「メンズ・ノンノ」の創刊号や、「ポパイ」の創刊号は今でも大事に取ってある。だけど、それは別に男性ファッションに特別興味があるとか、オシャレが大好きだからというわけじゃない。
単に、雑誌の創刊号を集めるのが趣味なだけで(というよりも、雑誌を読むのが大好きで、期待に胸膨らませながら色んな創刊号を買い求めてきたら、自然とそうなってしまったというだけですが)、どちらかというと男性ファッション誌にも特段の思い入れはない。
でも、東京なんかで「ジョルジョ・アルマーニ」銀座店なんかを覗いたりすると、やはり「ファッションって、一種の芸術であり、思想である」ということを実感する。
大袈裟ではなく、ファッションは、アートであり、哲学であり、文化である。
僕は、とにかく服装に対して無頓着なので、今までは、市内某デパートにある男性ファッション店に赴き、春夏秋冬の4回(実際はもっとかな)、お店の店長さんにコーディネートしてもらった季節ごとのスーツやシャツ、それからカジュアルなどを買い求めて着ているに過ぎない。
今回、たまたま本屋で雑誌類を次々に立ち読みしていた際に、「LEON」を衝動買いしてしまった。
「LEON」といえば、何と言ってもパンツェッタ・ジローラモである。
ちょいモテオヤジという言葉は、その年の流行語大賞トップテンにも選ばれた。
でも、この言葉だけは嫌いだ。
チョイワルおやじに、チョイモテおやじ?
ちょっとだけワルで、ちょっとだけモテるという、その中途半端が癇に障るし、軽薄そうで(軽薄自体は大歓迎なのだが)、絶対に踊らされたくないと意固地にさえなる。
それに、雑誌のマニュアルどおり、それを完璧に実行したからといって、モテる男になんてなれるわけないし。
そういう、カタログ化された男って、気持ち悪いでしょう、実際。
真にモテる男とは、そういう場所から少し離れた位置にあるのではないのかなあ。
・・・負け惜しみだけど・・・。
今月号の「LEON」に惹かれたのは、特集が面白そうだったから。
それに、読んでみると、嫌いな、チョイワルおやじやチョイモテおやじというフレーズ、ほとんどない。いいことである。
編集長が代わったからだろうか。
ただし「モテ」るという言葉だけは、異常に出て来る。
余りにも「モテ」るが雑誌の中で踊っているので、ちょっと笑ってしまった。
「オヤジのレザーはちょいシック」、「まず買うべきは『ダブルで黒のライダーズ』」、それから、「使い勝手がいいのはニット×レザーのコンビもの」などなど、中々面白いファッション記事が満載だ。
こうしてみると、確かにパンツェッタ・ジローラモ、カッコいい。
着こなしも巧い。
ひとつだけ難点は、「LEON」に掲載されている洋服やアイテム類がちょっと高価なことだろうか。
年収3000万円ぐらいあって、六本木や赤坂や松濤に住んでいるオヤジたちなら、この程度の出費は軽いのだろうが、ごく普通の生活を送っているオヤジたちにとって、そんな簡単に買える代物ではない。
最後のページに、「LEON編集部員が身銭切って買ったモノあれこれ」という記事が載っていて、これもまた凄い。
例えば、編集長は、今後、乗馬・船・ゴルフを強化していこうと宣言し、しらっと、約80万円の「エルメスの鞍」(乗馬用)を衝動買いしたことを告白する・・・。
はいはい、そうですか。
呆れながら、表紙に目をやると、「必要なのはお金じゃなくてセンスです」と書いてあった。
好きにしたら?
でも、また買っちゃいそう、「LEON」。
単に、雑誌の創刊号を集めるのが趣味なだけで(というよりも、雑誌を読むのが大好きで、期待に胸膨らませながら色んな創刊号を買い求めてきたら、自然とそうなってしまったというだけですが)、どちらかというと男性ファッション誌にも特段の思い入れはない。
でも、東京なんかで「ジョルジョ・アルマーニ」銀座店なんかを覗いたりすると、やはり「ファッションって、一種の芸術であり、思想である」ということを実感する。
大袈裟ではなく、ファッションは、アートであり、哲学であり、文化である。
僕は、とにかく服装に対して無頓着なので、今までは、市内某デパートにある男性ファッション店に赴き、春夏秋冬の4回(実際はもっとかな)、お店の店長さんにコーディネートしてもらった季節ごとのスーツやシャツ、それからカジュアルなどを買い求めて着ているに過ぎない。
今回、たまたま本屋で雑誌類を次々に立ち読みしていた際に、「LEON」を衝動買いしてしまった。
「LEON」といえば、何と言ってもパンツェッタ・ジローラモである。
ちょいモテオヤジという言葉は、その年の流行語大賞トップテンにも選ばれた。
でも、この言葉だけは嫌いだ。
チョイワルおやじに、チョイモテおやじ?
ちょっとだけワルで、ちょっとだけモテるという、その中途半端が癇に障るし、軽薄そうで(軽薄自体は大歓迎なのだが)、絶対に踊らされたくないと意固地にさえなる。
それに、雑誌のマニュアルどおり、それを完璧に実行したからといって、モテる男になんてなれるわけないし。
そういう、カタログ化された男って、気持ち悪いでしょう、実際。
真にモテる男とは、そういう場所から少し離れた位置にあるのではないのかなあ。
・・・負け惜しみだけど・・・。
今月号の「LEON」に惹かれたのは、特集が面白そうだったから。
それに、読んでみると、嫌いな、チョイワルおやじやチョイモテおやじというフレーズ、ほとんどない。いいことである。
編集長が代わったからだろうか。
ただし「モテ」るという言葉だけは、異常に出て来る。
余りにも「モテ」るが雑誌の中で踊っているので、ちょっと笑ってしまった。
「オヤジのレザーはちょいシック」、「まず買うべきは『ダブルで黒のライダーズ』」、それから、「使い勝手がいいのはニット×レザーのコンビもの」などなど、中々面白いファッション記事が満載だ。
こうしてみると、確かにパンツェッタ・ジローラモ、カッコいい。
着こなしも巧い。
ひとつだけ難点は、「LEON」に掲載されている洋服やアイテム類がちょっと高価なことだろうか。
年収3000万円ぐらいあって、六本木や赤坂や松濤に住んでいるオヤジたちなら、この程度の出費は軽いのだろうが、ごく普通の生活を送っているオヤジたちにとって、そんな簡単に買える代物ではない。
最後のページに、「LEON編集部員が身銭切って買ったモノあれこれ」という記事が載っていて、これもまた凄い。
例えば、編集長は、今後、乗馬・船・ゴルフを強化していこうと宣言し、しらっと、約80万円の「エルメスの鞍」(乗馬用)を衝動買いしたことを告白する・・・。
はいはい、そうですか。
呆れながら、表紙に目をやると、「必要なのはお金じゃなくてセンスです」と書いてあった。
好きにしたら?
でも、また買っちゃいそう、「LEON」。