夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

お山参詣準備作業 その2

2012-07-23 15:33:05 | 私と福祉とであいの旅
 
AM8:00から約1時間、同じ会場で子供たちは一人一人が身に着けて行進する「頭御幣」というものの和紙でつくる神様のお飾りづくりをしました。小学校では6年生たちがすでに体験済みで、下級生に作り方を指導してもらいました。
 

 その作業を終えて、次は会場を移動してリンゴの冷蔵庫のある作業場に向かいました。
そこでは本日のメインイベントのヒノキの材木をカンナで削る作業が始まっていました。通常は大工さんたちはカンナ削りは材木の表面を滑らかにするために行うのでしょうが、今回の御幣に下げるカンナガラは400枚の薄いテープ状に削るために行うのです。
 10本のヒノキ御幣を作るとすれば、カンナで4000枚も削らなければならないのです。カンナの大工さんともう一方に削って出てくるカンナガラを引いて50枚ずつにまとめる人が必要でした。子供たちも最初は面白そうに見ていましたが、今度はカンナガラに触れる体験をしました。ヒノキ独特のとっても新鮮な香りでした。
 
 きっとこの子供たちの中から、将来の町会を背負って立つ人間が出てくるのではないかと、期待しています。

お山参詣準備作業本格化 その1 語り部

2012-07-23 06:44:52 | 私と福祉とであいの旅
7月21日(土)

 きょうから子供たちは夏休みです。朝6:30町会の集会所に集まって来ました。
 そしてこの日、「語り部」という町会の長寿会の代表者から子ども会の皆さんに、町会の歴史と文化について語り聞かせをする機会を持ちました。
 65年ぶりの昔ながらのお山参詣復活を企画した時の一番の狙いは、次世代の人たちへの文化とコミュティ再生の力をつなぐことでした。
 私の家の隣の家が、たまたま町会長さんの家であったこと。そしてこの町会長さんは、町の傑出の人物であったこと。社協の会長もやられていて、私は度々この会長と一緒に活動をしてきたことなどがあって、お山参詣を私の引退記念として実施したいので力を貸して欲しいということで、町会住民がこぞって賛成をしてスタートしました。
 この町会は170世帯ほどありますが、古来よりまとまりの良い町会だったようです。そしてこれまで、地元には小学校や保育所、JA支所、神社、造り酒屋、バス通りなどもあって、毎年ねぷた祭りには町会でねぷたも出し、お山参詣も出し、獅子踊保存会も子供たちから高齢者まで参加して賑わった時代もあったのです。
しかし、高度成長期が過ぎてから、次第に少子化や経済の低迷期にかかると、JA支所や小学校などが統廃合され、消えてゆきました。
 この町会長の町民からの信頼度は抜群で、これからこういう方が果たして出てくるだろうかというくらいです。だからこの方のいるうちに、ぜひとも一つの実績を残したいという思いがありました。
 市のまちづくり事業に応募し、企画書を出し満額を獲得できたのも、そういう背景があるのです。
 40名の実行委員が主体となって、170人が参加することになりました。本番まであと40日を切って、準備活動も後半になって来ました。
 きょう最初のプログラムは、長寿会長と副会長の語り部からスタートです。


 長寿会長(80歳)からは、国民学校時代の生徒の様子や、昔の人々の暮らしぶり、災害などについてもお話を聞くことができました。写真をスライドで見ると本当に、暮らしぶりそのものの変化も感じられました。