淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

ねぶた祭が終わった。夏も終わる。そして、秋が始まる。

2022年08月07日 | Weblog



 

 6日の夜の「ねぶた祭合同運行」は凄い人出だった。いつものねぶた祭が帰って来たような感覚さえ覚えた。
 それにしても沿道の人たちの満面の笑みときたら・・・。ここまで熱くなれるんだと驚いてしまう。



 そして今日、8月7日日曜日は午後1時からの運行ということで、疲れた身体を引き摺って集合場所へと急ぐ。



 日中の運行はいつも観客も疎らなのに、今日だけは違っていた。日曜日だからだろう。沿道には凄い人で溢れ返っている。
 まるで夜の運行みたいだ。



 それでもあっという間に2時間が過ぎ、今年のねぶた運行は終了してしまった。
 戻りかけに後ろを振り向いた。
 交通規制のかかった、車のいない手持無沙汰の車道が、淋しそうに佇んでいた。
 これをもって青森の夏は終わりを告げるのだ。



 暑い夏がこれでまた終わってゆく。
 すぐそこに、次の秋が静かに身構えている。


※9月、ブログ再開します。

 お待たせいたしました。「キース・リチャーズになりたいっ!【日本映画編】」今秋、遂に出版決定しました!









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「ねぶた祭」2022②

2022年08月06日 | Weblog

 日を追うごとに観客が増えている。
 5日の「合同運行」は、いつもの祭りの様相を呈している。凄い人だ。少し「コロナ」の拡大が頭を過ぎった。



 出陣前の待機場所。
 心が躍り出す。
 空を見上げたら、薄暗くなった空に半分欠けのお月様がぽっかりと浮かんでいた。






 「ねぶた」スタートの花火が鳴った。
 こちらの団体は7時30分のスタート。車両通行止めとなった道路に出て出番を静かに待つ。





 午後9時にはコースを周り切って終了した。凄い人だった。さすが「ねぶた」だと改めて感心する。



 今夜は「ねぶた大賞」を含めた5つの賞が発表される。
 審査が終了して結果発表。
 残念ながら我が組織の「ねぶた」は賞から洩れてしまったようだ。残念。





 封鎖されたままの「国道」4号線と7号線の分岐点を独り歩く。がーらんと静まり返った国道はとても奇妙だ。



 夜風が冷たい。
 ちょっとだけ秋の匂いがした。







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夏こそチョイスしたくなる、クレイジーケンバンドの新作「樹影」、ナツ・サマーと流線形「サン・キスド・レディー」、そして「Pictured Resort」の「Once Upon A Season」。

2022年08月05日 | Weblog
 暑い夏こそ聴きたいアルバムがある。
 「サザン」もそうだし、「達郎」や「角松」なんかもそうだ。「ウォークマン」にダウンロードして何度もリピートしながら聴いている。
 でも、その年その年の夏にリリースされる夏をテーマにしたアルバムにも当然にして食指は動く。

 まずはホッカホカのニューアルバム、クレイジーケンバンドの「樹影」を聴いた。
 クレケンはとにかく多作のひとだ。ほぼ一年ごとにアルバムを出している。
 今作もまた一曲目の「Almond」からいい。そしてこれまた恒例となった、手を変え品を変えた楽曲たちがギュウギュウ詰め。今作も18曲である。
 そしていつもと同じようにどの曲もヴァラエティに富んでいる。



 続いて聴いたのが、ナツ・サマーと流線形がコラボしたアルバム「サン・キスド・レディー」。
 このアルバムには期待が膨らんだ。
 クニモンド瀧口の主宰レーベル からリリースされる、ナツ・サマー と流線形によるフルアルバムと聞いていたからだ。これにはワクワクした。
 全7曲。
 うーん・・・。
 聴いてみたらちょっと期待外れ。これぞポップでキャッチ―だと呼べる必殺ナンバーが見当たらないのだ。ラストの「低気圧ガール」には少しだけ心が動いたけれど・・・。



 そして、夏と言ったらやっぱりPictured Resortだろう。
 このシンセ・ポップ・バンド、とにかく夏仕様だ。夏以外に聴いてもしっくりこないほどだ。
 今作「Once Upon A Season」は2020年12月にソロ・ユニットへと移行してからちょうど3枚目となるフル・アルバムだ。
 ダンサブルでファンキーな要素が詰まっているけれど、ソフト&メロウな曲が心地いい。全13曲だ。
 そしてアートワークが江口寿史による描き下ろしイラスト。これまた〇。













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「ねぶた祭」2022①

2022年08月04日 | Weblog


 いよいよ2022年の「あおもりねぶた祭」が始まった。
 それでもまだ前半戦ということもあって、「桟敷席」には空席も目立つ。


 ただ、びっくりしたのは、某ホテルの駐車場に設けられるという100万円の桟敷席!
 すぐに売れてしまったらしい。

 

 たった2時間の祭り運行を観るために100万円を惜しげもなく使う人間がいるんだね。
 凄いわ。



 でもそれはそれとして、結構観客のみなさま盛り上がっている。
 まさに、運行冥利に尽きる。これこそ祭りの醍醐味だ。



運行時間も、今年は「吹き流し」方式での運行ということで、スムーズに進み、時間内できっちり終了。



 さあ。7日まで頑張るぞ!







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「心配するな。きっとうまくいかないから」

2022年08月03日 | Weblog

 またまた真夜中の激しい雨音と落雷で目が覚めた。
 今日もまた朝から大雨。
 午前中、青森県の津軽、秋田県の沿岸や内陸で「線状降水帯」が確認され、新幹線「奥津軽今別駅」の一階部分が浸水したらしいとのニュースが流れる。
 それにしても今夏ときたら・・・猛烈な暑さに襲われたと思ったら、その後ずーっと長雨が続いている。今年の夏は雨が多い。



 ここ数日、奇妙な夢にうなされている。最近はなかったのに、いったいまたどうしちゃったんだろう?
 昔付き合っていた彼女が夢の中に突然現れたり、それにまつわる思い出したくもないような嫌なことが、当時をなぞるみたいにして繰り返される。
 そんな夢に目が覚めて、ふと「いま、あの彼女、どこでどうしているんだろう・・・」なんて、珍しく感傷的になっている自分がいた。
 齢を取ったんだな。



 そんな中、たまたま新聞の広告で目についた「絶対悲観主義 」(講談社+α新書)に、大きく頷いてしまった。「ストーリーとしての競争戦略」を書いた楠木健氏の新書である。
 まず、帯のコピーに衝撃を受けてしまった。【心配するな、きっとうまくいかないから】。

 いやあ、これは凄い。【心配するな、きっとうまくいかないから】。
 そうなんだ。人生なんてそんなものなんだ。順風満帆なんてありえない。希望なんてもったらいけないんだ。足るを知る、それでいいんだ。成功の呪縛から解き放たれないと、いつまで経っても理想の自分や理想の人生をひたすら追い続けてゆく羽目になる。

 昔、評論家の柄谷行人と作家の村上龍が対談した本の中で、柄谷行人が「最近、ちょっと鬱病になっちゃった」と言ったら、返す言葉で村上龍が、「あったりまえじゃん。自分のハードルを高く高く設定するからでしょうが」と言っていた言葉を思い出した。

 やっぱ、高田純次や出川哲郎的人生感って侮れないのかもしれない。肩の力を抜いて、楽しく適当に生きればいいんじゃね?
 どうせ、うまくなんていかないんだから。

 よし。さっそく、「絶対悲観主義 」買って読んでみよう。










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エリック・クラプトン1994年のライブ「Nothing But the Blues」、ローリング・ストーンズ「Live At The El Mocambo」を聴く、雨の「ねぶた祭り」初日。

2022年08月02日 | Weblog

 朝の5時、激しい雨音で目が覚めた。
 また、雨だ。
 今年の夏は雨が多過ぎる。
 微睡みながら目が覚め、朝の7時40分、いつものように車を出して仕事場へと向かった。

 今日(8月2日)からいよいよ3年ぶりの「青森ねぶた祭り」が始まる。こちらの団体は明日から連続で5日間の運行。運行の責任を任されている手前、かなり気が張る。なので、毎回終わるとドッと疲れが出る。

 午前中、「キース・リチャーズになりたいっ!【日本映画編】」の再校正した原稿を編集の担当者に確認した。それをまた先方が校正してその確認が終わるとGOサインが出ることに。
となると、出版は10月か?



 仕事が終わって、ねぶた祭りに向かう車で渋滞している道路を何とか抜け出し、やっと家へと到着。今夜はねぶた運行がないので、部屋で音楽を聴きながら寛いだ。
 まずは、エリック・クラプトンの、1994年サンフランシスコのフィルモアで、ブルースだけをプレイした映像をDVD化した作品、そのCD盤を聴く。
 全曲、コテッコテのブルースである。
 それにしても、クラプトン、なんでこんなに日本で人気が高いのだろう? やはり、このしっとりとした感覚と切なさからだろうか?



 続いては、ローリング・ストーンズのこれまたライブ、「ライヴ・アット・エル・モカンボ」。
 1977年3月、カナダのトロントの300名収容のクラブで行なったシークレット・ライヴの初の公式盤だ。海賊盤では昔から流通していた伝説的なライブの模様がコンパイルされている。
 そしてこれもまた、コテッコテのブルース・ナンバーが何曲かアルバムに詰まっている。
 ただなあ。ストーンズ、ここまで徹底して頻繁にライブ音源がリリースし続けると、いくらファンとは言え、ちょっと疲れてくる・・・。








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「真夏のてっぺん」③

2022年08月01日 | Weblog

 今日から8月。

 ところが朝から土砂降りの雨。車を出そうと車庫を開けたその1分足らずの時間なのに、結構ずぶ濡れになってしまった。
 車を運転している最中、忙しなくワイパーを動かしても、うまい具合に雨を処理しきれないほどの強い雨だ。
 週間天気予報でもほぼほぼ雨マークが続いている。
 一体全体、どういう夏なんだ?

 出勤途中、電話が鳴る。
 電話の相手の知り合いが、癌のステージ4で余命幾ばくもないというという。まだ小学3年生の子どももいる人らしい。
 最近、周りでも癌の宣告を受けたという友人や知り合いが目立つ。もちろん、癌だとしても、何とか無事に生還したという話だってたくさん聞く。



 長い人生の到達点が微かに見え始めてくると、「死」について絶えず考えるようになってくる。
 このままでいいんだろうか? もっとほかにやるべきことがあるんじゃないだろうか?
 時間が足りない。好きなことをしたい。悔いなく生きたい・・・。そんなことをつらつらと考える。

 「死」は突然やってくる。
 何の前触れもなく、体のどこかが蝕まれていることを自覚する。知らないうちに「死」は肉体の中で静かに息を潜めている。

 ならば、今日一日を丁寧に生きるしかない。今が人生最後のときだと真摯に自覚しながら。でも、そうは思っても、これまたかなり難しいことではある。好きなことだけやり続けるほどの財力や時間がたっぷりある人間ばかりじゃないからだ。生活してゆくためにはお金がいる。それぞれ家庭の事情だってあるだろう。

 でも、だからといって、ただ日々を遣り繰りしてこれからの人生を無為に生き続けるのは脳がない。
 肉体を鍛え、無駄を排し、やりたいことのためにのみお金を使う。残された時間は少ない。

 誰もが必ず死ぬ。永遠になんて生きられない。








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