淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

なんとミックジャガーの浮気相手4000人以上! とにかくロック・スターたちの恋愛事情が凄過ぎ! 「不道徳ロック講座」(神舘和典著)を読む。48

2023年08月31日 | Weblog
 他人の恋愛事情を批判するほど品行方正な異性関係をして来たとは決して言えないけれど、この本を読むと、世の中広いわと深い溜息をつくしかほかに術がない。本当に凄い。というか、ここまでやってたんだと心底感心してしまう。
 もちろん、これまでも色んな雑誌やインタビューなどのその破天荒な生き様や派手な恋愛模様は知っていたつもりだったけれど、改めてこうして赤裸々にロック・スターたちのスキャンダラスな側面を語られてゆくと、その凄まじいまでのエピソードの数々に心からの溜息が漏れてくる。



 新潮新書「不道徳ロック講座」(神舘和典著)を読んだ。
 これは面白い。一気に読んでしまった。
 本書は、「性」、「薬」、「酒」、「貧乏」と4つのパートに分かれていて、それぞれ有名なロック・ミュージシャンたちのド派手なセックス体験談や、ドラックに侵され続けてゆく壮絶な生活や、アルコール依存症になるまで飲み続けることで家族や仲間たちとの関係性が破綻してゆくさまや、ロック・スターとして輝くその前夜のどん底の貧困生活などが、彼ら彼女らの「自伝」やインタビューの抜粋などを引用しながら綴られてゆくのだ。



 ビートルズのジョン・レノン、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズやミック・ジャガー、エリック・クラプトン、エマーソン・レイク&パーマーのキース・エマーソン、ザ・フ―のキース・ムーンやピート・タウンゼント、キッスのジーン・シモンズ、ザ・バンド、エアロスミスのスティーブン・タイラー、マドンナ、シンディ・ローパー、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウイルソン・・・とにかく読み応え満点だ。



 いやいや。出てくる出てくる。仲間の妻や恋人に次々と関係を迫るわ、メンバー全員でファンをホテルに連れ込んで乱痴気するわ、薬物に溺れて入退院を繰り返すわ、金に困って万引きしたりゴミ箱を漁って残飯食べるわ(この人物はなんとマドンナです)。



 特に、これは病気かよとまで思っちゃうのが、ミック・ジャガーである。
 知ってはいたけれど、デビッド・ボウイと関係を持ったかと思えばその奥さんともベッドを共にする行為など日常茶飯事で、男性・女性どちらともひたすら「ラブ・アフェア」を徹底して楽しんできた猛者の中の猛者だった。
 関係を持った女性の数は4000人を優に超え、バンド仲間のキース・リチャーズの最愛だった恋人までも奪い取っている。それもキースがいるその面前で!
 いやはや・・・そういうエピソードだらけの一冊なのだ「不道徳ロック講座」(神舘和典著)って。



 ここではちよっと書けないような濃厚なエピソードが満載で、マジでお腹いっぱいです。
 はぁ・・・。











 


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新たに配信が始まった「ディズニー+」のスターウォーズ最新作「アソーカ」。まずまずの走り出しです。47

2023年08月30日 | Weblog
 「スター・ウォーズ」は壮大なスペース・サーガで、最初に制作された「スター・ウォーズ」は1977年に公開された映画だった。当時は当然にして「エピソード4」というような位置づけではなかったのである。
 この第一作目が大ヒットしたことから、続く「帝国の逆襲」が作られたわけで、結局これまでに映画化された9作品は時系列的に順番立ててゆくと、
  • エピソード1 / ファントム・メナス
  • エピソード2 / クローンの攻撃
  • エピソード3 / シスの復讐
  • エピソード4 / 新たなる希望
  • エピソード5 / 帝国の逆襲
  • エピソード6 / ジェダイの帰還
  • エピソード7 / フォースの覚醒
  • エピソード8 / 最後のジェダイ
  • エピソード9 / スカイウォーカーの夜明け 
 という時間軸になってゆく。
 そしてこの壮大な歴史物語には、ほかにもスピンオフ映画作品である「ローグ・ワン」と「ハン・ソロ」が加わり、そしてまたそこに、「ディズニー+」で制作されて配信ドラマ化された「マンダロリアン」シリーズや「ボバ・フェット」や「オビ=ワン・ケノービ」や「キャシアン・アンドー」が加わったりするから紛らわしい。



 たとえば「キャシアン・アンドー」なんかは、映画化された「ローグ・ワン」とその直前が舞台だった「新たなる希望」(つまり記念すべき処女作ね)の5年前を描いていて、戦士として銀河帝国に対抗する反乱同盟軍に加わることになるキャシアン・アンドーの前日譚が描かれていたりするのだけれど(シーズン2は2024年8月に配信開始が予定されているらしい)、こうなると複雑な人間模様をも含め相関図を眺めながら観ていかないと、こんがらかってしまって何が何だか分かんなくなる。



 そしてここに、またまた「スター・ウォーズ」シリーズに新たなドラマが加わった。「ディズニー+」で新たに配信された最新作「アソーカ」だ。
 まだ2話までしか配信されていないので、その全体評価までは現時点で不可能だ。でも出だしはそれなりにスピーディで、期待は裏切らない。



 今作は、アナキン・スカイウォーカーの唯一の弟子だったアソーカを主人公にした物語だ。
 彼女の師であるアナキンがダークサイドに堕ちて、「ダース・ベーダ―」へと悪への変貌を遂げる中、帝国が崩壊された後の混沌として世界で、アソーカもまた新たな敵へと立ち向かってゆく。



 しっかし。ここまで膨大なストーリーが作られてゆくと、改めて最初からシリーズを観直す作業が絶対必要になるかもね。






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「No motivationな猛暑日8月最後の火曜日は気分も晴れない・・・」46

2023年08月29日 | Weblog
 まったくヤル気が出ない。
 怠い。メチャクチャ怠い。
 こういう気分の日は何もかもが嫌になる。億劫になる。面倒になる。
 本も読みたくないし、身体を動かすのもかったるい。
 そうなると、すべて悪いほう悪いほうへと考え、思考の蟻地獄が始まってしゆく。
 ああ・・・面倒くさい。ぜーんぶやめてダラダラ生きていたい!
 もうなんもかんも放り投げたい!

 なのでいつもは普通に観ているテレビのニュース番組も若干その色合いが大きく違って来る。
 東京電力福島第一原子力発電所処理水海洋放出を巡るニュースに心底呆れて、このニュースが流れるとすぐにチャンネルを変えてしまう自分がいたりする。苛々がますます募るのだ。
 中国から発信される迷惑電話が日本国内で多発していて、被害を受けた自治体や企業などから全国の警察に225件(28日正午時点)の相談が寄せられているらしい。1000回以上の迷惑電話を受けている団体もあるのだとか。なんなんじゃ、これ。
 意地悪だろうが。



 そんな火曜日は一日中気分が晴れずじまい。
 午後から某ホテルで大事な大事な「会議」があって、報道陣もたくさんいる中で何度か発言したのだが、発言が終わって振り返ると、「ああ・・・俺は一体何を発言してんだよ、ったく・・・」と、火に油を注ぐかたちでドッと疲れが噴き出してくる。
 何をやっても裏目裏目。下痢で七転八倒した辺りからなんでこうもやることやること、真逆になっちゃうんだ?
 会議が終わって、まだ30度超えの街なかを肩を落としてダラダラ歩く。
 
 【人は心が愉快であれば終日歩んでも嫌になることはないが、心に憂いがあればわずか一里でも嫌になる。
 人生の行路もこれと同様で、人は常に明るく愉快な心をもって人生の行路を歩まねばならない】
 シェイクスピア。

 言ってる意味は分かるけどさ・・・。








 

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今日は月曜日。ジェームズ・サーバー(村上春樹訳)「世界で最後の花 絵のついた寓話」を独り読む。45

2023年08月28日 | Weblog
 日曜日の夕方、いきなり激しい雨が降る中、友人の葬儀に向かった。
 前日から凄まじい下痢に襲われていたのだけれど、何所にも行かずひたすら蒲団に潜ってじっとしていたのが良かったのか、葬儀のために喪服に着替えようと立ち上がったら、少し体が楽になっていた。
 それでも一日何も食べていなかったので動きは鈍い。でもどうしてもご焼香に行かなければと奮い立たせ、なんとか車で雨降る日曜日の夕刻、郊外にある某メモリアル・ホールへと駆けつけた。

 家に帰って、急にお腹が減ってきた。
 不謹慎ながら、友人が旅立っても、哀しみがヒシヒシと襲って来ても、それなりに腹は減る。そして眠くなる。ほんと、人間っていう奴は・・・。
 それでも下痢はピタッと止まったみたいだ。
 何とか一日で復活した。
 それにしても人生初めての経験だった、こんな猛烈な下痢の繰り返しは。



 夜、テレビを何気なく点けたら、日テレの24時間テレビのフィナーレが入っていた。ちょうどタレントのヒロミが見事102.3キロを走り抜けゴール会場へと駆け込んでいるシーンだった。
 ヒロミのマラソン完走に対して一切異を唱えるわけじゃない。それはそれで凄いし、この毎年恒例の番組に出ていた、様々なハンディキャップを背負いながらも懸命に生きる人たちの姿を見て(すべてのコーナーを見たわけではないけれど)、心底感激してきたし、自らの怠惰な生き方を振り返って襟を正そうと真剣に考え直したことだってある。そして、その姿や生き方に思わず涙したことだって何度もあった。
 でも、これはなんなんだろ?
 ヒロミが満身創痍、会場へと辿り着こうと息子たちと肩を抱き合って走る場面がテレビに映し出されると、なんと彼の妻の松本伊代が登場して彼女の持ち歌である「センチメンタル・ジャーニー」を歌い出したのだ。
 これ、やる? 安易過ぎない? 
 まあ、テレビの演出上分からないでもない。でもなあ・・・こういう昭和っぽい?演出に、観ている側としては安易に乗りたくない、絶対ヤダ。
 完全にシラケている自分がいる。



 気を取り直して「バスケット・ボール」W杯の一次リーグ「日本対フィンランド」戦。
 世界ランキング36位の日本が、同24位のフィンランドに98―88で逆転勝利を飾った。
 最後の最後で大逆転。これは面白かった(ただし、あまりにも興奮して絶叫するアナウンサーには辟易したけれど・・・)



 そして今日は月曜日。また新しい一週間が始まった。
 お昼休み、届いたばかりのジェームズ・サーバー(村上春樹訳)「世界で最後の花 絵のついた寓話」を読む。
 お昼休み、10分も掛からないで読み終えた。絵本ということでスラスラいける。
 雑誌「ニューヨーカー」に発表してきた作家が、第二次世界大戦開戦時に戦争のない未来を願って描いたもの、この度、村上春樹の新訳で復刊したのだという。
 読後の感想を言えば、まあ、こういう類いの本なのね・・・というしかないけれど。








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「最悪なる日曜日」44

2023年08月27日 | Weblog
 昨日の土曜日の午後辺りから下痢の兆候。「スポーツ・ジム」から帰って、炎天下の「青森駅前公園」で商店街のイベントでスピーチし終えて自宅に戻ってからのことだ。
 夜は高校の「同窓会」があってそれは事前に東京行きが組まれていたので断っていたのだけれど、諸事情で日程変更があり、それなら出てみるのもいいかなと思っていてたその矢先だった。
 なんか怠い。疲れが溜まっているんだろうか。頻繁にトイレに駆け付ける。
 なんと、一時間おきにトイレに駆け込む事態に。それもまるで水のような排泄物なのだ。これはキツイ。こんなこと、生まれて初めてだ。
 でも、熱は全くない。平熱で、何ともない。ひたすら下痢が続くのである。



 ネットで調べたら、「熱中症」でも頻繁に下痢が起こるらしい。もちろん病院に行ってないので下痢の原因は分からない。逆に下痢止めはできればやめたほうがいいと書いてあったので、薬は飲まずにひたすら耐える。
 午前1時、午前2時、午前3時・・・毎時間トイレに駆け込むので眠くて仕方がない。そのうち朝になってしまった。



 部屋の温度が29度。窓を開けっぱなしにしていても全然気温が下がらない。クーラーだとまた寒いし・・・。
 今日の日曜日は「ジム」で2つのエクササイズを予約している。でもこういう状態でジムに行って、突然下半身に便意を催し、そのまま室内で漏れでもしたら、もう恥ずかしくて生きてなんかいられらないだろう。なので、速攻キャンセルした。



 あとはひたすら寝て過ごす。少し眠るとまた便意を催し、急いでトイレに駆け込む。その繰り返しだ。参った。食事は一回も摂ってない。
 とにかく身体の変調が一番堪える。一番嫌だ。落ち込むし心底めげる。
 具合が悪くなって思うのは唯一つ。
 身体が丈夫だということは、ほかの何にも代え難い素晴らしいということだ。身体に変調があるとそのことを深く深く自覚する。
 手が動くということ。目が見えるということ。耳が聞こえるということ。足が動いて普通に歩いたり走ったりできるということ・・・。
 なんて素晴らしいのだろう!
 健康こそが最も重要である。
 映画もテレビも音楽もランニングも、目も耳も足が健常だから可能なのだ。いつもそれが普通だと誰もが思っている。でも絶えず普通だということを喜ばぶべきだ。



 日日是好日。普通が一番。
 一日穏やかならばそれでいい。来生たかおも歌ってたっけ。









 

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今話題沸騰しているNETFLIXの韓国オリジナルドラマ「マスクガール」全7話を一気見! これまた面白いっ!43

2023年08月26日 | Weblog
 8月26日土曜日。今日もまた滅茶苦茶暑い。まるで真冬にストーブに当たっているような感じさえしてくる。ちょっと動いただけで汗が噴き出るのだ。
 天気予報を見てもあと一週間近く最高気温は30度超え。まったく異常気象にもほどがある。
 今日は本当に久しぶりに「スポーツジム」へ。
 午前10時半から始まる「ヴィンサヤ・ヨガ」に出た。入り口でヨガの女性インストラクターの先生から「お久しぶりですね」と声を掛けられた。いや、ほんとに久しぶりだ。
 ヨガを終わってランニングマシンで走り込む。10月1日の「アップルマラソン」42.195キロ完走に向けてそろそろ走り込みをしないと大変なことになる。
 走り終えて、お風呂に入ってジムを出た。
 午後は中心市街地ニコニコ通り商店街の「ねぶた運行」イベントの開会セレモニーに参加するために、着替えて青森駅前公園。
 すでに某市選出国会議員と青森市の副市長が来ていて、一緒に来賓の挨拶を行った。
 今日は市内中心部で様々なイベントが同時多発的に行われていて、人通りも激しい。
 でも、挨拶を済ませて速攻で家へと戻り、テレビのスイッチを入れる。



 NETFLIXオリジナル韓国ドラマ「マスクガール」を観るためだ。
 この新ドラマ、凄い反響で、NETFLIX世界の視聴時間ランキングで5位。日本などアジアの一部国・地域では第1位を突っ走っているという、現在最も旬なドラマである。
 原作はウェブ漫画。



 物語は、ある冴えない女性会社員が主人公だ。
 自分の外見に劣等感を抱いているキム・モミという独身女性は、昼間は普通の会社員としてひっそりと過ごしているのだけれど、夜になると一変、マスクで顔を隠してセクシーな姿態をカメラに曝け出し、ネットでライブ配信をして熱狂的なファンたちから支持されていた。
 ところがある日、突然予期せぬ出来事に巻き込まれ、彼女の人生そのものが大きく変わってしまうことに・・・。

 いやあ。面白いです。
 しっかし、よく考えるよなあ、こんな奇抜なストーリー。
 必見!











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「エンディングノート」42

2023年08月25日 | Weblog
 最近、身近にいた親しい人間が次々と亡くなっている。
 ずっと好きだったミュージシャンたちも同様だ。訃報に触れる機会がかなり多くなってきた。
 若いころに遊んだ友人や何度も聴いてきたアーティストたちがこの世界からいなくなってしまうのは、なんとも遣る瀬無い気分になって心も激しく凹んでしまう。
 そして、そんなことを考えている自分自身だって、そのうちこの世界から消えてしまう。確実にいなくなる。それだけは絶対なる真理だということを深く深く自覚する。

 時々、身体に変調をきたしたり、体調が悪かったりして病院に行くと、ふと頭を過ぎる。「もしかしたら悪い病気だったらどうしよう・・・」、「精密検査の結果が悪かったらどうしよう・・・」と。
 そして当然の如く、いつか必ず訪れる【死】のことを考えて恐怖に怯えるのだ。
 だからこそ、私たちは常に【死】という現実と絶えず向き合いながら、なんとかこういう日々を生きていかないといけない。意識して生きていかないといけない。【メメント・モリ】、死を想え。



 日本のドキュメンタリー映画を一本観た。
 タイトルは「エンディングノート」。
 ある日、ガンの宣告を受けた60歳代の男性がこれまで生きて来た自分自身の人生を振り返り、家族へあてた「エンディングノート」を残す。それらを克明に綴ったドキュメンタリー映画だ。
 映画自体の公開はもう10年以上も前だったらしいけれど、当時まったくこの映画のことは知らなかった。
 最近になって、この映画のことを改めて知り、やっと「ネットフリックス」で観たのである。



 仕事人間で「段取りが命」をモットーに高度経済成長期を支えてきた一人の男がいる。昭和の時代を生きたという匂いがプンプンする企業戦士だ。
 砂田知昭という名のその企業戦士は、67歳で会社を無事退職したことで、これまでの会社最優先だった生活を止め、新たな第二の人生を歩み始めることを決める。
 ところがその矢先に重度の胃ガンであることを知らされ、絶望の果て、「自らの死の段取り」を課すことで最後の人生を生きてゆこうと決意する。
 監督は砂田知昭氏の娘で、あの是枝裕和監督の映画制作現場で働いてきたという砂田麻美という人だ。

 観ていて胸が締め付けられる。
 自分にもいずれやって来るであろう現実を非情までに提示され、辛く、苦しく、切なくなる。「お前は明日からどう生きるんだ?」と問われ、混乱する。
 結局、自分だけは死なないんじゃないかという馬鹿な幻想は粉々に砕け散り、老いてゆく、自由が利かなくなる、死と対面することになる、そんなおのれと向き合わざるを得なくなるのだ。

 この映画は怖い。
 たとえユーモアを交えながら語られてゆくとしても、この映画には怖さと絶望が激しく際立っている。
 ああ・・・ちゃんとしないとな。ああ・・・今日をちゃんと生きないとな。心からそう思う。このままじゃいけない。絶対にいけないと。

 誰にでも【死】は必ずやって来る。
 それは明日かもしれない。






 

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今年の夏こそ聴くべき必殺の2枚はAIRI「CITY POP RENDEZ-VOUS」とジャンク・フジヤマ「DREAMIN'」です。41

2023年08月24日 | Weblog
 今日もまた30度超え。
 暑い。熱い。アツイ。弘前市の今日の最高気温は37度だとか。異常だ。
 それでも時々、ちょっと爽やかな風が吹いて来たりして、今年の夏の終わりの予感のようなものを感じたりすることもある。
 まだまだ続くのだ。実質的な今年の夏は。
 そんな猛暑だからこそ聴く音楽というのもまた、確実に存在する。夏に聴くべき音楽、そして秋にこそ聴く音楽、冬だから胸に迫る音楽、訪れる春に映える、そんな音楽があるのだ。誰にでも。

 

 まずは一枚目。
 ジャンク・フジヤマのニューアルバム「DREAMIN'」だ。
 それにしても分からないのが、なぜにブレイクしないんだ? ジャンク・フジヤマ。山下達郎に声質が似ていて亜流扱いされているから? ここぞというスマッシュ・ヒットがないから? もしかしてそのルックス?
 うーん・・・分からない。
 昨今のJ-POP/シティ・ミュージック(この言葉嫌いだけど)ブームに乗って、そろそろブレイクしてもよさそうなのに。
 ニューアルバム「DREAMIN'」も、これまでの彼のテイストから逸脱することなく、都会や夏をテーマに70年代・80年代の良質なポップとメロディを掬い挙げていて、煌びやかな音楽を提示している(布施明の「君は薔薇より美しい」のカバーには驚いた)。
 ただなあ・・・これぞと言えるようなキラー・チューンがあまりないというのは、ちょっと痛いけれど・・・。



 そして二枚目。
 ジャズ・シンガーのAIRIがリリースした、シティ・ポップの名曲を12曲セレクトしたカヴァー・アルバム「CITY POP RENDEZ-VOUS」。
 実をいうと、このシンガー、まったく知らなかった。アルバムも聴いたことがない。初めて「ミュージック・マガジン」を読んで知ったのである。
 山下達郎、ユーミン、高橋幸宏、井上陽水、大貫妙子、それから玉置浩二と、俗にいうJ-POPの名曲が勢ぞろいしている。
 これまた難点を言えば、ジャズを塗したアレンジによっては原曲の良さが台無しになっている曲もないではない。逆に「Saravah!」なんかはグッと締まったジャジーな楽曲に生まれ変わっていた。
 いずれにしても、名盤に加えるほどじゃないけれど、今年の猛暑にこの2枚は必需品になると思う。
 気温が数度下がりますよ。








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「Nulbarich」のJQが「手を伸ばせ! 必ず届くから!」と叫び、リアム・ギャラガーが「ファッキン! これはボン・ジョビのショーなんかじゃねえぞ!」と煽ってた。40

2023年08月23日 | Weblog
 午後2時20分発「新青森駅」行きの新幹線に乗り込んでシートに座り、「東京駅地下街」で買った「鯖弁当」をつまみながら冷えた「アサヒスーパードライ」ロング缶をゴクゴクと一気に飲み干した。
 車窓を通り過ぎる30度超えの昼下がりの街。まだ夏は終わらないぞと高らかに微笑んでいる。
 酔っぱらった勢いで、「サマーソニック2023」の「ナルバリッチ」のステージのことを思い出してみる。ステージ上でヴォーカルのJQが言っていた「手を伸ばせ! 必ず届くから!」。いい煽りだ。「手を伸ばせ! 必ず届くから!」か。泣けるな。でも今の俺の年齢にそんな前向きな言葉って必要なんだろうか? なんてことを考えてみたりもする。もう人生の後半戦に突入したっていうのに、まだ手を伸ばしてどうなるんだよ? なんて心の中で呟いた。
 それでも、思いっきり手を伸ばして掴みたいものがある。それはある。この歳になってもそれがある。
 だから苦しいんだ。



 なんてことを考えながら缶ビールをまたまた一気に飲んでみる。酔ってきた。お昼のビールはやっぱり効くなあ。そしてまたリアム・ギャラガーが「ファッキン! これはボン・ジョビのショーなんかじゃねえぞ!」と叫んだ「マリン・ステージ」に登場した瞬間の決め台詞もすかさず思い出してみる。鳥肌が立った。
 いいじゃないか。強気で、前向きで。別にボン・ジョビを批判しているとかじゃなく、その心意気がロックじゃねえか。
 いいんだよ、ずっと強気で。どこまでも堂々と前を向いてりゃ、怖いものなんて何にもない。絶対にない。
 「死ぬ気でやれよ、死なないから」って言ってたロッカーもいたな、もう死んじゃったけど・・・。
 リアム、あんたこさがロックだ!



 それにしても、天下を獲った人間の発言って(何をもって天下を獲ったのか獲らなかったのかの定義は一先ず横においておいて)、なんてこうもカッコイイんだろ?
 それに比べてこの俺の体たらくときたら・・・死にたくなる。なにしてんだろ、まったく。
 酔っぱらった冴えない疲れ顔が車窓に映ってる。
 その先の空は何処までも青く、そして夏の大気に塗れて明るく輝いている。



 酔っぱらったフラフラの気分で何度も何度も心の中で呟いてみる。何度も何度も呟いてみる。
 「手を伸ばせ! 必ず届くから!」、「手を伸ばせ! 必ず届くから!」
 「手を伸ばせ! 必ず届くから!」、「手を伸ばせ! 必ず届くから!」
 「ファッキン! これはボン・ジョビのショーなんかじゃねえぞ!」
 
 

 午後5時半、「新青森駅」に到着した。
 えーっ?! 嘘だろ、東京よりも青森のほうが暑いじゃねーかよ!!
 






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落雷が轟く急な土砂降りのなか、「ルミネtheよしもと」で「マヂカルラブリー」「和牛」らを観る。甲乙付け難かったけど、中でも「トレンディエンジェル」と「空気階段」が面白かった。39

2023年08月22日 | Weblog
 土砂振りの雨だ。
 突然、凄まじい轟音とともに雷がひかり、雨が降り出したのだ。
 雨が降るという予報だったので用意していた傘をさしながら新宿「ルミネ」へと急ぐ。
 昨日は「末廣亭」で落語を堪能したので、今日は「ルミネtheよしもと」で漫才やコントを堪能したい。そう考えて、土砂降りのなか、電車に乗り込んだ。



 新宿に着いた頃には雨が止み、青空まで覗いている。
 「ルミネtheよしもと」は初めてだ。大阪に行くと必ず「なんば花月」で「吉本新喜劇」を観るのが定番なんだけれど、東京では初めての「よしもと」体験だ。
 本日の公演は「満員御礼」ということで、前日に予めチケットを購入していて本当に良かったと胸を撫で下ろした。



 満員でごった返すロビーを抜けて館内へと入った。
 意外と狭い会場だ。でも新しい。
 場内が暗くなり、いきなり「マヂカルラブリー」の登場。
 面白い。というか、出て来る芸人たち、そのすべてが面白い。テレビのお笑い番組だと、観ていてあまり面白くない芸人が出てきたりして乱高下があったりするんだけれど、「ルミネtheよしもと」に今日出場している芸人たち、まったくハズレがない。



 「EXIT」、「レーザーラモン」、「空気階段」、「和牛」、「トレンディエンジェル」・・・。
 でもそのなかで一番笑ったのが、「トレンディエンジェル」と「空気階段」だった。もちろん、ほかの出演者も素晴らしく中々甲乙付け難かった。



 約1時間15分の公演。
 一組辺り10分程度だったけれど、このくらいの時間がちょうどいい気がする。
 満足して「ルミネtheよしもと」を出る。
 「紀伊國屋」に立ち寄って本を色々眺めてみたけれど、特に読みたい本もなく(それより読まずにいまだ溜まっている本を一体どうすんだよ!)、疲れてもいたので、そのまままたねぐらへと戻った。

 空が曇ってきた。
 遠くで雷が鳴っている。
 また雨が降ってきた・・・。







 

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新宿に出て、「新宿末廣亭」で春風亭一之輔の落語をきく。この小屋自体もすんごく癒されるし、大いに笑って楽しんだ。38

2023年08月21日 | Weblog
 朝、ゆっくり起きる。
 昨日までの「サマーソニック 2023」の心地よい疲れが残っていて、それがまた何とも言えない気分の高まりを感じさせる。
 こうして、一瞬、一瞬を愉しんで生きてゆくしかないだろう。
 辛いことや納得のいかないことはたくさんある。毎日がそれほど充実しているわけじゃない。でも何とか歯を食いしばって残りの人生を生きてゆくしかほかに術などないのだから・・・。

 朝起きて、パソコンで決裁をし、メールをチェックして電話で幾つかやり取りをした。
 今日は都内で打ち合わせがある。午後の4時から新宿でD大学の社会学部某先生と、互いのゼミの共同研究に関する打ち合わせである。D大のゼミ生たちが9月に来青して研究テーマの調査をするのだ。
 夕方4時まで時間があったので、新宿の伊勢丹の先にある「新宿末廣亭」で落語をみることにした。



 ちょうど2時半から「仲入り」で、区切りがいい。
 春風亭一蔵の落語に始まって、ロケット団の漫才(これが意外に面白かった)、三遊亭天どん(新作落語)、三遊亭歌る多(女性落語でこれまた面白かった)、鏡味・仙志郎と仙成による曲芸が終わっていよいよ真打登場。
 「笑点」新レギュラーの、あの春風亭一之輔である。



 これがまた面白い。
 まくらから大笑い。
 まったくダレるといういうことがないのだ。
 客席はほぼ満員だった。
 大満足して「昼の部」を出る。
 いいなあ、寄席って。



 外に出ると、まだ太陽は明るく燦燦と輝いていた。
 気温は相変わらず高い。汗が噴き出る。
 D大学の先生と「紀伊國屋」で落ち合い、近くの喫茶店に入って長い打ち合わせに入る。
 こうしてまた、夏の暑い一日が終わってゆくのだ・・・。








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「サマーソニック」2日目も猛烈な暑さ。今日は韓国勢が凄かった。「トレジャー」に「SOL」、そしてリアム・ギャラガーはまるで「オアシス」でした。37

2023年08月20日 | Weblog
 結局睡眠時間は6時間も出来なかった。
 朝起きて、直ぐに着替えてそのまま東京駅へと向かう。それでも日曜日ということもあってか、電車はガラガラ。
 高架を滑るように走る中央線。空が青い。遠くに新宿の高層ビル群が見える。高円寺の環七環状線沿いに建っているマンションの屋上に建て掛けられている「爛漫」の大きな看板が見えてきた。懐かしいマンションだ。青春時代が蘇る。



 「サマソニ」の会場には9時過ぎに到着した。
 それにしても暑い、というより熱い。汗が滴り落ちてくる。
 昨日とおんなじ、スタジアム最上階の一番後方席に陣取る。しばらくして、一発目「ジャニーズ・ウエスト」が登場。凄い人で埋まってる。
 一曲も知らない。っていうか、誰が誰なのかも分からない。でも、全速力でステージを動き回っていた。

 こちらは別に「ジャニーズ・ウエスト」のファンでもないので、お昼から始まる「マウンテン・ステージ」での「ももいろクローバーZ」に急ぐ。
 「ももクロ」は超満員。熱狂的なファンで埋まっていた。
 実はそれほど楽曲を知っているわけじゃないので、とにかくその場を楽しもう、そう思ってライブを愉しんだ。



 終わって今度は「ビーチ・ステージ」へ。
 気持ちいい。暑いけれど東京湾から吹いてくる潮風が気持ちいい。
 ステージでは「オリジナル・ラブ」。これがまた良かった。田島貴男もノリノリで、なんと「接吻」まで披露した。
 それにしても海辺のライブっていうのもすんごくいい。

 次なるステージは「SOL」。韓国「BIGBANG 」のメンバーの一人だ。
 これがまたノリノリで良かった。さすが、韓国勢、その前に観た「トレジャー」(これがまた韓国の10人組のダンス・ヴォーカル・グループでかっこいい)もそうだったけれど、キレのあるパフォーマンスで素晴らしかった。



 そして今回の個人的な目玉。リアム・ギャラガーである。
 大歓声で迎えられたリアム。そう来たかという感じで、のっけから「モーニング・グローリー」!
 フルスロットルの大「オアシス」大会だ。
 大満足!



 ヘッドライナーはケンドリック・ラマーが降臨。
 球場が本当に揺れている。全員がヘビーなラップに合わせて踊っている。
 ただ、マシンガンのように繰り出される歌詞がよく分からないのと、彼のアルバムも実は2枚しか持っていないので、披露する曲に対してのそれほど思い入れがない。これには困った。

 そんなこんなで、2日間にわたったライブは終わった。
 スタジアムに花火が上がる。
 ああ。
 これで今年の夏も終わったかぁ。






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「サマーソニック」初日、汗だくだくのなかで素晴らしかっのは「ナルバリッチ」、「ニュー・ジーンズ」、それから「サンダー・キャット」。36

2023年08月19日 | Weblog
 猛烈な暑さ。冷えたビールを買ってスタジアムの最後尾(この席がベスト。陽は当たらないし「千葉マリンスタジアム」から見える海からの浜風が吹いてきて何とか凌げる)、ライブを俯瞰して観ることが出来るからだ。



 8月19日土曜日、今日から2日間にわたって「海浜幕張」で開催される「サマーソニック2023」に行く。
 午前9時に東京駅の八重洲中央口で前の職場で一緒に働いたロック好きのK君と待ち合わせ。そこから2人で「海浜幕張駅」を目指した。コロナ禍もあって「サマソニ」は4年ぶりだ。



 駅を降りると長蛇の列。凄い人だ。
 歩いて「スタジアム」に行き、いつもの定席、「ロッテマリンスタジアム」の最上階に上る。絶景である。ここに陣取るとライブの全貌が見て取れる。
 まずはビールを買って乾杯。
 今日の楽しみは、韓国の5人組女性グループ「ニュージーンズ」。12時からの登場だ。
 もうすでにスタジアムのアリーナは超満員。
 炎天下、これは暑いだろう。
 そして、いよいよ「ニュージンズ」登場!



 キレッキレのダンスとヘビーなビートにエッジの効いたメロディライン・・・という感じじゃなくて、もうちょっと品がいい。そこがこのグループの魅力だろうか。
 いいと思う。



 「サマーソニック」は、このスタジアムの「マリン・ステージ」のほかに、海辺の「ビーチ・ステージ」や「幕張メッセ」の4会場で同時に様々なジャンルの音楽パフォーマンスが用意されている。
 なので、会場を変えようとシャトルバスに乗って「マウンテン・ステージ」と「ソニック・ステージ」の会場へと足をのばした。



 ちょうど「ソニック・ステージ」では「ナルバリッチ」が始まる直前だった。それほど期待していなかったのだけれど、観たらこれがいい。
 最近の「ナルバリッチ」、少しリリースする新曲がイマイチ乗れなくてそれほど期待していなかったのだけれど、最初から最後までフェスらしいノリノリの楽曲で押しまくる。
 全員が踊っていて、とにかくアゲアゲ。
 素晴らしい。
 締めは、どうしても観たかった「サンダーキャット」。
 アルバムの路線をそのままで、期待通りではあったけれど、踊れる曲がもうちょっとほしかった気も。



 終了したのが9時過ぎ。
 夜なのにまだまだ暑い。
 クタクタになって電車に乗り込み、ねぐらに着いたのは12時を回っていた。
 うーむ・・・辛い・・・でも楽しい・・・。







 






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都心はこの夏20回目の猛暑日らしい。5日ぶりの東京は快晴で沸騰都市、それにしても日差しがめちゃくちゃ痛い!35

2023年08月18日 | Weblog
 青森の朝。今日も暑そうだ。それでも空は少し曇っている。
 午前8時37分発「はやぶさ14号」に乗り込んだ。車内では爆睡。本も読まずひたすら寝ていた。東京駅に着いたのが12時8分。相変わらず構内は大混雑。



 自動改札口で新幹線の特急券と乗車券の2枚を差し込んでそのままゲートに進み、残りの1枚を受け取ろうと思ったら、大きなブザーが鳴り響き、出口でストップがかかってしまった。
 「なんなんだ?」
 ムッとして、もう一度繰り返して2枚の切符を差し込むも、またまた拒絶されてしまうではないか。新幹線の出口付近はかなりの乗客でごった返していて、後ろには長い列が出来ていた。
 「なにやってんだよ」と、露骨に怒りの顔を作る者もいて、みんながみんな苛々しているのがわかる。
 「なんなんだよ、ほんとにもう」
 こっちもイラっとして、もう一度切符を差し込んだのだけれど、無情にもゲートがピンポンというけたたましい音が響くだけで、切符はすぐに戻ってしまう。



 見かねた駅員が駆け寄ってきたので、「なんなんですか! ちゃんと新青森駅の改札は通ってんですけど!」、いきり立って抗議をすると、「ちょっと切符を拝見します」と徐に取り上げられ、「うん?」と声を出すなり、「お客さん、これ帰りの切符ですよ、行きの新幹線の切符をちゃんと入れてください」。
 「えっ・・・」
 ・・・すいません・・・。えっ?



 後ろで「なにやってんだよ!」と呆れた声が聞こえてきたので、素早く溜まってしまった列から離れ、自販機の脇に隠れて持っていた切符をそーっと確認してみた。
 確かに・・・これ、帰りの「東京駅発新青森駅行き」の切符じゃん!
 ああ・・・。またやってしまった・・・。



 そこから中央線に乗り込んだけれど、ショックで呆然と車外の風景を睨んでいた。こういうどうしようもない自分自身にマジで嫌気がさす。
 ちゃんとしろよ、ちゃんと!
 ん、もう。





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さあ、いよいよ夏フェス「サマー・ソニック2023」だ! ということで、ケンドリック・ラマー、ブラー、リアム・ギャラガーなんかを一気に聴きまくってる。34

2023年08月17日 | Weblog
 8月16日の青森は高気圧に覆われて今年最高の36.3度を記録した。
 先日、TBS系の全国ニュースでお盆の帰省客を追い掛けるコーナーをやっていて、首都圏に住んでいる4人家族が青森県の八戸市に帰省する模様が映し出されていた。
 「とにかく涼しい北国の実家に帰ることで一息つけます」と喜んで向かった八戸市。ところがである。八戸の実家にはクーラーがないという。そこに来てこの異常な猛暑。
 インタビューを受けていた実家のお母さんが申し訳なさそうに、「ここまで異常な暑さになるなんて・・・息子や孫には申し訳ない・・・来年はクーラーを付けます」と困惑している姿がなんとも言えなかった。
 だいたい、青森県内の家庭でクーラー設置率は約60%だというではないか。そりゃあそうだ、これまで真夏で気温が30度を超える日なんて1日か2日あればいいほうだった。ましてや冷夏で、ずっーと20度台で推移していた年だってたくさんあった。
 青森の夏は涼しかったのだ!

 そんな猛暑の青森を脱出して明日からは東京だ。
 土日に「千葉マリーン・スタジアム」を含めたエリアで開催される「サマー・ソニック2023」に行くためだ。
 週間天気予報を見たら、なんと台風一過で気温がぐんぐん上昇して、連日35度超えが続くんだとか。
 仕方がない。過ぎ行く最後の夏を思い切り楽しむしかない。



 というわけで、連日、「サマー・ソニック2023」に出演するアーティストたちのアルバムを聴き漁っている。ケンドリック・ラマー、ブラー、リアム・ギャラガー、それからトゥー・ドア・シネマクラブ、ニュー・ジーンズも楽しみだ。



 本当は、サンダー・キャットやベビー・メタル、新しい学校のリーダーズも観てみたいし、「ビーチ・ステージ」での(またこのビーチ・ステージがよくて、太平洋へと広がる真夏の海を眺めながら砂浜の上で繰り広げられるライブがたまんない!)鈴木雅之や高中正義も聴いてみたいのだが、ステージがダブっちゃっていて行ってからじゃないと何とも言えないところもあったりする。



 ケンドリック・ラマー、ブラー、リアム・ギャラガー、トゥー・ドア・シネマクラブ、ニュー・ジーンズ・・・密度の濃い2日間にわたる豪華なメニューだ。
 冷たいビールを飲みながらのライブ、これがマジで癖になる。











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