ドリカム、DREAMS COME TRUEを初めて聴いたのは、1989年だった。
シングル「うれしはずかし朝帰り」を聴いて、ぶっ飛んだ。
すぐにアルバムを買った。「LOVE GOES ON…」である。
このアルバムも、聴いてぶっ飛んだ。
こういうリズムやメロディを刻む日本人ユニットってあるんだぁ、そう思った。
いっぺんで好きになった。
「LOVE GOES ON…」はいいアルバムだった。
1曲目が「うれしい!たのしい!大好き!」で、2曲目が「うれしはずかし朝帰り」である。 そして5曲目には「LAT.43°N〜forty-three degrees north latitude〜」が入っていて、最後に「未来予想図II」で締めくくるという、今でもコンサートで演奏される名曲がたくさん詰まっている。
これらの曲は、すべて吉田美和の作詞・作曲なのだ。
この女性もまた、天才と呼ぶに相応しい。
吉田美和の頭の中はいったいどうなっているんだろう? 一度覗いてみたいものだ。覗いたって何にも分かんないだろうけど・・・。
なので、ドリカムのファースト・アルバムを買ったのはその後ということになる。
それからは、ユーミンと同じように、すべて発売日に予約して買って聴いてきた。
コンサートにも出来る限り出掛けて行った。
「横浜アリーナ」でも観たし、「埼玉アリーナ」でも観た。
最近では、埼玉アリーナで観た「裏ドリワンダーランド」だろうか。でも、これはちょっと辛かった。
「裏ドリ」というその名のタイトルどおり、往年のヒット曲をすべて封印して、ドリカムの渋い曲や隠れた名曲だけで構成された一風変わったコンサートだったからだ。
やっぱり、ドリカムは怒濤のヒット曲だけで埋めてほしいと思う。
でも行った中で一番良かったのは、なんといっても2007年に青森で行われたコンサートだ。
「つがる地球村 野外円形劇場」で開催された、「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007 〜ドリカムの夕べ〜」である。
8月25日のコンサートで、約4時間弱の素晴らしい内容だった。
心底感激した。
その模様はこのブログでも書いたし、当時の「朝日新聞」青森版「ゆきのまち考現学」でも書いた。
そんな、大好きなDREAMS COME TRUE。
なんと、3年9ヶ月ぶりとなる17枚目のオリジナルアルバム「ATTACK25」がこの度リリースされた。
早速、聴いてみた。
全16曲である(初回限定盤のみ2曲のボーナス・トラック)。
1曲目の「THE CHANCE TO ATTACK WITH MUSIC」は幕開けとなる2分足らずの曲で、そこから繋がる2曲目の「ONE LAST DANCE,STILL IN A TRANCE」がまずいい。
シングル・カットされても申し分ない出来映えかも。
3曲目の「あなたにサラダ以外も」は、必ずドリカムのアルバムに1曲入っている、ちょっとコミカルな曲。
久しぶりの2人の休みに、彼のために作る料理の数々を面白おかしく歌にしている。まあ、お愛嬌か。
5曲目の「MONKEY GIRL -懺鉄拳-(懺鉄拳の懺は懺悔の懺)」は恒例のモンキーガール・シリーズ最新作。
ただ、はっきりいってアルバム前半戦は、2曲目の「ONE LAST DANCE,STILL IN A TRANCE」以外の曲はちょっと辛い。
しかし、さすがドリカム。
アルバム後半は凄い。ドリカムの面目躍如だろう。
9曲目でシングルになった「さぁ鐘を鳴らせ」から、10曲目「愛して笑ってうれしくて涙して」、続く11曲目「想像を超える明日へ」、12曲目「「MADE OF GOLD -featuring DABADA-」、13曲目「この街で」、14曲目「MY TIME TO SHINE」、15曲目「愛がたどりつく場所」、16曲目の「NEWS ZERO」テーマソング「AGAIN」といった、タイアップ曲や耳慣れた曲が連続して続いてゆく。
圧巻である。
アルバム本体も豪華盤。
CGが一つの大きな映画のようなストーリーになっているようだ。
ドリカム、やっぱり変わっていないね。
ということで、このブログ、明日で終了です。
さよならです。