毎
です!
そうです、すでに私は描いているので、
今回は澪之助のためのお題ですね。
これまでのキャラとは違って
現代版組踊では登場したことのないキャラ!
澪之助にとっては初の他魯毎を、
彼女がどうイメージしてくるか、
ワタシも楽しみなのです。