「酒に対す」白楽天
蝸牛(かぎゅう)、角上(かくじょう)、何事をか争う
石火(せっか)、光中(こうちゅう)、此(こ)の身を寄す
富に随(したが)い、
しばらく歓楽せん
口を開いて笑わざるは、
是(こ)れ痴人
★訳
カタツムリの角(ツノ)のような小さな世界で
何を争っているのか。
火打石の火花のような儚(はかな)い時間に
この身を託す。貧富などどうでも良い、
今は人生を楽しもう。
口を開けて笑わないのは愚かものだ。
1月25日(金)東奥日報社 漢詩の巻③
大東文化大学准教授・山口 謡司氏より
蝸牛(かぎゅう)、角上(かくじょう)、何事をか争う
石火(せっか)、光中(こうちゅう)、此(こ)の身を寄す
富に随(したが)い、
しばらく歓楽せん
口を開いて笑わざるは、
是(こ)れ痴人
★訳
カタツムリの角(ツノ)のような小さな世界で
何を争っているのか。
火打石の火花のような儚(はかな)い時間に
この身を託す。貧富などどうでも良い、
今は人生を楽しもう。
口を開けて笑わないのは愚かものだ。
1月25日(金)東奥日報社 漢詩の巻③
大東文化大学准教授・山口 謡司氏より