娯楽としての将棋の相手がコンピューターになって久しいが、
縁側や縁台でする将棋は遠い昔のことのようだ。
コンピューターは、攻めの定石、囲いの定石等を頭脳に
組み込み、更に学習能力により頭脳が進化し続ける
といった実力の持ち主である。
小生の腕前は初段であると豪語し、初めの頃は
コンピューターを相手にそう負けなかったものだが、
近頃負け込むようになった。
コンピューターとの勝敗について冷静に分析してみると、
急戦模様の型破りな攻めで勝ち、定石どおりの矢倉囲い、
美濃囲いでじっくりで攻めるといつの間にか負けていると
いった具合だ。
集中力の衰えか、思考力の低下によるものかと言い訳を
並べてみるが、将棋の定石の域を超えられないでいる
自分の腕前を痛感する。