大晦日。
今日で2008年が終わる。
今年は大変な年だった。公私ともに。
100年に一度と言われる世界的な不況が襲っている。
株価は下落して、なんと過去最大の42,12%まで下がった。とにかく来年が正念場だと、どの雑誌や新聞を読んでも書いている。3月の大量首切り、いわゆる非正社員の雇用打ち切り時期が一つの大きな山場になるのではないか。
もう本当に無駄使いを改めないと・・・。
とにかく浪費癖があるから自分で自分が嫌になる。
今年も全国各地を旅行し、それ以外にも色んなものに散財しまくった。反省している。
来年は、①に倹約・節約、②に書くことの最優先!(って、宣言してもう何年になるんだろう? これまで最後まで書き上げた小説、たったの六編だけだもんなあ・・・)、③に肉体の鍛錬、これだけを徹底したい。
大晦日の東京は、今朝も雲ひとつない快晴の空。
産経新聞を買いに駅のキオスクまで歩いたら、ほとんどの店のシャッターが閉まっていた。駅を通る電車もガラガラだ。
新聞の三面を読んでいたら、「近代への名言」というコラム。作家の林芙美子の「放浪記」の中の言葉だ。
『赤い雪でも降らねば富士をいい山だと誉めるには当たらない あんな山なんかに負けてなるものか!』。
大晦日、いつもなら青森市内の自宅でのんびりと餅でも食べながらテレビを観て過ごしていたのに、今はこうして首都圏の大晦日の静かな街を歩いている。
少し淋しいような・・・少し愉しいような・・・奇妙な気分が支配する。
風は昨日と比べるとちょっと冷たいようだ。
いつもの休日なら混み合う都心も、今日はひっそりと静まり返っている。
今夜は何を食べようか。
私鉄沿線の京王線沿いに感じのいい街を見つけた。
仙川駅。
そんなに派手な街ではないけれど、シックで落ち着いている。駅前の雑踏を過ぎると、とても閑静な住宅街が続く。ちょっとお洒落なブティックやカフェがあったりする。雑多な商店街もあるのだけれど、それとのアンバランスが何ともいい感じを醸し出している。
武蔵野の雰囲気も僅かに残っているようだ。
仙川の住宅街の中に大きな温泉施設。
物凄い数の自家用車が駐車場に入ろうと列をなしている。
大晦日、都内の温泉に浸かってゆっくりするのもいいかと思い、入場料650円を払って中に入ろうとしたら、余りの大混雑で入場制限をしているのだとか。
仕方がないのでロビーで待つことに。
やっと入浴。
露天風呂が気持ちいい。
しかしそれにしても、何で俺、大晦日の夕暮れ時、こんなところでのんびりとお湯に浸かって寛いでいるんだろう・・・。
乳白色の空に、鋭利な三日月がぽっかりと浮かんでいる。その左側には大きな一番星。
温泉で1年間の疲れを取り、火照った体のまま、すっかりと暮れてしまった外へと出た。
モスバーガーも、本屋も、定食屋も、閉まっている。
駅前のお洒落なオープン・カフェだけが開いていて、ガラス越しに中を覗いたら、若い女性がぽつんと独りで珈琲を飲んでいた。
それから30代ぐらいの男性だろうか、これもまたたった独りぼっちで分厚い単行本を読みながら珈琲を啜っていた。
えっ? 大晦日の夜5時過ぎに独りぼっちカフェでお茶してるの?
みんな、生きてるんだなあ。孤独なんか蹴っ飛ばして。
今日で2008年が終わる。
今年は大変な年だった。公私ともに。
100年に一度と言われる世界的な不況が襲っている。
株価は下落して、なんと過去最大の42,12%まで下がった。とにかく来年が正念場だと、どの雑誌や新聞を読んでも書いている。3月の大量首切り、いわゆる非正社員の雇用打ち切り時期が一つの大きな山場になるのではないか。
もう本当に無駄使いを改めないと・・・。
とにかく浪費癖があるから自分で自分が嫌になる。
今年も全国各地を旅行し、それ以外にも色んなものに散財しまくった。反省している。
来年は、①に倹約・節約、②に書くことの最優先!(って、宣言してもう何年になるんだろう? これまで最後まで書き上げた小説、たったの六編だけだもんなあ・・・)、③に肉体の鍛錬、これだけを徹底したい。
大晦日の東京は、今朝も雲ひとつない快晴の空。
産経新聞を買いに駅のキオスクまで歩いたら、ほとんどの店のシャッターが閉まっていた。駅を通る電車もガラガラだ。
新聞の三面を読んでいたら、「近代への名言」というコラム。作家の林芙美子の「放浪記」の中の言葉だ。
『赤い雪でも降らねば富士をいい山だと誉めるには当たらない あんな山なんかに負けてなるものか!』。
大晦日、いつもなら青森市内の自宅でのんびりと餅でも食べながらテレビを観て過ごしていたのに、今はこうして首都圏の大晦日の静かな街を歩いている。
少し淋しいような・・・少し愉しいような・・・奇妙な気分が支配する。
風は昨日と比べるとちょっと冷たいようだ。
いつもの休日なら混み合う都心も、今日はひっそりと静まり返っている。
今夜は何を食べようか。
私鉄沿線の京王線沿いに感じのいい街を見つけた。
仙川駅。
そんなに派手な街ではないけれど、シックで落ち着いている。駅前の雑踏を過ぎると、とても閑静な住宅街が続く。ちょっとお洒落なブティックやカフェがあったりする。雑多な商店街もあるのだけれど、それとのアンバランスが何ともいい感じを醸し出している。
武蔵野の雰囲気も僅かに残っているようだ。
仙川の住宅街の中に大きな温泉施設。
物凄い数の自家用車が駐車場に入ろうと列をなしている。
大晦日、都内の温泉に浸かってゆっくりするのもいいかと思い、入場料650円を払って中に入ろうとしたら、余りの大混雑で入場制限をしているのだとか。
仕方がないのでロビーで待つことに。
やっと入浴。
露天風呂が気持ちいい。
しかしそれにしても、何で俺、大晦日の夕暮れ時、こんなところでのんびりとお湯に浸かって寛いでいるんだろう・・・。
乳白色の空に、鋭利な三日月がぽっかりと浮かんでいる。その左側には大きな一番星。
温泉で1年間の疲れを取り、火照った体のまま、すっかりと暮れてしまった外へと出た。
モスバーガーも、本屋も、定食屋も、閉まっている。
駅前のお洒落なオープン・カフェだけが開いていて、ガラス越しに中を覗いたら、若い女性がぽつんと独りで珈琲を飲んでいた。
それから30代ぐらいの男性だろうか、これもまたたった独りぼっちで分厚い単行本を読みながら珈琲を啜っていた。
えっ? 大晦日の夜5時過ぎに独りぼっちカフェでお茶してるの?
みんな、生きてるんだなあ。孤独なんか蹴っ飛ばして。