そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

11月13日(水)偶然!偶然?

2013年11月13日 | 公開

 昼は「高七」だなと坂を上がる。大将に、寒くなりましたなあ!とご挨拶して、カウンターの真ん中に座る。米の汁を1本、熱くしていただく。掻き揚げ付きの定食にした。

 すると、E学部のS教授が入っておいでになる。やあやあお久し降り、昨日は非行の会のメンバーと先生のお噂をしておりました…と申し上げた。24日の公演はご出張のよし。歌会始の練習は12月から本格的になるそうだが、本日も夜、練習があるのだとか。

 歌会始のお話になる。S君は、実は教え子なんですよと申し上げると、驚いておられた。Kさんのお父上にも面識があって、御著書の題字は大学院の後輩T君が揮毫したものなんですよともお話しした。T君には私の代講をお願いしている。

 掻き揚げが秀逸だった。中に生姜が絡まっている。こりゃあいいですなあ!と大将に言えば、皆さんそうおっしゃいますと。自信の一品なるらむ。

 牛込柳町を通り越して、「やました」の前にさしかかる。なんと、なんと、ちょうどお店からH先生が出ておいでになったのだ。ひえ~、今日は行く先々で大物に出くわす日だな。今週末が「ももの会」だ。お店に入り、長老の店員さんを紹介していただいた。ふと見れば、素敵な古帛紗が。

 一燈好の「槌の裂」とな。我、出雲びとなれば、衝動買いに及ぶ。

 牛込中央通りで落花生を買い、神楽坂で豆腐とおからを買って帰宅する。近世文学のI教授とすれ違った。パンを買いにへいらっしゃったようだ。ウチの学部の教授連は、神楽坂をうろちょろしているしている人が多いな(誰かさんも然り…笑)。

 


11月13日(水)ああ寒い!

2013年11月13日 | 公開

 もうすっかり冬支度である。皮のコートに皮のカスケットを被った。10:00から学位委員会。受理審議の2人目に私が研究指導を担当したEさんがかかるので、ネクタイは省略したが、スーツは着て出頭した。

 トップ・バッターは心理学のI 教授だったが、医療に関連した内容だという。よくうかがえば、なあんだ、病気って物語みたいなところがあるんですな。全く質問が出なかったと帰っておいでになったから、次は私の番。神妙にご説明申し上げ、控室に戻れば、担当職員の方に「はい、通りました」と言われた。ほっ。教授会説明用のデータをお渡しし、すぐにEさんにメールを送った。

 公開審査は12月下旬か、1月中になる。J教授と相談して、副査を頼まれている分もあり、うまく調整しなければな。

 博士学位請求を取り扱うのは、大学院の研究指導を担当している教員のもっとも重要な仕事と言える。私の研究室は、そんなに世帯が大きなところではないが、ちょろちょろと博士号は出しているのだ。高校の校長だけをやっているわけではない。