佐藤博は、日本が誇るキーボード・プレイヤー、ピアニスト、作曲家、音楽プロデューサーであり、細野晴臣から、当時「YMO」への参加を呼び掛けられたほどの実力者でもあった。
その佐藤博が1982年に出したソロアルバムが「Awakening(アウェクニング)」だ。
アルバム「Awakening(アウェクニング)」は、いたるところで傑作と呼ばれ続けてきた。あるいはまた、日本の音楽史に残るほどの名盤とも謳われてきた。
ところが恥ずかしながら、僕はその名盤をこれまで一度も聴いたことがなかった。
もちろん、いつも「Awakening(アウェクニング)」の素晴らしいアルバム評価については色んな音楽雑誌で読んでいたし、買おう買おうとも思っていた。
でも、ほかにも気に留めているアーティストたちの新作やリイシュー盤は次々と出てくるわけで、アルバム「Awakening(アウェクニング)」までは中々手がまわらない。
ところが今回、やっと「Awakening(アウェクニング)」を聴く事が出来た。
昨年の暮れに、高品質CD2枚組のスペシャル・エディションとしてリイシューされたからである。
佐藤博への、他のミュージシャンからの凄まじいまでの高評価は止まることを知らない。
大滝詠一も、山下達郎も、角松敏生も、彼のピアノについてはいずれも大絶賛している。
その偉大な音楽家だった佐藤博、惜しむらくも、2012年、突然死去してしまった。享年65歳だった・・・。
今回、初めて聴いた、その佐藤博「Awakening(アウェクニング)」高品質CD2枚組スペシャル・エディション。
聴いてみたら、噂にたがわぬ、本当に素晴らしいアルバムだった。
全曲、英語で歌われている。
そしてそのうちの何曲かはインストも含まれている。
分かりやすく簡潔に言い切っちゃえば、AOR、大人が聴くヴォーカル・アルバム、都会的で洗練された、オーガニックな音楽ということになる。
でも当然にして、奥は深い。
最近、生活を朝型に切り替えようと頑張っている(夜型の生活を本気で脱するのって、ほんと骨が折れるのですが・・・)。
この佐藤博「Awakening(アウェクニング)」というアルバム、夏の爽やかな朝の時間帯に流すと、最高に活きる。映える。
夏の夜のひっそりと静まり返った時間帯、低いヴォリュームで部屋の中を満たすのもそれはそれでいいんだけれど、窓を開け放ち、夏の朝の澄んだ空気を部屋の中に入れて、珈琲を飲みながら聴く佐藤博の「Awakening(アウェクニング)」は格別である。
憂き世の煩わしさが、この美しいアルバムが流れ出したその瞬間、真夏の青空の彼方へと、すーっと消え去ってゆくよう。
アルバム「Awakening(アウェクニング)」は、清涼剤である。
透明で、美しく、静謐で、しかも哀しみさえ宿っている。
その佐藤博が1982年に出したソロアルバムが「Awakening(アウェクニング)」だ。
アルバム「Awakening(アウェクニング)」は、いたるところで傑作と呼ばれ続けてきた。あるいはまた、日本の音楽史に残るほどの名盤とも謳われてきた。
ところが恥ずかしながら、僕はその名盤をこれまで一度も聴いたことがなかった。
もちろん、いつも「Awakening(アウェクニング)」の素晴らしいアルバム評価については色んな音楽雑誌で読んでいたし、買おう買おうとも思っていた。
でも、ほかにも気に留めているアーティストたちの新作やリイシュー盤は次々と出てくるわけで、アルバム「Awakening(アウェクニング)」までは中々手がまわらない。
ところが今回、やっと「Awakening(アウェクニング)」を聴く事が出来た。
昨年の暮れに、高品質CD2枚組のスペシャル・エディションとしてリイシューされたからである。
佐藤博への、他のミュージシャンからの凄まじいまでの高評価は止まることを知らない。
大滝詠一も、山下達郎も、角松敏生も、彼のピアノについてはいずれも大絶賛している。
その偉大な音楽家だった佐藤博、惜しむらくも、2012年、突然死去してしまった。享年65歳だった・・・。
今回、初めて聴いた、その佐藤博「Awakening(アウェクニング)」高品質CD2枚組スペシャル・エディション。
聴いてみたら、噂にたがわぬ、本当に素晴らしいアルバムだった。
全曲、英語で歌われている。
そしてそのうちの何曲かはインストも含まれている。
分かりやすく簡潔に言い切っちゃえば、AOR、大人が聴くヴォーカル・アルバム、都会的で洗練された、オーガニックな音楽ということになる。
でも当然にして、奥は深い。
最近、生活を朝型に切り替えようと頑張っている(夜型の生活を本気で脱するのって、ほんと骨が折れるのですが・・・)。
この佐藤博「Awakening(アウェクニング)」というアルバム、夏の爽やかな朝の時間帯に流すと、最高に活きる。映える。
夏の夜のひっそりと静まり返った時間帯、低いヴォリュームで部屋の中を満たすのもそれはそれでいいんだけれど、窓を開け放ち、夏の朝の澄んだ空気を部屋の中に入れて、珈琲を飲みながら聴く佐藤博の「Awakening(アウェクニング)」は格別である。
憂き世の煩わしさが、この美しいアルバムが流れ出したその瞬間、真夏の青空の彼方へと、すーっと消え去ってゆくよう。
アルバム「Awakening(アウェクニング)」は、清涼剤である。
透明で、美しく、静謐で、しかも哀しみさえ宿っている。