淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

いいよ。「角松敏生プレゼンツ FUSION BEST COLLECTION SUMMER STORY」。

2015年08月24日 | Weblog
 角松敏生が、シリーズ「FUSION BEST COLLECTION 1000」からセレクトした、コンピレーション・アルバムである。

 『各時代の名曲たちを学びながら夏というキーワードのもと、角松の独断と偏見でまとめあげたコンセプト・アルバムです』と、角松敏生自らアルバムの帯で謳っているように、夏をイメージ、夏を感じさせる、いや、夏にこそ流すべき楽曲が13曲、この「角松敏生プレゼンツ FUSION BEST COLLECTION SUMMER STORY」には詰まっている。

 リー・リトナー、アル・ジャロウの「モーニン」、それからラリー・カールトン、デイビッド・サンボーン・・・。
 実は、初めて聴く曲やアーティストもいた。

 しかしどの曲も、当然、聴きながら眼を閉じると、そこはもう南国の楽園である。
 白い砂、青い波、輝く太陽、心地よい南風・・・。
 
 そこに、苦悩とか孤独とか喪失感とか、そんなものは一切ない。
 曇った空も、冷たい雨も、凍てつく寒さも、淋しい秋の紅葉が映える公園も、しんしんと降る雪の街も、そんなものは一切ない。

 どこまでも輝く、真夏の美しい風景だけが、そこにある。
 肯定的で、前向きで、どこかレイドバックした、穏やかなウエーブがそこにある。

 こういう音楽を、なんの邪念もなく、毎日すんなり聴けたらどんなに幸せだろう。
 仕事も生きている煩わしさも億劫な人間関係もすべて忘れて、真夏の昼下がり、海辺のコテージの椅子に腰掛け、ゆったりとミステリーでも読みながら、汗のかいたグラスに残っている透明な色をした冷たいアルコールをちびちび飲み、真っ青な海を眺めてる。

 そういうロケーションで、この「角松敏生プレゼンツ FUSION BEST COLLECTION SUMMER STORY」が、バックから流れだしたなら、いやあ最高だろう。

 でも、すべては自分の心が決めるんですけどね・・・。
 ほんとは、どこにいようとどんな気分でいようとどんな季節だろうと、自分が穏やかなら、自分が心から幸せなら、いつでもどんなときだって、そこは真夏のど真ん中なんですけどね。

 本当は。









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