古書店の目録に載っていた短冊を1枚注文したところ、早速届いた。安かっただけに、全体にやや汚れているが、まあ状態は悪く無い。
短歌の第四句がなかなか判読できず、関西出張から帰った同居人に見せたら、さすがに日本語学者(音韻)である!きちんと日国引いて考えれば分かることなのよ…と叱られましたわ。初心忘るべからず。いや、日本語学者と結婚していてよかった。電話かけると、何でも教えてくれるしな。一家に一人、日本語学者。ほんとに重宝。
こういう一首だった(私意濁点を付す)。「わが好きは あたらしきもの 淡きもの/あざらけきもの いさぎよきもの 柿叟」。柿叟って誰か分かるかな? 双柿舎の主人ですな。自分で調べなはれ。校長室の短冊掛けに掛けようっと。
いい歌である。頭韻踏んでる。枕草子のものは尽くしみたい。そこですかさず模倣の一首を。
我が好きは おまへのひとみ おまへのくち おまへのちくび おまへのおしり 有若亡
…殴られました。私のせいで、同居人と姑殿に風邪がうつったそうである。あっちへ行け!と寝床の端に押しやられた。(涙