村上春樹が、今年の「ノーベル文学賞」の最も有力な候補らしい。
それはそれで素晴らしいニュースなんだけど、ちょっと複雑な気分もしないわけじゃない。それを上手く表現出来ない、何とも言えないもどかしさが残る。
本当に村上春樹が獲るのだろうか、ノーベル文学賞。
それにしても、日中「尖閣諸島」問題はこの先一体どうなってゆくのだろう?
日本の対中国貿易量は国全体の約2割を占めている。仮に、このまま経済的な断交状態が続くとして、確かに日本経済は大打撃を受けることにはなるだろうけれど、中国のほうがそれよりも経済的失墜が大きいのではないか。
日本経済新聞を読んでいたら、対中国に対する企業M&Aも大幅な縮小を強いられているのだとか。
暴徒で破壊した日本企業への補償だってこれから出て来る。新聞の記事によると、ほとんどの企業が中国国内の世論を配慮して泣き寝入りするらしい。
中国国内の日本企業は、現在約2万2千社。
そこでの雇用数は、関連企業等も含めたら凄まじい数になる。そして、最近の中国での実質成長率は鈍化傾向にあって、8%台まで落ち込んでいる。
中国なくして日本の経済発展はないとしても、日本国内の産業空洞化対策をも含めて大きな外交政策転換する時期に来ていると思う・・・。
そして、今日で9月が終わる。明日から10月。
クールビズもなくなり、明日からはきちんとネクタイを締めて仕事しなければならなくなる。これも億劫だ。
10月の声とともに、台風17号も日本を縦断する気配が濃厚だ。
折角の日曜日だというのに、この街も朝から愚図ついている。
日曜日の朝は、雨音で目が覚めた。でも、お昼前にはその雨も上がってしまった。
今朝も、また眠い。
昨日もまた、夜更かししたからだ。
黒澤明監督の映画「蜘蛛巣城」―シェイクスピアの「マクベス」を下敷きにした、三船敏郎主演の戦国時代劇―を観て、そのあとロック・ドキュメンタリー映画「パール・ジャム20」を観る。
眠くなったら途中で止めようと思って観たのだけれど、案の定、そのまま映画の中に引き込まれてしまい、最後まで一気に観てしまう。
ドキュメンタリー「パール・ジャム20」は、90年代を席巻した「グランジ・オルタナティヴ・ロック」の雄、「パール・ジャム」の20年間を追った映画である。
監督は、ローリングストーン誌のジャーナリストで出発し、その後映画作家として「ザ・エージェント」、「あの頃、ペニーレインと」、「バニラ・スカイ」、「幸せへのキセキ」を撮って来た、あのキャメロン・クロウ。
カート・コバーン率いる「ニルヴァーナ」と「パール・ジャム」は常に比較され続け、結局「ニルヴァーナ」はカートの自殺を持って終焉を迎える。
しかし、「パール・ジャム」だけはロック界で生き続けた。
苦悩の人、ヴォーカルのエディ・ヴェダーが、このバンドの魅力を更なる高みへと押し上げてきた。
実は「パール・ジャム」のアルバムって一枚も持っていなかった。これから、彼らのアルバムを揃えなくては・・・。
朝、納豆と海苔とお味噌汁というとても質素な食事を摂り、バナナを一本食べ、熱い珈琲を飲んでいたら、「アマゾン」から宅配便が届く。
ボブ・ディランのニューアルバム「テンペスト」である。
今年でディランは71歳。デビュー50周年。それにしても凄い人だ。
「テンペスト」を聴きながら、いつものように窓の外を眺める。
どんよりと曇った日曜日の空が広がっている。
ディランの「ロング・アンド・ウェイステッド・イヤーズ」という曲が、部屋の中に流れ出す。
わたしたちの行ける場所があるのだろうか?
わたしたちが出会える誰かがいるのだろうか?
台風が本州に上陸するとのニュース。このままの勢いを保ちながら北上するらしい。やがて、街にも雨が激しく降り出すことだろう。
昼近くになる。
市内東部方面に所用があって、出掛けることに。
今日も車がないので、仕方が無いから自転車を引っ張り出して、約5キロの道のりを向かう。
今にも雨が降って来そうな曇り空。
海辺に出たら、陸奥湾内に中小のタンカーらしき船が何艘も停留していた。台風から緊急避難しているのだろう。
道路を自転車で走っていても、人影や車がほとんど見当たらない。どこか、のんびりとした9月最後の日曜日だ。
広い合浦公園内に入っても、とても静かで、ここでも人の姿を見掛けない。
つい先日までの、あの30度を超す炎天下でのランニングが脳裏を過る。
ぎらぎらと、眩しいほどの太陽だけが、この公園内に燦々と降り注いでいた。
もう、あの熱波が嘘のようだ。
ひんやりとした秋の海風が、誰も居ない砂浜に吹いている。
すべては過ぎてゆく。終わってゆく。去ってゆく。
あの真夏の太陽が愛おしい。
もう一度、あの灼熱の時間へと還りたい・・・。
それはそれで素晴らしいニュースなんだけど、ちょっと複雑な気分もしないわけじゃない。それを上手く表現出来ない、何とも言えないもどかしさが残る。
本当に村上春樹が獲るのだろうか、ノーベル文学賞。
それにしても、日中「尖閣諸島」問題はこの先一体どうなってゆくのだろう?
日本の対中国貿易量は国全体の約2割を占めている。仮に、このまま経済的な断交状態が続くとして、確かに日本経済は大打撃を受けることにはなるだろうけれど、中国のほうがそれよりも経済的失墜が大きいのではないか。
日本経済新聞を読んでいたら、対中国に対する企業M&Aも大幅な縮小を強いられているのだとか。
暴徒で破壊した日本企業への補償だってこれから出て来る。新聞の記事によると、ほとんどの企業が中国国内の世論を配慮して泣き寝入りするらしい。
中国国内の日本企業は、現在約2万2千社。
そこでの雇用数は、関連企業等も含めたら凄まじい数になる。そして、最近の中国での実質成長率は鈍化傾向にあって、8%台まで落ち込んでいる。
中国なくして日本の経済発展はないとしても、日本国内の産業空洞化対策をも含めて大きな外交政策転換する時期に来ていると思う・・・。
そして、今日で9月が終わる。明日から10月。
クールビズもなくなり、明日からはきちんとネクタイを締めて仕事しなければならなくなる。これも億劫だ。
10月の声とともに、台風17号も日本を縦断する気配が濃厚だ。
折角の日曜日だというのに、この街も朝から愚図ついている。
日曜日の朝は、雨音で目が覚めた。でも、お昼前にはその雨も上がってしまった。
今朝も、また眠い。
昨日もまた、夜更かししたからだ。
黒澤明監督の映画「蜘蛛巣城」―シェイクスピアの「マクベス」を下敷きにした、三船敏郎主演の戦国時代劇―を観て、そのあとロック・ドキュメンタリー映画「パール・ジャム20」を観る。
眠くなったら途中で止めようと思って観たのだけれど、案の定、そのまま映画の中に引き込まれてしまい、最後まで一気に観てしまう。
ドキュメンタリー「パール・ジャム20」は、90年代を席巻した「グランジ・オルタナティヴ・ロック」の雄、「パール・ジャム」の20年間を追った映画である。
監督は、ローリングストーン誌のジャーナリストで出発し、その後映画作家として「ザ・エージェント」、「あの頃、ペニーレインと」、「バニラ・スカイ」、「幸せへのキセキ」を撮って来た、あのキャメロン・クロウ。
カート・コバーン率いる「ニルヴァーナ」と「パール・ジャム」は常に比較され続け、結局「ニルヴァーナ」はカートの自殺を持って終焉を迎える。
しかし、「パール・ジャム」だけはロック界で生き続けた。
苦悩の人、ヴォーカルのエディ・ヴェダーが、このバンドの魅力を更なる高みへと押し上げてきた。
実は「パール・ジャム」のアルバムって一枚も持っていなかった。これから、彼らのアルバムを揃えなくては・・・。
朝、納豆と海苔とお味噌汁というとても質素な食事を摂り、バナナを一本食べ、熱い珈琲を飲んでいたら、「アマゾン」から宅配便が届く。
ボブ・ディランのニューアルバム「テンペスト」である。
今年でディランは71歳。デビュー50周年。それにしても凄い人だ。
「テンペスト」を聴きながら、いつものように窓の外を眺める。
どんよりと曇った日曜日の空が広がっている。
ディランの「ロング・アンド・ウェイステッド・イヤーズ」という曲が、部屋の中に流れ出す。
わたしたちの行ける場所があるのだろうか?
わたしたちが出会える誰かがいるのだろうか?
台風が本州に上陸するとのニュース。このままの勢いを保ちながら北上するらしい。やがて、街にも雨が激しく降り出すことだろう。
昼近くになる。
市内東部方面に所用があって、出掛けることに。
今日も車がないので、仕方が無いから自転車を引っ張り出して、約5キロの道のりを向かう。
今にも雨が降って来そうな曇り空。
海辺に出たら、陸奥湾内に中小のタンカーらしき船が何艘も停留していた。台風から緊急避難しているのだろう。
道路を自転車で走っていても、人影や車がほとんど見当たらない。どこか、のんびりとした9月最後の日曜日だ。
広い合浦公園内に入っても、とても静かで、ここでも人の姿を見掛けない。
つい先日までの、あの30度を超す炎天下でのランニングが脳裏を過る。
ぎらぎらと、眩しいほどの太陽だけが、この公園内に燦々と降り注いでいた。
もう、あの熱波が嘘のようだ。
ひんやりとした秋の海風が、誰も居ない砂浜に吹いている。
すべては過ぎてゆく。終わってゆく。去ってゆく。
あの真夏の太陽が愛おしい。
もう一度、あの灼熱の時間へと還りたい・・・。