誰にでも必ずいると思う。
大っ嫌いな人間の一人や二人は。
虫唾が走る、厭で厭でたまらない奴。鼻持ちならない、あいつやあいつやあいつのことである。
もちろん、俺にもいる。
もしもここで会ったなら、首を絞めたくなるのをジッと耐え、表面上は笑顔を返してしまう、そんな大っ嫌いな人間のことである。
最近もいた。
絶対に忘れられるものじゃない。
本音は「てめえ、五寸釘ぶち込むぞっ!」と怒りで震えるほどなのに、そんなこと死んでも言えないので、じっと我慢して耐えている。
大人の対応をするしかない。
そういう状況下で生きてくる言葉が、たとえば「優雅に生きることが一番の復讐」とかなんだろうな、たぶん。
7月から始まった新ドラマの中で個人的に一番面白いと思っているのが、テレビ朝日系木曜夜9時からの「エイジハラスメント」だ。
作家の内館牧子の小説が原作で、主演は武井咲。
テレビドラマのほうも、内館牧子自身が担当している。
主人公の武井咲は総合商社の新入社員だ。
ところが実家が事業に失敗したため、彼女は単身古アパートに住んで切り詰めた生活をしている。それでもめげずに、いずれは会社の役員にまで上り詰めようと志も高い。
しかし現実は、かねてから希望していた営業部ではなく、何でも屋の総務部へと配属されてしまう。
そこで彼女は、会社内で蔓延る様々な嫌がらせやハラスメントに愕然とする。会社が彼女に求めるのは、若さと美しさだけで、真っ当な仕事さえ与えてもらえない。
やがて彼女は、他の女性社員からも陰湿ないじめや嫌がらせを受けるようになるのだが・・・。
物語は1話完結スタイルで進んでゆく。
ドラマの最後で、社員たちの理不尽な振る舞いにキレた彼女が発する怒りの言葉が、前段でも述べた、「てめえ、五寸釘ぶち込むぞっ!」なのだ。
最初、ちょっと武井咲に言わせるにはキツイ台詞だなあと思ったのだけれど、最近では喝采さえしている自分がいたりする。
まあ、人間なんて嫉妬と自己中の塊なんだから、その集合体である「組織」というものもまた、それに輪をかけたような陰湿で陰険な世界なんだろうけれど・・・。
ドラマ「エイジハラスメント」、視聴率はかなり悪いみたいですが、俺は好きだなあ、この水戸黄門的なドラマ。
内館牧子の脚本も面白いし、観ていて痛快で、スカッとする。
大っ嫌いな人間の一人や二人は。
虫唾が走る、厭で厭でたまらない奴。鼻持ちならない、あいつやあいつやあいつのことである。
もちろん、俺にもいる。
もしもここで会ったなら、首を絞めたくなるのをジッと耐え、表面上は笑顔を返してしまう、そんな大っ嫌いな人間のことである。
最近もいた。
絶対に忘れられるものじゃない。
本音は「てめえ、五寸釘ぶち込むぞっ!」と怒りで震えるほどなのに、そんなこと死んでも言えないので、じっと我慢して耐えている。
大人の対応をするしかない。
そういう状況下で生きてくる言葉が、たとえば「優雅に生きることが一番の復讐」とかなんだろうな、たぶん。
7月から始まった新ドラマの中で個人的に一番面白いと思っているのが、テレビ朝日系木曜夜9時からの「エイジハラスメント」だ。
作家の内館牧子の小説が原作で、主演は武井咲。
テレビドラマのほうも、内館牧子自身が担当している。
主人公の武井咲は総合商社の新入社員だ。
ところが実家が事業に失敗したため、彼女は単身古アパートに住んで切り詰めた生活をしている。それでもめげずに、いずれは会社の役員にまで上り詰めようと志も高い。
しかし現実は、かねてから希望していた営業部ではなく、何でも屋の総務部へと配属されてしまう。
そこで彼女は、会社内で蔓延る様々な嫌がらせやハラスメントに愕然とする。会社が彼女に求めるのは、若さと美しさだけで、真っ当な仕事さえ与えてもらえない。
やがて彼女は、他の女性社員からも陰湿ないじめや嫌がらせを受けるようになるのだが・・・。
物語は1話完結スタイルで進んでゆく。
ドラマの最後で、社員たちの理不尽な振る舞いにキレた彼女が発する怒りの言葉が、前段でも述べた、「てめえ、五寸釘ぶち込むぞっ!」なのだ。
最初、ちょっと武井咲に言わせるにはキツイ台詞だなあと思ったのだけれど、最近では喝采さえしている自分がいたりする。
まあ、人間なんて嫉妬と自己中の塊なんだから、その集合体である「組織」というものもまた、それに輪をかけたような陰湿で陰険な世界なんだろうけれど・・・。
ドラマ「エイジハラスメント」、視聴率はかなり悪いみたいですが、俺は好きだなあ、この水戸黄門的なドラマ。
内館牧子の脚本も面白いし、観ていて痛快で、スカッとする。