淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「真夏のスコール」17

2023年07月31日 | Weblog
 毎月定期的に送られてくる「JR東日本」の「大人の休日倶楽部」という雑誌を眺めていたら、「大人の肖像/俳優・画家」片岡鶴太郎の特集インタビュー記事が載っていた。
 片岡鶴太郎も脇を飾る、8月下旬から公開される映画「春に散る」のPRも兼ねている記事のようだった。この佐藤浩市と横浜流星が出演するボクサー映画もまた、是非観てみたい映画の一本だ。
 ただ、それよりも、片岡鶴太郎のインタビュー自体がすこぶる面白くて何度も読み返してしまった。



 33歳の時にプロボクサーのライセンスを取り毎日過酷なトレーニングを続けて来たこと。そして40歳代からは絵画、50歳代後半からはヨガを始め、62歳でインド政府公認のプロフェッショナル・ヨガ認定インストラクターに合格したこと・・・。
 就寝は夕方、起床するのは夜中の23時。そこからひたすらヨガを6時間続けて行い、朝を迎えること。2時間かけて朝食を作り、一日たったそれ一食を摂り続けていること・・・。

 これらだけでも凄いのに、絶対に【つまらない】とか【疲れた】とか、否定的な言葉を一切発しないのだという。
 すべてを前向きに考えていて、毎日毎日が多幸感しかないとまで断言する。
 本人の写真も掲載されているのだが、これがまたちょっと驚くくらいの原色系を着込んだ派手なファッションで、本人曰く、【これまでのルックスを全部変えてやろう】と思い、自分で古着屋を巡って着こなしを身に付けているのだとか。



 目から鱗である。
 素晴らしい居直りと、吹っ切り方である。
 こうでなくっちゃ、人生は。

 そんな7月の最終日は月曜日。
 寝苦しい夜を過ごし、寝不足のまま朝を迎えた。
 空は曇っていて、今にも空から雨が落ちてきそう。
 10月1日のフルマラソンに向けて何としても3キロは体重を落としたい。なので昼も抜いて、ひたすら仕事に没頭する。



 お昼休み、仕事場近くのスーパーに買い物に行ったら、帰り際、凄まじい雨!
 何週間ぶりに降る雨だろう。でも気持ちがいい。
 一時間ほどで土砂降りの雨が止み、少し涼しさを感じてきた。空はそれでもどんよりと曇っている。



 さあ。明日から8月。
 「青森ねぶた祭り」がやって来る。





 

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映画「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」。猛暑日、こういうスカッとするアクション映画をクーラーの効いた部屋で観るのがいいんだなあ。16

2023年07月30日 | Weblog
 冗談じゃねえぞ。
 この暑さ、ちょっと異常過ぎないか? 
 あまりにも暑いので、「イトーヨーカ堂」の中にある「コメダ珈琲」に行って「かき氷」を食べようと思って行ったら、なんと12組待ち。
 とにかく行列に並んだりするのが大嫌いなのでそのまま帰ろうとしたけれど、順番待ちの椅子に座っちゃった以上、途中で戻れなくなってそのまま数十分苛々しながら席に呼ばれるのを待つ。
 ところが店内、冷房が効きすぎていて、寒いったらありゃしない。
 結局、身体が冷え切って「かき氷」を食べる意欲がすっかりなくなってしまい、店内に通されてすぐさま「熱い珈琲!」とウエイターさんにリクエスト。
 わざわざ、車を飛ばしてまで来ることなかったじゃんか!



 でも、すっかり冷え切った身体を熱い珈琲で温めたまではよかったけれど、また外に出たら凄まじい日差しでクラクラしてしまった。
 車に乗って外の気温を見てみたら、37度! 青森で37度って・・・。



 家に戻って部屋に入り、クーラーを点けてゆっくり映画を観ることにした。
 映画「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」。
 実はこの映画、春先「シネマ・ディクト」で上映していたのだけれど、時間が合わなくて見逃してしまった韓国映画の中の一本だった。ずっと観たかった。



 ワケありの荷物を届ける特殊配送会社「特送」で天才的ドライブ・テクニックを持つウナという女性がこの映画の主人公だ。
 彼女は北朝鮮からの脱北者で、その悲惨な状況から抜け出し、今は韓国で危険な配送業に従事している。
 そんなある日、海外ヘの逃亡を図る賭博ブローカーとその息子を脱出する港まで運ぶことを依頼されるのだが、思わぬ展開から悪徳警官や冷酷な殺し屋たちから追われる立場になってしまう・・・。



 主人公のウナという女性が、ツンデレだけど優しさを持ち、正義感溢れるドライバーでとにかくカッコいい。助け出す男の子も可愛い。
 物語も二転三転し、カー・アクションも半端ない。あっという間にラストを迎え、最後まで安心して観ていられる。
 こういう肩の凝らないアクション映画が、こんな猛暑の夏には最適だ。

 映画「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」、傑作とまでは呼べないけれど、飽きずに愉しく観られる一本です。
 




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意外に面白いのが池井戸潤原作中村倫也主演テレビ朝日系ドラマ「ハヤブサ消防団」。同じテレ朝系ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」はイマイチですが。15

2023年07月29日 | Weblog
 今年の日本の夏ドラマはなかなか粒ぞろいの作品が多い気がする。
 ただ、すべてのドラマをリアルタイムで観続けることなんて物理的に不可能なので(それだけのために毎日を過ごすなんてテレビ評論家でもない限り無理だろう)、全作品の比較評価はちょっと出来ないけれど・・・。

 まだ前半が出揃っただけなので、途中経過の評価にはなるが、意外に面白いのが、池井戸潤の原作をTVドラマ化した、中村倫也が主演するテレビ朝日系ドラマ「ハヤブサ消防団」だ(毎週木曜後9:00)。



 処女作だけはブレイクして評価が高かったけれど、それ以降は作品がトーンダウンしてしまった新鋭ミステリ作家(中村倫也)が、取材帰りに八百万町ハヤブサ地区にある亡き父の生家を訪れる。
 この地に住んでスランプから脱出しようと決心した彼は、早速それまでの都会生活から離れ、移住する。
 自治会の会合に出席すると、同世代である村の青年に飲みへと誘われ、その席で八百万町消防団ハヤブサ分団、通称ハヤブサ消防団への加入を勧められる。
 そしてある日、突然、村に不審火による火事が起こる・・・。

 中村倫也がいい。飄々としていながらこの村に蔓延する違和感を解き明かし、身の回りに次々と湧き上がる謎の解明へと乗り出してゆく。
 共演陣もバイプレイヤー揃いで、ストーリー展開もちょうどいい塩梅に進み、カラッとしたトーンに終始している。
 お勧めです。



 で、同じテレ朝系ドラマの「シッコウ!!~犬と私と執行官~」はというと・・・。
 なんと、伊藤沙莉が主演を務め、織田裕二が脇にまわるという、これまでになかったパターンのドラマである。
 ドラマは、強制執行によって金品、不動産などの財産を差し押さえたり、没収したりする国家公務員「執行官」がテーマ。執行補助者という職種があることも初めて知った。



 ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」、コメディ・タッチのバディもので、確かに肩をこらずに安心して観ていられる。
 NHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の大森美香が脚本を担当していて無難なストーリー展開でサクサク進むけれど、毎回どうしても観続けていきたいというような作品までにはいってない。
 残念。







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グレン・グールド「バッハ ゴールドベルク変奏曲」を聴く、茹だるような暑さの街の遅い午後。14

2023年07月28日 | Weblog
 世界的な猛暑である。世界が茹で上がっている。
 日本を含めたアジア、ヨーロッパ、アメリカ・・・危険水域といっていい。
 中国の新疆トルファン盆地では52.2度、アメリカのカリフォルニア州のデスバレーでは53度、フェニックスは45.5度を記録して約3週間連続して43度超え。
 そしてその一方で、大洪水や広範囲な山火事が発生していて、死者も数多く出ている。
 日本は今日もまたスッポリと高気圧に覆われ、北海道から九州まで気温がグングン上がっていて、ニュースを聞いていたら、午後11時までの最高気温が埼玉県越谷市で36.5℃を観測したほか、全国31の観測地点で午前中から35℃以上の猛暑日になっているという。

 青森市内も暑い。
 午前中、「青森中央市民センター」に講師として招かれて「市民大学講座」2時間の講話を行ったのだけれど、クーラーのない部屋はかなり暑かった。それでも数十人の受講生の皆さん、最期までしっかりと聞いてくれていて、きちんと合間合間に相槌までうってくれるのでこちらもついつい話す言葉に力がこもる。
 中々素晴らしい受講生の皆様方でした。
 次回はCDプレーヤーを持ち込んで、津軽三味線の高橋竹山から沖縄民謡、果ては黒人音楽に韓国Jポップまで流して、社会と音楽との関係性、「音楽社会学」のほんの一端を知ってもらおうと思っている。



 仕事が終わって、熱波の街を家へと帰る。
 最近、なぜか無性にクラシック音楽が聴きたくなっていて、疲れた身体を癒そうと、グレン・グールドの「バッハ ゴールドベルク変奏曲」を流しながら車を飛ばした。
 バッハっていい。
 この霞がかかったような、とても透明でひんやりとした音の感覚が癖になる。



 実際、それほどクラシックに造詣が深いわけじゃなく、適当にその場の雰囲気でバッハだったりモーツァルトだったりドビッシーだったりを聴いているというリスナーでしかない。
 アルバムごとの良し悪しも曲に対する理解度も浅い。でも無性に聴きたくなる自分がいる。



 なかでも、一番聴いているのは、このグレン・グールドの「バッハ ゴールドベルク変奏曲」だろうか。アルバムを買ったのはもう何十年も前のことだけれど・・・。
 いいなあ、クラシックって。
 今度、じっくりアルバムを集めようかな。










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「今日も青森市内は30度越え。それにしてもこんな北国の暑い夏、生まれてたぶん初めてだ!」13

2023年07月27日 | Weblog
 危険な夏だ。
 数年前、7月に開催されたマラソン大会で、競技に参加中、熱中症になってそのままコース上に倒れ、意識が無くなったことがあったけれど、これだと今年もランニングをするのがちょっと怖くなる(でも、懲りずに炎天下、今年の夏も走るつもりだけど)。



 夜の時間帯はクーラーを点け、就寝前にそれを消して窓を全開して寝ているが、何度も寝苦しさに目が覚めてしまう。
 今年の夏は異常な暑さだ。

 そんな今日、7月27日もメチャクチャ忙しい。
 午前中、打ち合わせで「青森駅前市役所」。
 エレベーター前で後輩だった職員にバッタリ。新しいMayor が最上位に掲げている新プロジェクトのSection Chief になったのだとか。

 午後は現在所属している組織の「ねぶた運行会議」が開かれる高校の会議室へと向かう。実行委員長としての挨拶をして、3日から7日までの運行となった「ねぶた」の最終確認をした。
 その後、今度は青森駅前の商工会議所で開催する定例「相談役」会議に出席、会議の後半は県の教育委員会による新事業の説明を受ける。



 夕暮れが迫るも熱気はムンムンしていて、涼しくなる気配がまったくない。
 K会頭の音頭で、歩いて直ぐの場所にある「ねぶたの家 ワ・ラッセ」で飲み会をすることに。30人くらいが集まった。
 それにしても、冷えたビールが超美味い。



 海の匂いを嗅ぎたくなって、会場脇の「AOMORI駅前ビーチ」へと出てみた。
 まだ明るい空に真夏の太陽がギラギラと輝いている。何人かの若者たちが海に入って歓声を上げていた。



 浜辺に座って潮騒を聴きながら、夏の太陽を仰いでみる。
 今日も30度越え。それにしてもこんな北国の暑い夏、生まれてからたぶん初めてだと思う。

 でも夏が大好きだ。
 いつまでも終わってほしくなんかない。心からそう思う。







 

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「Sync Of Summer」12

2023年07月26日 | Weblog
 夏だ、海だ、山下達郎だ!



 っていうか、最近は例のジャニーズ関連におけるFM「サンデー・ソングブック」での発言が大炎上して、ネット上でも大バッシングを受けている山下達郎。
 でも、これまでの人生で彼の楽曲にどれだけ助けられてきたか計り知れない人間にとって、んなもん、ある意味どうでもいい。いや、もちろん個人的には色々な思いもあるし、ジャニーズ問題に対する自分なりの考えだってあるけれど。
 それでも我が心の糧である(大袈裟に言っちゃえば命の恩人でもある)山下達郎を、僕はこれからも応援し続けるし、彼の音楽をずっと死ぬまで聴き続けるだろう。
 間違いない!



 そんな山下達郎の新作シングルがAmazonから届いた。
 「Sync Of Summer」だ。
 キリンビバレッジ「キリン 午後の紅茶」のCMソングに採用されているので耳にした人もたくさんいると思う。

 この曲を聴いて夏を感じない人間なんているのだろうか?
 これまでの「達郎節」を踏襲していて、誰もが納得する、夏のアンセムになる楽曲だ。
 そしてまた、素晴らしいのが「Sync Of Summer」のミュージック・ビデオである。
 
 MVは「海辺で思い返す、あの夏」というコンセプトだ。
 初老の男性が砂浜に佇み、遠くの海を眺めている。遠い昔、若いころの海辺での恋人との懐かしい情景を思い出しているらしい。
 映像はフラッシュバックして、記憶の中の美しい女性との夏の日の思い出のシーンを映し出し、若いころの夏の思い出と今の年老いた自分とが交錯する。



 ああ・・・個人的な夏の思い出の記憶も激しく蘇って来る・・・。
 これ、俺じゃねえかよ!

 「Sync Of Summer」のミュージック・ビデオ撮影は鎌倉七里ヶ浜で行われたらしい。
 七里ヶ浜かぁ・・・。
 行ったなあ、あの頃二人で・・・。
 いま、何処で誰と何をしてるんだろう?










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森七菜+間宮祥太朗ダブル主演のフジテレビ系月9ドラマ「真夏のシンデレラ」。視聴率が5%台で低迷してるけど、このテイストは嫌いじゃない。11

2023年07月25日 | Weblog
 暑い。
 北日本も梅雨があがって、いよいよ夏本番だ。
 週間天気予報も一週間連続して30度超え、そして晴れマーク。
 それにしても北国青森で、一週間続けて30度超えなんてこれまであっただろうか? まさに異常気象である。



 そんななか、テレビドラマで夏の海を舞台にした男女8人の青春恋愛群像劇が始まった。
 森七菜と間宮祥太朗がダブル主演している、フジテレビ月9ドラマ「真夏のシンデレラ」である。
 制作陣の頭の中にあったのは、夏、太陽、海、湘南ビーチ、青春、男女が入り乱れて織り成す恋愛模様というキーワードがまずあって、そこに森七菜と間宮祥太朗を置き、若手俳優陣が競演するという、「月9」の王道本格ラブストーリーだったはずだ。
 脚本も、昨年の「第34回ヤングシナリオ大賞」を受賞した市東さやか、まだ31歳の若手女性脚本家に委ねているし。



 でも、もしも自分が「月9」のプロデューサーで、この「真夏のシンデレラ」という作品が下から上がってきたとしたら、即「却下」しただろうと思う。まず、いまどき、こんなベタな青春ドラマは流行らないから。
 この手のドラマで、10数%以上の視聴率なんて絶対取れるわけがない(今の時代、テレビドラマで20%超えを目指すなど、夢のまた夢だろう)。

 湘南の海辺で育った女の子3人組、そして東京の一流大学出身の男子3人組が真夏の海で偶然出会い、恋に、友情にと交流を深めていく・・・これはもうベタの極致である。これまでも何百万回と語り尽されてきたラブコメの域をまったくはみ出していない、究極のワンパターンである。



 しっかし。それがまたいいのだ。
 あいつとあの娘が付き合って、あいつとあの娘が別れ、そこからまたあいつとあの娘がつき合い始めるその展開は、観ている誰もが想像でき、観ている誰もが次の次まで分かってしまう。そこがいいのだ。
 これ以上、この「真夏のシンデレラ」に求めること自体がお門違いだろう。



 世帯平均視聴率は5・5%。そうなんだぁ。分からないではないけれど・・・。








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2023年韓ドラ上半期ベストワンは、「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」か? はたまた「財閥家の末息子~Reborn Rich~」か? 10

2023年07月24日 | Weblog
 今年上半期も、げっぷが出るくらい数多くの「韓国ドラマ」を観てきた。
 「ネットフリックス」も「Disney+」、韓国とほぼ同時配信のために毎週2話ずつ配信する韓国ドラマも中にはあるけれど、ほとんどは全話一気に配信されるので、面白いドラマだと次々観続けたくなって、結局、夜更かししてしまうことも。
 なので、早ければ全16話を数日間で観てしまう。

 2023年の上半期に観てきた韓国ドラマのうち、やはり大きなインパクトを受け、しかもその展開のスピーディさと物語の圧倒的な面白さで「沼落ち」したドラマと言ったら、「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」か「財閥家の末息子~Reborn Rich~」ということになるだろう。



 断言する。
 この2本の韓国ドラマ、観て絶対損はない。一気見必至である。
 韓国ドラマで、「復讐」というキーワードが散りばめられていたら、これはもう「儲けもの」。まずハズレがない。
 「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」もその典型である。ただ、ちょっとダークで救いのないドラマなので、観ていて辛くなる人もいるかもしれない。
 しかし重厚で、二転三転する物語展開に最後まで目が離せない。



 そしてもう一本。
 これは何といっても「財閥家の末息子~Reborn Rich~」だ。
 2022年の韓国内における最高視聴率を打ち出したのも、観たら頷ける。

 韓国ドラマ「財閥家の末息子~Reborn Rich~」は、財閥総帥一家の秘書として生きていた青年が、その財閥家の末息子として転生し、それまでとは180度異なる2回目の人生を歩むというファンタジーを纏ったドラマで、韓国の同名ウェブ小説が原作となっている。
 全16話、自己最高視聴率は26%を超えた。
 主役は、2役を演じたソン・ジュンギ。あの「太陽の末裔」(これも面白かった)や「ヴィンチェンツォ」(そしてこれもまた面白いドラマだった)のソン・ジュンギである。



 ひたすら韓国ドラマを観続けてきた人間がいうのだから間違いない。
 2023年韓ドラ上半期ベストワンは、「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」と「財閥家の末息子~Reborn Rich~」、この2本が同着首位である。



 あっ。
 そういえば、「財閥家の末息子~Reborn Rich~」のソン・ジュンギと「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」のソン・ヘギョ って、「太陽の末裔」で共演してすぐさま結婚し、今は離婚してたんだった・・・。
 まあ、どうでもいいけど。




 





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「Beer! Beach! Boxing! Bang! Bang! Bang!」9

2023年07月23日 | Weblog
 またボクシングジムに通っている。とにかくメチャクチャ汗を掻いて、ぶっ倒れたいのだ(といいつつ、中々そこまで追い込めないけど)。
 最近はリングに上がって、スパーリングとまではいかないけれど、寸止めで打ち合うマス・ボクシングを2分間・休憩30秒×3ラウンドこなしている。
 これがキツイ。
 でも高校生チャンピオンとか大学のボクシング部とか鍛え抜かれた猛者たちと一緒にいるだけでも楽しい。



 そして今日はいつものスポーツジム。
 「ターゲットアブス」45分間と「フローリック」45分間。
 終わって、山下達郎のFM「サンデーソングブック」を聴きながら家へと帰った。今日の特集は坂本龍一だった。



 それにしても暑い。
 昨日、北日本も「梅雨明け」で、今日も30度近くまで気温が上がっている。
 冷たいビールが飲みたくなって、歩いて「青森県観光物産館 アスパム」のイベント会場まで。結構な人で溢れている。
 あまり混雑しているところで生ビールを飲みたくないので、そこから「ねぶた団地」。
 今年から新たにねぶた師としてデビューしたT女史にねぶた小屋まで行って挨拶し(今年のねぶたは中々いい!)、そこから「AOMORI駅前ビーチ」横の「A-ファクトリー」でキンキンに冷えた生ビールとハンバーガーを買って、「ねぶたの家 ワラッセ」を望むオープンデッキで一気に飲み干した。



 美味いっ!



 真夏の青空が広がっている。ビーチから潮風に乗って子どもたちの歓声が聞こえてくる。
 何処も彼処も夏である。2023年の夏である。
 真っ只中の夏である。











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ラッセル・クロウ主演映画「アオラレ」を観ていたら、過去の憤慨した様々なシーンがどんどん蘇って来た。8

2023年07月22日 | Weblog
 誰にでも数えきれないくらいあると思う。理不尽な行為に頭に来て憤慨してしまったこととか、他人のしている許せない行動に怒り心頭して制御出来なかったこととか・・・。
 もちろん自分だって枚挙に暇ない。いっぱいある。

 たとえば・・・。
 ジムのお風呂に入った時、普通ならシャワーでまずは汚れた身体を洗ってから徐に湯船に浸かるのが常識だろう。ところが、汗を掻いたまま身体を洗わずに直接湯船に直行する輩がいる。これは気分が悪い。不快な顔をしても、「おいおい」と穏やかに話しても、我関せずで毎回同じことを繰り返す。
 ほんと、頭にくる。

 新幹線の中で大声で携帯電話で話し続ける男性、混んでる電車の優先席で妊婦が近くの吊革に掴まっているというのに正々堂々と座っている若い女性、無理な追い越しに横断歩道での乱暴な右左折車両・・・。
 それだけじゃない。
 連日マスコミを騒がしている乳幼児虐待や身勝手な暴行事件、他国を侵略する大国に飢えた国民を蔑ろに私腹を肥やす為政者たち・・・。
 マジで、ほんとに頭にくる。

 その怒りをいったいどこにぶつけたらいいんだろう?
 ストレスは溜まりに溜まり、怒りの矛先は今日も見つからない。



 「グラディエーター」でオスカーを獲ったラッセル・クロウがあおり運転の常習犯を演じたスリラー映画を観た。
 タイトルは「アオラレ」。それにしてもこのタイトル、何とかならなかったんだろうか?



 寝坊してしまい、急いで息子を学校へと送り届けようと車を飛ばす女性美容師の主人公。
 慌てながら車を運転する彼女が、信号待ちで止まっていると、信号が青になっても前の車は一向に発進しようとしない。むっときた彼女は、クラクションを鳴らしても動じないためその車を追い越してしまうのだが、今度は後ろから追い掛けてきたその車の男から、「お前の運転マナーがなっていない!」と逆に激高される。
 謝罪しろと執拗に迫る男を振り切り、なんとか息子を無事に学校に送り届けた主人公だったが、ガソリンスタンドの売店に立ち寄ると、さっきの男から尾けられていることに気づき・・・。



 素性不明のあおり運転常習犯をラッセル・クロウが怪演している。でもこの男性に最後まで感情移入は出来なかった。極端すぎる。
 映画の出来としては可もなく不可もなくという感じだろうか。
 ただし、観た後、何とも言えない苛立ちとフラストレーションが残ってしまうことだけは確かだ。

 ああ。また思い出してしまった。
 今でも腹の立つ、あの事とかこの事とか!
 くそっ。







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堺雅人主演TBS系日曜劇場「VIVANT」(初回108分スペシャル)を観た。確かに豪華配役陣と多額の製作費が投入されてはいるけれど・・・。7

2023年07月21日 | Weblog
 一切の内容を明かさず、凄い俳優陣の顔ぶれだけをメディアに流し続けていた、堺雅人が主演する7月16日にスタートしたTBS系連続ドラマ、日曜劇場「VIVANT」(日曜午後9時、初回は108分スペシャル)を観た。

 連日流される「VIVANT」の予告映像が思わせぶりで、まるで映画の予告編を観ているような感覚だったので、日曜日の夜、このドラマに集中すべく、風呂も歯磨きもすべて済ませ、テレビの前に陣取った。
 なんか、この夏のTVドラマ、面白そうなドラマが結構ひしめいていて、そのセレクトに戸惑ってしまう。



 初回108分スペシャルとして放送された第1話、冒頭から激しく動く。
 「そうか、こういうドラマの内容なのね」と妙に納得して観ていると、物語の展開があまりに早過ぎて、いっときも気が抜けない状態へと陥ってしまう。

 ドラマの主人公である「野木」という大手企業「丸菱商事」課長(堺雅人)が担う大型プロジェクト進行に伴い、バルカ共和国(ドラマ上存在する架空の国)のインフラ会社へ契約金が支払われたのだが、なんと、契約金の10倍にあたる1億ドルもの大金が誤送金される事態が発生する。
 誤送金への関与が疑われた乃木(堺雅人)は、CIAの友人の協力を借りて(なんでいきなり友人としてCIA職員が出て来るのかちょっと戸惑うけれど)、その莫大な契約金が瞬時にロンダリングされ持ち出されてしまったという情報をつかみ、現地へと急いで赴くのだが、テロリストを捉えたその直後、「お前がVIVANTか?」と謎の言葉をかけられ、いきなり爆弾自決の道連れにされてしまう・・・。



 とにかく俳優陣は豪華絢爛だ。主役級がゴロゴロ出ている。
 主演の堺雅人のほかに、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、檀れい、坂東彌十郎・・・。
 初回ラストには、サプライズで「嵐」の二宮和也まで登場していた。



 ただ、「マジ? ありえないだろう?」と思わず突っ込みたくなるシーンも結構あったりして、物語の展開がスピーディで、途中で気が抜けないことも確かではあるものの、チープな部分も垣間見られる。ネットでも賛否が大きく分かれていた。
 まあ、まだ初回を観ただけなので、ドラマ自体の最終評価までは下せないけれど・・・。
 
 初回の世帯平均視聴率は11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったとか。これまで放送中の民放夏ドラマで首位である。
 だろうね。この豪華さじゃ。
 ドラマ全体から迸るパワーは一見の価値あり。








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ネットフリックスの韓国ドラマ「セレブリティ」。これがまた「沼落ち」必至の面白さ。なんでこうも韓国ドラマって面白いんだろ。6

2023年07月20日 | Weblog
 セレブな人たちって確実にこの世界に存在する。
 そんな人たちに遭遇すると、その華やかさとその大胆な振る舞いに唖然としてしまうことがよくある。

 これは先日、市内でギャラリーを経営している某友人女性から直接聞いた話だ。
 ある女性アーティストの個展を開いていた際、当然、それぞれの作品には買取値段が小さく張り付けられていて、気に入った作品があったらそれを買い求める観客もあったりするわけで、値段についてもピンキリらしい。
 ある日のこと、そのギャラリー経営者が展示室で待機していると、いきなりタクシーで乗り付けた2人の男女カップルが中へと入って来て、さーっと展示されている作品らを眺め、「これと、あれと、それを」と指を指し、カードを差し出して、それぞれの作品の値段も見ないで次々買い求め、「さっき、新青森駅に着いてそのままタクシーに乗ってここまで来たんですけど、また直ぐに帰らなければならないの」と、すぐさま風のように去っていったのだとか。
 身に着けていたのはすべて高級ブランド品。買い取り総額はもの凄い額にのぼっていたという。
 2人とも品があって颯爽としていたけれど、それでもまだ若かったらしい・・・。

 セレブな人たちって余裕に満ち溢れている。怒ったり深刻ぶることも一切ない。あくせくなんてしないし、いきがることも全くない。
 だってセレブだもん。

 ネットフリックスの韓国ドラマ「セレブリティ」を全話、一気に観た。これがまた「沼落ち」必至の面白さなのである。なんでこうも韓国ドラマって面白いんだろとまたまた思ってしまう。
 予算の掛け方も違うし、脚本も練りに練っている。力を抜くということがないのだ。

 韓国ドラマ「セレブリティ」は、ふとした切っ掛けで、一夜にしてソーシャルメディアのスターとなってしまった一人の女性が、名声や権力や富に溺れる華やかなセレブたちの嫉妬や裏切りに遭うことで奈落の底へと突き落とされるも、そこから壮絶な復讐へと反撃を企てる物語だ。

 お決まりのすべての伏線回収と、ラストの「あっと驚くどんでん返し」も当然に組み込まれていて、これまた一気見確定である。
 なんなんだ? 韓国ドラマって。

 







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「偽善系 やつらはヘンだ!」(日垣隆著)は痛快だ。ほんと、世の中は偽善と欺瞞で溢れてる。5

2023年07月19日 | Weblog
 かなり古い本である。
 いつもの如く、買ってからずっと「積読」していて、最近、本棚から久しぶりに取り出して一気に読んだ本だ。日垣隆氏の「偽善系 やつらはヘンだ!」という本である。

 「偽善系 やつらはヘンだ!」、世に蔓延る偽善者たちをバッサバッサと切りまくる。
 なんでも学校が悪い、教師が悪いとヒステリーに叫ぶ人権ママ、郵政省や文科省の怠慢、それから名著と言われている本を世に送っている著名人たちがいかに偽善的であるかを徹底して暴いてゆく・・・。

 たとえば。
 誘拐してきた少女を、十三人の若者たちがなんと41日間(一か月以上である!)にも亘って毎日のように輪姦し続け、牛乳以外の食べ物をろくに与えず、しかも、しかもである、トイレにも一切行かせずに、排便や排尿をしているその姿を少年たちの前で強いるという、悲惨極まりない卑劣な行為を繰り返した事件があった。
 十三人が犯し続けた監禁部屋は狭い3DKで、家に住んでいた少年の母親は、少女と当然の如く何度も会っているにも関わらず、助けることさえしなかったという。
 そして少年たちは結局、少女を殺し、死体をコンクリートに詰めて捨て去ったのである。
 まさに地獄絵図。
 亡くなった女子高生の両親は、若者たち十三人全員を殺してやりたいと心から思っただろう。

 このおぞましい事件を、「人権」という視点からルポして一冊の本にまとめたある作家を、日垣隆は毅然と批判する。人権という言葉を「加害者」に対してのみ使い、そこに地獄の真っ只中で苦しんだ「被害者」の立場には与しない、そういう偽善に満ちた姿勢に対してだ。

 この本には、進歩的文化人と評される何人かの作家や評論家や大学教授たちをも俎上に乗せてぶった切る。
 そして、「北朝鮮」は地上の楽園であり、ソ連のスターリンを擁護し、中国を「自由はなくなったかもしれないが、餓死もなくなった」と称賛してきた知識人たちの欺瞞と偽善をも容赦なく批判する。

 世の中には今でも「欺瞞」と「偽善」で溢れ返っている。
 ああ・・・。












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「下北探訪ーむつ市、大間町、風間通村ー初夏の下北半島往復300キロの旅」4

2023年07月18日 | Weblog
 3連休は「世界水泳」(テレビ朝日)を毎晩観ていたので結構寝不足状態。そこで止めときゃいいものを、「世界水泳」を観終えそのまま深夜のヴァラエティ番組に移るから、結局真夜中まで起きてしまうことになる。
 アーティスティックスイミングのデュエット・テクニカルルーティン決勝で、それまで予選12位だった安永真白・比嘉もえペアが劇的逆転優勝を飾るなど、なんと開幕3日で金メダル3連発!

 3連休が終わって今日から仕事がまた始まった。
 今日は先週に続いて下北地方へ。
 むつ市に、大間町、そして風間通村・・・。



 まずは「むつ市」に向かって「平内町」、「野辺地町」を抜け、「下北半島縦貫道路」に入る。
 曇り空。気温は27度。
 東京都内は昨日も猛暑で危険な暑さだとか。こちらはそれに比べるとまだ過ごしやすい。
 陸奥湾は凪いでいた。車の窓を開けると気持ちのいい潮風が吹き込んでくる。

 約2時間、100キロ掛けて「むつ市」に入った。
 「むつ市商工会議所」を訪ね、そこで仕事をこなし、今度はまた約40数キロ離れた「大間町」へ。
 ちょうどお昼だったので、「ここ本州最北端の地」の碑が立つ場所まで行って、「大間マグロ」を提供している食堂の暖簾をくぐった。



 大間崎と北海道の汐首岬は17.5kmしか離れていない。つまりすぐ目の前に北海道が見える。
 食堂は観光客で混雑していた。
 「3食まぐろ丼」3890円を注文する。



 実は先日会った「大間町」の人から「今の時期はまぐろ、美味くねえぞ。食べるんなら、イカとウニにしろ」と忠告を受けていたのだが、あいにく今日はウニが切らしているという。
 仕方がないので「3食まぐろ丼」をチョイスしたが、うーむ・・・確かにイマイチ。やはりウニとイカが食べたかった・・・。



 「大間町役場」で仕事を済ませ、そこから今度は穏やかな太平洋の海を眺めながら「風間通村役場」で一仕事。
 終わって、一路青森市を目指す。
 それにしても、なんて遠いんだろ? っていうか、「青森県」広いっ!

 大学に着いたのが午後の5時。
 「研究室」のドアを開けるといきなりの電話。某「観光庁」関連の新プロジェクトに関する某教授からの問い合わせだった。



 ああ・・・疲れた。
 帰ったら、冷たい缶ビールだな。





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「ぼくはあと何回、満月を見るだろうⅡ」3

2023年07月17日 | Weblog
 そして・・・。



 ドイツで暮らしていた友人の最愛なる娘さんが、末期の乳がん(ステージⅣ)で余命数か月と青森の医師から残酷な宣告をされたものの、意を決してドイツへと帰ることを決め、そのドイツ国内で乳がん治療を受けることにした、その後だけれど・・・。

 そこからが凄かった。そこからが凄いというか、友人が話してくれたその事の顛末を聞いて、いい意味で唖然としてしまった。
 ドイツに戻った友人の娘さんが、どういう伝手と経緯でがん治療を請け負う病院を探したのかまではよく分からないけれど、ドイツにあるがん治療病院へと駆け込み、そこで乳がん治療を行った結果、なんと、完治したのである!
 完治!
 それも一切乳房を切除するような外科手術は行わず、投薬と若干の放射線治療のみだったという!
 なんなんだ? これは・・・。
 じゃあ、日本での医師による診断と治療は一体なんだったんだ?
 もちろん、定期的な検診と薬の投与はこれからも必要らしい。でも、本人は完全に普段の生活へと戻り、大好きなスキーも再開し、元気にドイツと日本を行き来しているらしい。



 これが友人から聞いた話の一部始終だ。
 それにしても、なんで日本だとがんを切除しても余命数か月で、ドイツだと外科手術も行わず、薬と若干の放射線治療だけで乳がんが完治することになるのだろう?
 これって、完全な医療格差じゃないか・・・。

 ただ、がんになったとしても、それぞれの進行度合いや年齢等の個人差が微妙に影響するだろうし、短絡的に、この国では治ってあの国だと治らないなんてことも言えない。
 でも友人の告白を聞いて、なんとも遣り切れない気分になったのは事実だ。



 坂本龍一氏の「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」を読むと、彼はアメリカ・ニューヨークで世界最高級のがん治療を受けていたことが分かる。それでもそこで見つけられなかったがんの部位が、日本に帰国して治療を受けた病院で見つかったということも書いてあった。
 彼は2014年に患った中咽頭ガンから始まり、直腸ガンおよび転移巣の手術を含め、その数は6回にものぼっていた。

 「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」は、がんの闘病生活だけが書き込まれているわけじゃない。3.11震災後の福島復旧活動やリリースされたアルバムやコンサート活動の模様も丁寧に綴られている。
 最も胸に刺さるのは、彼が死の直前に漏らしたという「つらい。もう逝かせてくれ」という言葉だろうか・・・。



 いま、坂本龍一氏のアルバムを年代順に少しずつ聴いている。
 そしてぼくもまた、あと何回、満月を見ることができるのだろうか?


 
 

 

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