淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

この浮遊感がたまらない。「コーネリアス」7作目のオリジナル・アルバム「夢中夢 -Dream In Dream-」がいい。78

2023年09月30日 | Weblog
 土曜日。
 明日の弘前「あっぷるマラソン」42.195キロには出ないことに決めたけど、モヤモヤした気持ちがずーっと消えずに残ってる。
 フルマラソン大会で制限時間が6時間ということなので、後半仮にゆっくり歩いたとしても完走だけは絶対出来るだろう。でもほとんど走り込みをしていないので4時間台のゴールは無理に決まってる。というよりも、気力がまったく出ないのだ、こればっかりはどうしようもない。
 なので今日は久しぶりにジムに。何とか気力を振り絞って・・・。
 終わって、今日と明日の両日開催されている「大学祭」へ。今にも雨が降り出しそうな天気。
 「大学祭」から帰宅して、家でゆっくり寛ぐことにした。
 とにかく、気力とヤル気を取り戻そう。その兆しはある。今日久しぶりに身体を動かしたらちょっと活力が戻ってきたような気がしないでもない。体重も増えてはいなかったし。



 ひとり、部屋で「コーネリアス」の「Mellow Waves」以来、6年ぶりとなる7作目のオリジナル・アルバム「夢中夢 -Dream In Dream-」を聴いた。

 

 コーネリアスの小山田圭吾が2021年7月「東京オリンピック・パラリンピック開会式」の作曲担当に任命されたものの、本人による障害者に対する「いじめ」問題がSNSで大炎上して、マスコミから叩かれ、辞任を余儀なくされたことを思い出す。
 その一方で、「いじめ」に関しての誤情報も数多く出回ったという報道もあり、当時批判していた「音楽雑誌」なんかも、今回は軒並み高評価していた。
 これって、ジャニーズ問題と一緒の気がしないでもない。
 持ち上げるときはメチャクチャ持ち上げておきながら、叩くときは完膚なきまでに叩きつける。
 ほんと、マスコミって怖い!



 今作の「夢中夢 -Dream In Dream-」は、一曲目「変わる消える - Change and Vanish」の作詞以外、アルバムすべての楽曲を小山田圭吾自身が提供しているようだ。
 この浮遊感、この薄っすらとした儚さ、この霞のようなヴォーカルが、なんともいいんだなあ。
 聴いていると、ふわふわと真夜中の夜空に浮かんでいる、そんな感じに襲われるのだ。
 アルバム「夢中夢 -Dream In Dream-」、とてもいいです。一種の環境音楽です。







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「あっ! 中秋の名月!」77

2023年09月29日 | Weblog
 八戸「本八戸駅」の高架プラットホームに立って鮫方面からやって来る八戸駅行きの電車を待っていたら、ひんやりとした夜風が吹いてきて線路沿いに消えていった。
 時間は夜の7時57分。真っ暗な空に明るい満月がぽっかりと浮かんでいる。
 今夜は中秋の名月。旧暦8月十五夜。
 でも中秋の名月が必ずしも満月とは限らない。 それが今夜はちょうど満月が見られるという。次に満月と中秋の名月が重なるのは7年後の2030年になる。 
 7年後・・・いったいどういう自分がそこにいるんだろう?
 美しい中秋の名月を眺めながら、ひとり電車に乗る。



 今日は八戸市に行ってきた。「八戸高校130周年記念式典」に出席するために、「新幹線」に乗って会場となる「八戸市公会堂」へと出向いたのだ。
 いい天気で気温も高い。スーツにネクタイという格好なので、少し歩いただけで薄っすらと汗が滲む。



 式典が終わって、「祝賀会」会場であるホテルまでの道を歩く。
 夕暮れが迫っている。薄い蜜柑色の空が広がっていた。とても綺麗な夕暮れの空だ。
 「祝賀会」は、市長、国会議員を含めて4人もの挨拶があり、もうそれだけで一時間近く掛かってしまった。



 乾杯を終えて、円卓の隣同士と名刺交換。学校の主治医だという女性医師と暫しの懇談をする。最後までいたかったけれど帰りの新幹線の時間が迫って来たので、ホテルを出て、そこから歩いて「本八戸駅」へと急いだ。
 そこで見たのだ、美しく輝く満月を!



 同じプラットホームに手を繋いで離さない高校生のカップルが立っていて、同じように秋の夜空に浮かぶ満月を微笑みながらじっと見ていた。
 彼と彼女の7年後はどうなっているんだろう? また二人、手をしっかり繋ぎながら、中秋の名月を見ているんだろうか?
 出来たらいいね。



 そんな爽やかな高校生カップルを眺めていたら、なぜか突然、高校時代の懐かしい記憶が蘇って来た。
 彼女は高校一年で、こっちは高校三年だった。毎日のように放課後待ち合わせてデートをした。いつも手を繋いでじゃれ合っていた。あんな楽しい一途な日々も確かに人生の途上であったのだ・・・。
 その頃の様々な場面が、幾つも幾つもフラッシュバックしていった。
 ああ、これもまた、こんなにも綺麗な中秋の名月から発せられる、摩訶不思議なちからなんだろうか・・・。






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向井理と上白石萌歌が共演したフジテレビ系水10ドラマ「パリピ孔明」、その初回を観た。76

2023年09月28日 | Weblog
 ニュースを観ていたら、東京が今日で90日間「真夏日」の新記録を達成したのだとか。日本列島、関東・関西を含め軒並み猛暑日だと言っていた。
 ところが我が青森市、今日9月28日木曜日、朝から雨が降っていて、かなりの涼しさとなった。雨さえ降らなければ、とても過ごしやすい快適な秋らしい一日になっただろう。
 でも快適さは気温だけで、かったるさは相変わらず昨日も今日も続いている。結局、昨日も今日の夜も予約していた「スポーツジム」をまたまたキャンセル。とにかく行くのが億劫なのだ。何もしたくない。



 なので、昨日の夜も家でダラダラ過ごす。珈琲を飲み、美味しいスイーツを食べ、柿の種もポリポリ食べてたら、夜の10時になってしまった。
 あっ、そうだ。今日から始まる新ドラマがあったっけ。
 ということで、向井理が主演して上白石萌歌が共演する、フジテレビ系水10ドラマ「パリピ孔明」の初回第一話を観ることに。



 「パリピ孔明」は漫画が原作で、アニメ化もされその話題はよく聞いていた。
 病死した諸葛孔明が、なぜか若い姿になってハロウィン真っ只中の渋谷に蘇り、偶然出会った売れない女性シンガーソングライターの夢を叶えるため、軍師として活躍する姿を描いてゆくのだという(実は原作は読んでいないし、アニメ化された作品も観たことがない)。 



 ドラマはいきなり亡くなった諸葛孔明が喧騒の渋谷に現れ、あれよあれよという間に売れないシンガーソングライター上白石萌歌と出逢い、彼女の軍師になって「売り出し作戦」を仕掛けるという、初回から強引かつハイスピードな展開。
 なんでそれまで中国語を話していた諸葛孔明が、いきなりペラペラと流暢な日本語を話すんだろうとか、現代用語が会話の中でポンポン飛び交うのに、何故その意味を短期間で理解できちゃうんだろうとか(何度か言葉の意味を問う場面もあるにはあるけれど・・・)、すぐさまスマホを覚えたり高度なバーテンダー技術を披露したりとツッコミどころは満載なのだが、原作を読んでいないし、そこは「まっ、いっか」と深く突っ込まず、とにかく細かいところはスルーして観るしかなかった。



 でも、ロックバンド「女王蜂」のアヴちゃんによる鳥肌の立つようなヴォーカルが聴けたり、上白石萌歌がステージ上で松原みきの「真夜中のドア〜Stay With Me」を歌ったりと、中々「通」好みの劇中歌が観る側をニヤリとさせる。
 ただ、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は世帯で6.1%、個人で3.5%だったとか。
 ちょっと低過ぎるな。







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「えっ? そうなの?!」75

2023年09月27日 | Weblog
 良く晴れた今日水曜日のお昼休み、お腹が空いてきたので学食で昼食を摂ろうとキャンパスを歩いていたら、某学部長に「めちゃくちゃ疲れた顔してますよ、大丈夫ですか?」と驚いた顔をされた。
 えっ? そんなに疲労困憊の表情を浮かべてた? マズいな、そりゃあ。

 学食の200円ランチ(今日はカレーだった。というかカレールーにご飯が乗っかっていた)を食べ、研究室に戻り、次の会議が始まるまでの間、珈琲を飲みながら「日本経済新聞」をペラペラ捲っていると、中高年の「うつ病」特集ページが目に留まった。
 何気に読んでゆくと「あなたのうつ病度チェック」という欄があって、「そう思う」、「時々そう思う」、「そう思わない」など幾つか選択肢があり、自分に当てはまるだろう項目箇所にチェックを入れ、それを合計して点数化するというものだった。
 

 軽い気持ちでチェックしてゆく。
 「最近、空しいとか寂しいとかの感情が湧き上がることがありますか」とか、「何をやるにも億劫で、以前と比べて無気力でヤル気のない自分がいますか」とか、「上手に睡眠がとれず、真夜中何度も目が覚めることがありますか」とか、自分に思い当たる点を思い出しながらチェックをし終え、その集計結果を見てみると・・・。
 なんと「うつ度」がかなり高いではないか!
 えっ? そうなの?! おれ・・・。



 記事によると、うつ病の初期症状としては、食欲不振や不眠、身体のだるさや疲れ、ひどい肩こりや頭痛、めまいや胸の動悸、胃痛など、身体のどこかが悪いのだろうかと心配になる症状を引き起こすことが多いのだとか。
 でもなあ、食欲はあるし、肩こりやめまいや胸の動悸なんてまったくないんだけどなあ。
 ただ、ヤル気がまったく起こらない。なんにもしたくない。それだけだ。


 まあ、確かになんでも悪いほう悪いほうに考えを巡らせ、世の中に対する醒めた視線を持つ悲観主義者ではあるだろう・・・。
 そうかあ「うつ」の傾向かあ。でも絶対に病院なんかにゃ行かないけどね。
 よし、とにかく楽しいことだけを考えて前向きにやってみよう。
 出来ないけど。









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「人生は攻略できる」74

2023年09月26日 | Weblog
 色々回り道をしてきた人生だったと思う。
 いや、だったはないか。まだそれなりに、このどうしようもない人生は何とか続いているわけだから・・・。



 ただ、それにしても周りの仲間や知人が亡くなったり、その相方が亡くなったりすることが最近増えて来た気がする。
 今日も、某金融機関のrepresentative から電話があった。ちょっとした仕事関連の話だったけど、その用件が終わって、「最近、どう?」と個人的な2人の話題へと移っていった。
 その某金融機関のrepresentativeの最愛の奥様が最近亡くなったのだ、末期のがんで。子どもたちも既に独立して実家を出ているということなので、奥様を亡くしてしまった彼は、現在、たった独り、広い家で侘しく暮らしている。
 彼は炊事が出来ない。洗濯もやったことがない。掃除に関してはよく分からないけど、たぶん激務の数十年間だったはず、すべてを妻がこなしていたのだろう、平日は仕事の飲み会で遅く、土日もほとんどゴルフ三昧だったに違いない。



 「毎日、どうしてんの? 食事とか」と問うてみると、「ほとんど金融関連の行事で夜は埋まっていて、それに出席するから夕食もちゃんと摂れる」と笑っていた。土日は、自分で何とか頑張って洗濯や掃除をすると、それでもう一日が終わっちゃうとも言っていた。
 そして最後に彼はこう言った。
 「毎日、家に帰ると妻を思い出しては泣いてるんだよ」と。
 冗談なのか、それとも心からの本音なのか、それは電話ではよく分からなかった。



 そうかあ、この世から去ってしまった愛する奥様のことを思い出しては、独り淋しく泣いてるのか・・・。
 それが本音だと思った。妻に対して最大限に依存していた彼は、本当に夜になるとたった独り、淋しくがらんとした家の中で、独り泣いている。



 その状況を自分に置き換えて考えた。
 ごはんも炊けない、料理も作れない、掃除は何とか出来るかもしれないけど洗濯機のやり方も洗剤の入れ方も何もかもまったくやったことのないこのいい加減な人間が、たった独りぼっちの生活を送れるわけがない。それは相当悲惨な状況に陥ると、心の底から思っている。
 そうなったら、死ぬしかないだろうな・・・。



 橘玲の新書、「人生は攻略できる」を読んだ。
 「強く願うだけでは夢は叶わない。なにひとつ攻略法を知らなければ、いつまでもレベル1のままだ」、そんなふうに橘玲はいう。
 人生はロールプレイングゲームのようなもので、サラリーマンなんて人種は日本にしかいない絶滅危惧種なのだとも。そして最後には「幸福に生きるためのヒント」を本の中で教えてくれたりする。



 確かによく出来た本だと思う。このまま実践して人生を攻略できたなら、なんて幸せな人生だろうと心から思う。
 しかし人生なんてもんは、あらゆるものが予定調和に進むわけじゃない。計画を組んでも予期せぬアクシデントが必ず襲ってきて絶えず悩ませ煩わせる。
 回り道は必定だ。攻略出来ないから人生なんだ。



 「人生は攻略できる」。
 そんなふうにきっぱり言える人間って素晴らしいと思う。別にこれは皮肉でも何でもなく心の底からそう思ってる。
 もう少し若いころにこの本を読んでいたなら、もう少し違った人生になってたんだろうか?






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「土曜プレミアム・ENGEIグランドスラム 芸人もお笑いで世界制覇するぞSP」。73 

2023年09月25日 | Weblog
 とにかく今週末の土日は疲れが溜まっていたのかほかに何らかの要因があったのか知らないけど、まったくヤル気が起こらず、いつもなら週末連ちゃんで通う「ジム」もドタキャンして気分も乗らなかった。
 こういう体調になると、夜は早めに蒲団を敷いてパジャマに着替え、ぼんやり肩の凝らないテレビ番組を観るに限る。



 というわけで、一昨日の夜はフジテレビ「土曜プレミアム・ENGEIグランドスラム 芸人もお笑いで世界制覇するぞSP」を観て過ごした。ちょうどいいタイミングのお笑い特番だった。気分転換には持って来いの番組だ。



 MCはナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)と渋谷凪咲。
 あまり好きじゃない「爆笑問題」も出演していたけれど(太田が過剰なまでにうるさ過ぎて・・・)、トりかと思ってたらちょうど番組真ん中あたりの出番で、結局そのまま観てしまった。それなりに旬の芸能ネタを突っ込んで結構面白かった・・・。



 ほかには、「バカリズム」(彼がトリを務めていた。ネタはまあまあだった)、今年初開催の「THE SECOND〜漫才トーナメント〜」王者の「ギャロップ」(ちょっと期待外れ)、 「ツギクル芸人グランプリ2023」王者の「ナイチンゲールダンス」(うーん、イマイチ)、「ジェラードン」、「男性ブランコ」、「天才ピアニスト」らが次々に登場した。



 ただ「ずん・飯尾和樹」がMCを務めていた、外国人たちをスタジオに招いてのお笑い芸人たちによる中継企画は、「ハリウッドザコシショウ」や「キンタロー」、そして「ジェラードン」、「ネルソンズ」が出演していたにも関わらず、かなり悲惨な出来映えで、ちょっとシラケてしまった感が否めない。

 

 結局、「さらば青春の光」、「陣内智則」、「ダイアン」らの円熟したお笑いには満足したし、中でも面白かったのが「チョコレートプラネット」と「ハライチ」だ。
 この2組には大笑いしてしまった。さすがである。あと面白かったのが「見取り図」と「ロッチ」あたりだろうか(「ロッチ」も良かったんだけどオナラネタはちょっと引くなあ)。
 まあ、こういうお笑い番組を観ていると、なーーんにも考えなくていいから安心して観ていられる。
 まあ、ただそれだけですけど・・・。











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「秋晴れの日曜日の午後、ひとり淋しく、海に往く」72

2023年09月24日 | Weblog
 土曜日、朝10時半から始まるヨガをサボった。
 面倒くさくなったのだ。午後から海沿いを走ろうと考え直し、午後になったけどこれまた面倒になって走るのを止めてしまった。
 雨が降り始めたのでその雨のせいにした。雨だから仕方がない、いずれ晴れるかもしれないので、もしもそうなったら走ろう。そう自分勝手に言い聞かせ、ランニングを止めたのを雨が降ったからだ、自分は悪くないと正当化した。
 日曜日も2セットあらかじめネットで予約していたジムでのエクササイズを突然ドタキャンした。
 朝起き上がるのが億劫で、二度寝してしまい、ジムに行くのが面倒になってしまった。
 今日の日曜日は絶好のランニング日和だった。
 少し風はあったけれど、気温も25度程度で、空は真っ青に晴れ渡っている。これを秋晴れというのだろう。清々しい天候に恵まれた9月の休日だ。こんな日は中々ないだろう。
 ジムを休んだ分、今日こそ海沿いを走ろうと思い立ったのに、結局、走らなかった。昨日同様、走る意欲も何かをしようとする気力も一切湧かない。



 ヤル気が出ない。何日も何日もヤル気が沸き上がってこない、なぜだろう?
 あまりに暑かった今年の夏の猛暑のせい? あるいは歳のせい? それとも何かの病気だろうか?
 身体を動かしたいと思うのにそれが出来ない。本を読もうとするのに億劫になる。それでも気合を入れてジムに行き、本のページを無理やり開き、映画を観ようと頑張ってはみる。でも直ぐに萎える。



 午後2時から、アメリカのシカゴに行った際にお世話になったY氏が帰国して市内で講演を行うということで、青森駅前にある会場まで出掛け、それが終わると、「青森港」の岸壁を沿うよう歩いた。いつものランニング・コースだ。
 海が見たくなった。



 こんな素晴らしい秋晴れの日曜日、いつもなら真っ先にランニングしようと思い立って10数キロ気持ちよく走るのに、一体全体どうしちまったんだ?
 気力が失せたのか、体力が落ちたのか、覇気が無くなってしまったのか、生きる目的を失ってしまったのか・・・。
 何もかもが億劫で面倒くさい。ヤル気がまったく起きない。



 それでも北に広がる海は何処までも蒼く、遠く津軽半島も下北半島も薄っすらその爽やかな青を描いている。
 このままで終わっちゃうんだろうか・・・。
 まずは来週のフルマラソン、無理だろう。これじゃあ完走できる訳がない。トータルで40キロもまだ走っていないのだから。



 それにしても。悲しいほどのお天気だ。







 

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「最良のサヴァイヴァル・テクニックはユーモアだ」と、「PIL」のジョン・ライドンは言った。71

2023年09月23日 | Weblog
 その昔、「週刊プレイボーイ」で「人生相談」のコーナーがあった。確か当時、毎週寄せられる悩み事の相談を返していたのは、作家の今東光か柴田錬三郎だったと思う。違っていたらごめんなさい。いずれの巨匠も強面で男の匂いがプンプンする有名作家だった。
 何故か今でも鮮明に内容を覚えてる悩み相談がある。こんな内容の悩み事だった。
 「水泳が好きで、いつもプールに行くと、プールの中で思わずオシッコをしてしまうという悪い癖がどうしても直りません。あの水に浸かっているととても気持ちが良くなってきて、つい放尿してしまいます。何も知らずに泳いでいる人には本当に申し訳ないのですが、その快感を断ち切ることが出来ません。どうしたらいいでしょう?」。
 この悩み相談に対する文豪の回答が凄かった。こんな感じだった。
 「お前は馬鹿か! そんなにプールでオシッコするのが快感なら、プールに入る前に飛び込みスペースの前に立って、泳いでいる人たちに向かって海水パンツを下ろし、お前が放尿しているところを、みんなにちゃんと見えるようにしてやってみるんだな!」。



 例えば我々は日常、大好きな牛肉や豚肉を、その部位ごとの選り好みを含め、目の前に出された新鮮な肉を眺めては舌鼓をしながら貪るように食べ尽くしている。
 でも仮に、食事をする直前、目の前に可愛い子牛や子豚を置き、それをいきなり殺して、飛び散る血を浴びながら腹を引き裂いて骨を引っこ抜き、好みの部位を取り出してそのまま焼いて食べることがはたして出来るだろうか? 俺には無理だ。食べられないと思う。
 このように、我々が生きているこの厄介な日常って奴もまた、決して知ってはいけないもの、知らないふりをしているほうが安全なもの、あえて見ないように目を背けているもの、そんなもので溢れ返っている。
 絶対にいるはずだ。市民プールの中でオシッコをしている奴、そして銭湯や温泉の湯の中でも同様な行為をしている奴らが・・・。それでもみんな、あえて嫌な想像力は遮断して、そんなこと絶対にないと、一切考えないように毎日を深刻がらずにやり過ごしているのである。



 元「セックス・ピストルズ」のジョン・ライドン率いる「パブリック・イメージ・リミテッド」が、8年ぶりとなる通算11作目のオリジナル・アルバム「エンド・オブ・ワールド」がリリースされた。
 正直に言っちゃば、アルバム自体はこれまでの路線上にあってそれ以下でも以上でもない。
 ずっしりとビートが効いていて確かにこの振動は心地いいと思う。



 それよりも今回、感動したのは「ミュージック・マガジン」でのジョン・ライドンへのインタビュー記事だ(「ベストヒットUSA」でのインタビューも)。
 パンクの時代、破壊的で過激なアジテーションを繰り返し、時代を徹底的に否定していたように思えたジョン・ライドンが、67歳になった今、凄まじい介護の末に最愛だった妻を亡くし、その他裁判や破産寸前にまで追い込まれたというのに、【自分自身を笑い飛ばせ】だの、【死の恐怖に耐えられなくなる夜もあるけど、その試練に耐えて生き延びなければならないんだ】と、これまでのイメージとは真逆の、ポジティブで真っ当な発言を連発している。
 生き抜くための【最良のサヴァイヴァル・テクニックはユーモアだ】とも!
 この人、平然とプールサイドに立ってパンツを下げ、堂々とプールの中にオシッコを垂れ、自分の前で殺される家畜から取り出した生肉を摘まんで美味そうに焼いて食べる人間だと思ってた。
 そうかあ、あのパンクの先駆者ジョン・ライドンも人間だったんだ。

 






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「青森市の気温が19.6度。最高気温が25度以上となる夏日の連続日数最長記録79日間が昨日で途絶えた」70

2023年09月22日 | Weblog
 もうタオルケット一枚だけでは寝ていて肌寒い。そんな気温になってしまった。あの猛烈な暑さはどこに消し飛んでしまったんだろう。つい数日前のことだったようにも思えて来る。
 それにしても、最高気温が25度以上となる夏日の連続日数最長記録が79日間って、途轍もない夏だった。生まれて初めての経験だった。
 そして昨日の木曜日の青森市における最高気温は19.6度。最高気温が20度を下回ったのは6月16日以来だという。
 暑けりゃ暑いでワアワア騒ぎ、寒くなったらなったでギャーギャー騒ぐ。
 9月自体だってあと10日余り。もうすぐ10月がやって来る・・・。
 速い。とにかく速い。あっという間に今年も夏が終わってゆく。



 そんな昨日木曜日の夜は、ジムで「STEP30」を久しぶりに行い、ジムの帰り、国道沿いにある「すき家」で「月見すきやき牛丼」を食べた。美味かった。
 家に帰ってテレ朝「報道ステーション」。
 それにしても、ウクライナのゼレンスキー大統領が「国連」で行った演説に対する、他国の反応は予想外に冷たかったように思えた。各国が陣取る席も空白が目立ち、常任理事国でトップが参加していたのはアメリカのバイデン大統領ただひとり。アメリカ国内でも凄い勢いで「ウクライナ」離れが進行しているらしい。
 ロシアの参加者なんて、ゼレンスキーの演説中、自分のスマホを見ながら横に座る女性と笑いながら雑談しているではないか!
 国家とはかくも無慈悲なものなのか・・・。



 そして今日(9月22日金曜日)は、昨日と打って変わって穏やかな秋晴れが広がっている。
 気温もちょうど過ごし易い。
 朝8時に出勤して、メールをチェックしたり、レスを返したり、提出書類を作成したり、何人かと電話でのやり取りをしていたら、もうお昼。
 お腹が空いたので、ひとり「学食」に出向いて200円ランチを食べる。今日の200円ランチは「チャーシュー丼」だった。これはこれで美味かった。



 午後は外部の打ち合わせで外に出た。
 気持ちのいい青空が広がっていて、風も爽やかに吹いている。白い雲がゆったりと流れてゆく。
 車の窓を開けて、心地よい秋風を車内へと吸い入れた。
 土日は海沿いをランニングしよう。
 遠く、「浅虫温泉」まで走ってみようかな。







 

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韓国K-POPグループ「BTS」Vのファースト・ソロ・アルバム「Layover」がいい。中でも素晴らしいのが「Slow Dancing」! 69

2023年09月21日 | Weblog
 別に韓国のK-POPグループ「BTS」の熱心なファンでもなんでもない。でも彼らの「butter」や「Dynamite」なんかはよく聴いていたし、アメリカでの大ブレイクも知ってはいた。
 ただ、グループ内で特に人気があると言われている、ジョングクとVとJINの区別がよくつかないし、彼らのアルバムを通して聴いたことも一度もなかった。グループのVについては、出演していた韓国ドラマ「花朗 ファラン」を観て、「この子がVかぁ」と改めて確認した程度だった。



 ところが先日、たまたまTBSの「CDTVライブ!ライブ! 」を観ていたらVが出演していて、夜の東京タワーをバックに、新しくリリースされるソロアルバム「Layover」のタイトル曲「Slow Dancing」と「Love me Again」を歌っていた。
 本当にたまたまそれを観ただけなのだけれど、素晴らしい曲に唖然としてしまった。これって、70年代のメイン・ストリームなソウル・ミュージックではないか! もちろん、アレンジなんかは最先端のサウンドを醸し出してはいたけれど。



 2曲とも、エモーショナルで美メロでミディアム・スローな素晴らしい楽曲なのだ。
 特に「「Slow Dancing」は、とろけそうになる、まさしく70年代ソウル・バラードの名曲を彷彿させる出来映え。
 あまりにこの曲が凄かったので、直ぐに「YouTube」でVのMVを見つけて、毎日繰り返し繰り返し聴いている。ヘビロテである!
 朝起きて、目覚めの1曲としてこの「Slow Dancing」を流すと、もう朝の静謐な微睡みにゆったりと流されてゆく自分がいる。
 ああ、気持ちいい。
 ひたすら気持ちいい。



 ソロアルバム「Layover」は、この「Slow Dancing」のほかにもいい曲が何曲もあって、トータル・コンセプト・アルバムといっていいくらい統一感がある。「Slow Dancing (Piano Ver.)」も泣ける。
 知りませんでした、こんなに凄かったなんて、V。
 ソウル・ミュージックが好きな人なら一発で好きになります、アルバム「Layover」。








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「I can feel the signs of autumn」68

2023年09月20日 | Weblog
 朝起きて窓を開けたら爽やかな風が部屋の中に入ってきた。
 まだまだ残暑は続いているけれど、それでも少しずつ秋の気配を感じ始めている。
 夜の9時から翌日の正午まで食事を摂らない16時間断食をいまだ持続しているので(土日はやらない)、今日も朝食は摂らず、着替えてそのまま出勤した。
 運転中に電話が一件。取り留めのない話に終始したけれど、それでも何気ない会話の遣り取りが朝のちょっとした憂鬱を和らげてくれる。
 8時にいつもの駐車場に車を停め、研究棟の一階にある自動販売機で朝の缶コーヒーを買い、6階までエレベーターで昇った。
 部屋に入って缶コーヒーを一口飲みながらパソコンを開く。幾つかのメールと幾つかの決裁。それを済ませて、ふと窓から朝の青森市内を見渡した。



 曇り空。
 昨日の夜は突然の豪雨だった。その余韻なのか、街全体が涼し気にみえる。
 こうしていつも通りの朝を迎え、仕事を始め、気の滅入るような案件をこなし、誰かと衝突したり議論を戦わせ、教室に出向いて90分間の講義を済ませ、お昼学食で定食を頬張り、また午後の日程をこなす・・・。
 そんな日常がこうして続いてゆく。



 明日の夜、気の合う仲間3人と飲み会の段取りをしていたのだけれど、その中の1人が体調を崩しているということを聞いていたので、こちらから電話で「明日、大丈夫? ちゃんと復調してから改めて飲まない?」と、飲み会の延期を打診した。
 とにかく、体調が悪いらしい。かなりハードな仕事をしているのでヘトヘトなんだと訴える。このままだと早死にしちゃうからと、奥様からも悲痛な抗議を受けているとも言っていた。
 みんな疲れている。オーバーワークなんだ。こっちも今夏はずっと体調がイマイチだったし。
 ということで明日の飲み会は延期して、万全な体勢で改めてみんなで飲むことに。



 じゃあ今晩と明日は「ジム」に行くことにしよう。フルマラソンが近い。
 錆びるくらいなら燃え尽きたい。
 蹴らなければシュートは入らない。


 

 

 

 

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「あっ! 虹がっ!」67

2023年09月19日 | Weblog
 もう「楽天イーグルス」の今期のクライマックス・シリーズはないだろう。田中投手の不振も響いているし、今年は投手も打撃陣も勢いには程遠かった。あと数年「優勝」戦線に加わることはないかもしれない。「エンゼルス」の大谷もまさかの離脱だし・・・。
 あーあ。



 そして3連休が終わって今日から仕事が始まった。
 今日1限の授業「観光行政論」のための資料作成で結局3日間が終わってしまった。本来なら東京は「渋谷」で開催される「ねぶた運行」で上京するはずだったのだけれど、そうなると授業の準備がまったく出来なくなってしまう。
 朝早めに大学に行き、先週の授業の「振り返り」レポートを学生たちに返却するためにこっちのストック分をコピー機で焼き、東京校とむつ校への授業配信の準備をした。
 午前9時からの授業って結構キツイ。
 なんとか授業をこなし終え、すぐに午後からの「ゼミ」の準備。
 「ゼミ」をサポートしてくれるH氏がいなかったら、絶対に「ゼミ」演習はこなせないだろう。彼には本当に頭が下がる。



 お昼休み、他学部の2年生が面談を求めて来たのでその対応に終始する。
 ところが午後になって、別件が次から次へと舞い込んできた。すべてを順追って整理していたら、もう午後の4時を過ぎていた。
 午後になって激しい雨が降っていたのだけれど、それも止んだらしい。そんなこと、忙しくてまったく気付かなかった・・・。



 エレベーターの前でばったり総合経営学部のS先生と出くわし、「私の研究室でちょっと一服しませんか、美味しい珈琲を淹れますよ」と言われ、早速甘えることにする。
 4階の研究室に入ると、「あっ! 虹だっ!」と、同じくお呼ばれしたT先生が叫んだので、思わず硝子窓に近づくと、くっきりと大きな虹が東の空にかかっていた。
 秋の気配・・・。
 雨上がりの夕暮れが美しい。



 美味しい珈琲を頂き、5時過ぎになったのでそこをおいとまし、部屋の鍵を閉めて家路を急ぐ。
 虹は少し薄くなって、それでも9月の透明な雨上がりの夕暮れの空に描かれている。



 優しい雨の匂いがした。
 何もかもが透明な大気の中で揺れている。
 9月だ。
 何もかもが、9月のなかに染まっている。






 
 

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和久井光司著「 ローリング・ストーンズ完全版」を読みながらニュー・アルバムからのファーストシングル「アングリー」を聴く。66

2023年09月18日 | Weblog
 遂に出る。
 ザ・ローリング・ストーンズが、10月にリリースするニュー・アルバム「Hackney Diamonds」だ。
 御年80歳になる人間が、ほっかほっかのロック・アルバムを世界に発信するのだ。前代未聞、前人未到の快挙である。本当に信じられない。



 そのニュー・アルバム「Hackney Diamonds」には、 ポール・マッカートニー、元メンバーのビル・ワイマン、エルトン・ジョン、レディー・ガガ、スティーヴィー・ワンダーらが参加していて、メンバーだった故チャーリー・ワッツの演奏もフィーチャーされているという。 2005年リリースの「A Bigger Bang」以来となる18年ぶりのオリジナル・アルバムだ。
 まさか、彼らの最新アルバムを聴けることになるなんて、マジで思わなかった。たぶん、これがストーンズにとって最後のオリジナル・アルバムになるんだろう。



 アルバム発売に先駆けて先行シングルとなる「Angry」も今月9月6日に公開された。早速「YouTube」でMVを観た。
 これまた素晴らしい楽曲だ。いつものキャッチ―でアップテンポなロック・チューンで、この曲も彼らのアンセムになるだろう。ギターがこれまたいいんだなあ。「あっ、ストーンズだ」って、聴いていて嬉しくなるフレーズに胸が熱くなる。



 そしてこれに呼応するかのように、和久井光司氏が編集した「ローリング・ストーンズ完全盤」なる本が出たので、早速「Amazon」で購入し、週末読んでいた。
 ローリング・ストーンズ結成60周年記念として出版した、英米のオリジナル盤や発掘音源、それぞれのソロ作品、他のミュージシャンたちへの参加作品、映像作品群を、各アルバムごと時系列的に載せている。
 なのでたとえば、1969年にリリースされた「レットイットブリード」の解説の隣には、2019年に同アルバム発売50周年を記念してリリースした「デラックス・エディション」の解説が載っていたりする。
 ただ、ネットでこの本、かなり非難轟々で「買うまでもない」という意見で溢れていた。そうかなあ。見やすくてマニアにとってとてもありがたい内容だと思うんだけど・・・。



 加えて、18年ぶりとなるオリジナル・アルバム発売に合わせる、2本の大変貴重なDVDまで発売されるという。
 「ザ・ローリング・ストーンズ・ヒストリー 1962-1969」と「ザ・ローリング・ストーンズ・ヒストリー2 1969-1983」である。
 2本で約5時間にわたって、ストーンズのこれまでの長きに及ぶグループの歴史が映像で解き明かされるらしい。これまた早く観てみたい。



 
 新曲「アングリー」は、10月スタートするフジテレビの連続ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」の主題歌にも決定したのだとか。
 いやはや。こうなるともう大々的なローリング・ストーンズ祭りの世界的開催である。
 怪物かよ、こいつら・・・。







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「クレイジー・ケン・バンド」の「世界」と「サカナクション」の「懐かしい月は新しい月 Vol. 2 ~Rearrange & Remix works~」。65

2023年09月17日 | Weblog
 生きることに疲れたとき、死にたくなるほど淋しいとき、身も心もズタズタになって深い溜息ばかりが吐き出されるとき、音楽がそれを少しだけ癒したり元気を与えてくれた、そんな瞬間がある。あった。
 最低最悪だったとき、浜田省吾の数多のアルバムに心底パワーを貰ったし、それはビートルズやローリング・ストーンズのたくさんのアルバムからも同様に大きな【ちから】を授かって来た。
 音楽がなかったら自分の人生はいったいどうなっていたんだろうと考えると、ゾッとする。
 確か、坂本龍一の発言だった記憶しているけれど(違っていたらごめん)、「音楽で救われるなんてのは嘘だと思う」というような趣旨のことを何かのインタビュー記事で読んだことがあった。でもそれは自分ではあり得ない。本当に救われたし、立ち直る切っ掛けをいつも作ってくれた。それが音楽であり多くのアーティストたちだった。



 そんな大好きな音楽を紡いできた数多くの大好きなアーティストたちの中に、「クレイジー・ケン・バンド」と「サカナクション」がいる(もちろん、このほかにも数えきれないくらいたくさんのアーティストたちも当然います)。



 その2組のグループが新作をリリースした。
 「クレイジー・ケン・バンド」は通算23枚目のアルバム「世界」を 、そして「サカナクション」は「懐かしい月は新しい月 Vol.2 ~ Rearrange & Remix works ~」だ。
 「サカナクション」のほうは、オリジナル最新アルバムではなく、2015年にリリースしたカップリング&リミックスワークス集「懐かしい月は新しい月」の第二弾アルバムで、リアレンジ集の「月の現 ~Rearrange works~」と、リミックス集第二弾「月の幻 ~Remix works~」の2編からなる2CDである。



 本当にこの2グループのアルバムには救われ続けて来た。
 そして今回も両者、まったく期待を裏切らない出来栄えだ。まあ、「クレイジー・ケン・バンド」のほうは毎年のようにアルバムを出し続けているので、最高のワンパターンという言い方も出来なくもないけれど・・・。



 さあ。これでまた【大きなちから】を貰ったぞ。






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「そうだ、ヒッチコックの古い映画をもう一度観てみよう、それからベルイマンやゴダールもちゃんと観直そう」64

2023年09月16日 | Weblog
 テレビ朝日系木曜日夜9時から放映していた池井戸潤原作のドラマ「ハヤブサ消防団」が終わった。中盤までは面白かったのにカルト集団の存在が露わになってきたら予定調和の展開に終始してしまって、ラストも予想通りのオチで決着した。残念。
 TBSの「日曜劇場」「VIVANT」も明日の日曜日で終わっちゃうし(確かに今夏のテレビドラマ視聴率第1位のことだけはある)、フジの月9「真夏のシンデレラ」は久々の月9らしいラブ・コメかと期待して観始めたのに、回を増すごとに失速し続け、主人公の2人にまったく感情移入出来ずに尻すぼみ。これじゃあ低視聴率も納得だ。
 というわけで、「ネットフリックス」や「Disney+」の韓ドラや「ガメラ」のアニメ版(面白かった)も観ちゃったし、残るは「スラムダンク」のテレビシリーズのみ(「スター・ウォーズ」の「アソーカ」なんかの未配信分は残っているけれど)となってしまった。
 さてさて。
 次は何を観ていこうか・・・。



 そうだ。昔の古い名作映画をもう一度振り返りながら観ていこう。それがいい。そう思って、まずはサスペンス映画の名匠アルフレッド・ヒッチコック監督から取り掛かることに決めた。
 ヒッチコック監督の映画はこれまでほぼ観て来たといっていい。昔、映画館で何度かヒッチコック特集も組まれ、それらも見逃さなかった。
 まずは手始めに、「裏窓」を観る。偶然にも、ちょうどNHKBSプレミアムで放送していたのだ。
 これで何度目だろうか、「裏窓」を観るのは。もちろん何度観ても素晴らしい傑作だと思う。



 主人公のカメラマン(ジェームズ・スチュワート)は足の骨折でグリニッチ・ヴィレッジのアパートで療養しながら、退屈しのぎに窓から見える中庭と向いのアパートの住人たちを眺めて過ごしている。
 ある日、向かいのアパートで、セールスマンの夫と激しい口論をしていた病床の妻の姿が見えなくなった事に気づく。そして彼は、もしかしたらセールスマンが女房を殺したのではないかと疑い始め・・・。



 古典的名作の「裏窓」をまたまた一気に観終え、それまで眠っていた心に火がつき始めた。
 よし。このままヒッチコックの古典的名作を観直し、そこから今度はヨーロッパの巨匠たちの過去の名作映画を順追って観てゆくことにしよう。そう考えた。
 これまた大好きなイングマール・ベルイマンに、ジャンリュック・ゴダールに・・・そのほかまだまだたくさんいる映画界の天才たちの作品を観てゆくことにしよう。



 時間がないんだ、人生に。







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