土曜日は、午後の炎天下を10キロ走り、日曜日はジムでバイクを10キロ漕いだあと、45分間の「ボディコンバット」。
それでも、心の煩悩は抜けないし、傷ついた心の修復も叶った訳じゃない。
だからといって、またあの凄まじい地獄のような深い闇に引き摺り込まれるのだけは、もう絶対に御免被りたい。
金曜日7日の夜は「ねぶた」の海上運航があって、花火大会も開催された。
それが終わって、親友の家を訪ねる。
友は、ワインを用意して待ってくれた。
久しぶりに、かなりの量を飲む。
そして、かなり酔っ払った。
でもその無二の親友は、酔った勢いかもしれないけれど、こう言ってくれた。「周りが全部お前の敵になったとしても、俺だけはお前の味方だから」。
嬉しかった。
ところがその酔いが次の日の土曜日まで引いてしまって、炎天下走っていたときも相当辛かった。でも、走りたかった・・・。
金曜日、土曜日、そして日曜日は、1枚(実際は2枚組みですが)のアルバムだけをひたすら聴き続けている。
山下達郎のルーツともいえる伝説のバンド「シュガーベイブ」の、「SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition- Double CD」である。
伝説のバンド「シュガーベイブ」は、たった1枚のアルバムを世に出しただけで解散してしまった。
1976年のことである。
そして、シュガーベイブの「SONGS」が発売されたのは、前年の1975年の4月。
つまり僕は今から40年前、当時「エレック・レコード」からリリースされたLPレコード「SONGS」を買ったのだった。
今となっては、かなり記憶自体が曖昧になっているけれど、僕は東武東上線「大山」駅近くのアパート2階の部屋で、このシュガーベイブの「SONGS」を何度も何度も繰り返して聴いていたのだ。
1975年の春に・・・。
アルバムで初めて知った、山下達郎と大貫妙子。
あれから、もう40年が過ぎたのだ。
40年!
あのころを思い出すと、すべての記憶がきらきらと輝き出す。
不思議と、楽しい思い出しか蘇らない。
ほんとは、そんなの嘘っぱちなのに。ほんとは色んなことに悩んでいたはずなのに。青春が美しいなんて誰が言ったんだ、と心の中で叫んでいたはずなのに・・・。
記憶は嘘をつく。
平気で嘘をつく。何もかもを綺麗に、そして美しく塗り替える。
でも戻りたい。あのころにもう一度戻りたい。嘘でも構わない。虚構だっていい。
もう一度あのころに戻って、最初からすべてをやり直したい。新規まき直したい。今の人生を全部上書きしたい。
だから、今のこんなズタズタの心で聴き直す「SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition- Double CD」は、聴きながら何度も心が「ぎゅん」と締め付けられて苦しくなった。
切なくなって、何度も途中でCDを止めてしまった。
「SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition- Double CD」は、山下達郎の音楽活動40周年を記念してリリースされたものだ。
2015年リマスター音源と、ボーナストラックによるDISC1、2015年リミックス音源とボーナストラックによるDISC2からなっている。
そしてこのアルバムは、大瀧詠一の「ナイアガラ・レーベル」第1弾レコードでもあった。
聴きどころは、やっぱりDISC1だろう。
アルバムの最後に、「パレード」、「こぬか雨」、「雨は手のひらにいっぱい」、「WINDY LADY」(山下達郎のファースト・ソロアルバムにも収録された名曲である)、そして「DOWN TOWN」と「愛は幻」と「今日はなんだか」が、全部当時の貴重なライブ音源で収録されている。
ちょっと音質は悪いけれど、この7曲はレア・アイテムです。
金曜日、土曜日、日曜日、またあのころの東京を鮮明に思い出した。
同じ東京の空の下、僕と山下達郎は何処かで一度でもすれ違ったことがあったのだろうか。
一人は、学校にも行かずただアルバイトに精を出し、何ヶ月に一回は青森へと逃げ込み、毎日が日曜日で、無目的に放蕩の限りを尽くしている人間。
そしてもう一人は、大好きな音楽をやり続け、その夢を実現しようとバンドを組んでアルバム制作に情熱を傾けている人間。
お前の夢はどうした?
叶えないままでこの生を終えるのかよ?
後悔しないのか?
だから切なくなるのだ、だから苦しくなるのだ、だから聴いていられなくなるのだ。
「SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition- Double CD」を真っ当に、真正面から聴くことが出来なくなるのだ。
それでも、心の煩悩は抜けないし、傷ついた心の修復も叶った訳じゃない。
だからといって、またあの凄まじい地獄のような深い闇に引き摺り込まれるのだけは、もう絶対に御免被りたい。
金曜日7日の夜は「ねぶた」の海上運航があって、花火大会も開催された。
それが終わって、親友の家を訪ねる。
友は、ワインを用意して待ってくれた。
久しぶりに、かなりの量を飲む。
そして、かなり酔っ払った。
でもその無二の親友は、酔った勢いかもしれないけれど、こう言ってくれた。「周りが全部お前の敵になったとしても、俺だけはお前の味方だから」。
嬉しかった。
ところがその酔いが次の日の土曜日まで引いてしまって、炎天下走っていたときも相当辛かった。でも、走りたかった・・・。
金曜日、土曜日、そして日曜日は、1枚(実際は2枚組みですが)のアルバムだけをひたすら聴き続けている。
山下達郎のルーツともいえる伝説のバンド「シュガーベイブ」の、「SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition- Double CD」である。
伝説のバンド「シュガーベイブ」は、たった1枚のアルバムを世に出しただけで解散してしまった。
1976年のことである。
そして、シュガーベイブの「SONGS」が発売されたのは、前年の1975年の4月。
つまり僕は今から40年前、当時「エレック・レコード」からリリースされたLPレコード「SONGS」を買ったのだった。
今となっては、かなり記憶自体が曖昧になっているけれど、僕は東武東上線「大山」駅近くのアパート2階の部屋で、このシュガーベイブの「SONGS」を何度も何度も繰り返して聴いていたのだ。
1975年の春に・・・。
アルバムで初めて知った、山下達郎と大貫妙子。
あれから、もう40年が過ぎたのだ。
40年!
あのころを思い出すと、すべての記憶がきらきらと輝き出す。
不思議と、楽しい思い出しか蘇らない。
ほんとは、そんなの嘘っぱちなのに。ほんとは色んなことに悩んでいたはずなのに。青春が美しいなんて誰が言ったんだ、と心の中で叫んでいたはずなのに・・・。
記憶は嘘をつく。
平気で嘘をつく。何もかもを綺麗に、そして美しく塗り替える。
でも戻りたい。あのころにもう一度戻りたい。嘘でも構わない。虚構だっていい。
もう一度あのころに戻って、最初からすべてをやり直したい。新規まき直したい。今の人生を全部上書きしたい。
だから、今のこんなズタズタの心で聴き直す「SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition- Double CD」は、聴きながら何度も心が「ぎゅん」と締め付けられて苦しくなった。
切なくなって、何度も途中でCDを止めてしまった。
「SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition- Double CD」は、山下達郎の音楽活動40周年を記念してリリースされたものだ。
2015年リマスター音源と、ボーナストラックによるDISC1、2015年リミックス音源とボーナストラックによるDISC2からなっている。
そしてこのアルバムは、大瀧詠一の「ナイアガラ・レーベル」第1弾レコードでもあった。
聴きどころは、やっぱりDISC1だろう。
アルバムの最後に、「パレード」、「こぬか雨」、「雨は手のひらにいっぱい」、「WINDY LADY」(山下達郎のファースト・ソロアルバムにも収録された名曲である)、そして「DOWN TOWN」と「愛は幻」と「今日はなんだか」が、全部当時の貴重なライブ音源で収録されている。
ちょっと音質は悪いけれど、この7曲はレア・アイテムです。
金曜日、土曜日、日曜日、またあのころの東京を鮮明に思い出した。
同じ東京の空の下、僕と山下達郎は何処かで一度でもすれ違ったことがあったのだろうか。
一人は、学校にも行かずただアルバイトに精を出し、何ヶ月に一回は青森へと逃げ込み、毎日が日曜日で、無目的に放蕩の限りを尽くしている人間。
そしてもう一人は、大好きな音楽をやり続け、その夢を実現しようとバンドを組んでアルバム制作に情熱を傾けている人間。
お前の夢はどうした?
叶えないままでこの生を終えるのかよ?
後悔しないのか?
だから切なくなるのだ、だから苦しくなるのだ、だから聴いていられなくなるのだ。
「SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition- Double CD」を真っ当に、真正面から聴くことが出来なくなるのだ。