夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

真冬日続く

2013-01-08 06:50:47 | つれづれなるままに
1月8日(火)

 昨日から仕事始めで、増築等の工事も再開されている。3月末までに竣工しないと補助金は交付されない。真冬日の続く津軽の工事は、厳しい雪との戦いである。
 年頭挨拶に見えた工事監理者Aさんは、「必ず仕上げます」と意気込みを聞かせてくれ、少し安心している自分がいる。

 運営会議メンバーと、今後のケアホームの展望について少し話す。
 わが法人の住宅整備の基本的なコンセプトは、入居者を決めて後、個別ニーズに添って建物設計、整備をすることである。法人第一号のケアホームは新築ではないが、改修整備に入るまでには3年がかりであった。財団からの補助金と法人の負担金は合計1千5百万円近くあった。
 先日保護者の方と話す機会があったが、入居を決断されるまでにはジレンマが多いようだ。今までの人生の中で自分の分身と付き合ってきて、ある日突然他人に委任するということは、それ相応の覚悟がいる。自分たち両親の苦労の結晶が、簡単に他人が理解できるはずがないという思いがある。あるいは自分たち両親の暮らしは本当に限界に来たのかという、親としての養育力への問いでもあるかも知れない。
 私は自分の娘達を入居されるポイントは、次のことが基本にあるべきだと思っている。
 1.自宅からケアホームに入居することで、生活の質が向上すること。
 2.同じく入居することで、例えば入浴の回数が増えるとか、自宅ではできない本人のニーズを充足してくれる保障があること。
 3.法人をはじめスタッフとの信頼関係が構築されていること。

 新年度に向かって、保護者との話し合いが必要になってきているのかもしれない。