田舎の道草

田舎の道草徒然日記

秋の深まり

2015-10-11 | 日記
道端の落ち葉が「カサカサ」と音をたて、秋の深まりを感じさせる。
「ピーピー」と焼き芋を売る音にもまた、秋の深まりを感じさせる。
芋を食べた後の音にもまた秋の香りを感じる。プッ!!

ついこの間まで、暑さを避けるように、影を慕いて歩き続けていたのに
今は、ひたすら陽差しを慕いて歩いている。
そのため、職場に着く時間は、夏季の頃とは比較にならないほど早い。

職場での一コマ、理解されない訛り。
○○井さん:「○リイェです」
○○井さん:「○リイェでなく、○リイェです」
○○井さん:「ううん○リイェ」
○○井さん:「ツガウ!○リイェのイェ!」
○○井さん:「ツガウ!アイェウエオのイェ!ダデバ!ワガンネーガナ」

相手は、「○○江」と聞こえるのだろう。
井戸のイェ(イェドノイェ!)と説明するものなら、江戸のイェと
間違えられて、益々ややっこしくなる。
イとも、エとも判断出来ない「イェ」、オラも判かんないベ。

最近は、本人も学習したようで、
○○井さん「アイェウエオの2バンメノのイェ!」を連呼、
あまり効果は無いようだ。

目的地が分からなくなり、道端で地元の人に道を尋ねてみると
「ア~ア、ソレナラ、ズ~ドマッスグイグド、ブヅカッカラ、ソゴヲズラリ
ムズッデ・・・」
(それなら、真っすぐ行って、行きあたったら、そこを曲がって・・・)
この案内に、その場で理解出来てしまった自分。
「アリガドウゴザッシタ」とお礼を言う自分に苦笑した。

訛りを活字で表わすことは難しい。訛りは、濁点を多用する。
言葉によっては、濁点に更に濁点が必要なような気がしてならない。
訛りと、独特のイントネーション、活字に表わすことの難しさを悟った
深まり行く秋の陽だまりのひと時。


芋煮会

2015-10-04 | 日記
先日、毎年恒例の秋の風物詩、家族芋煮会をしてきた。
場所は、秋保温泉の奥の名取川河川敷。
里芋、長ネギ、こんにゃく、豚肉等を味噌で煮込んだ
芋煮と、里芋、長ネギ、こんにゃく、牛肉等を醤油で
煮込んだ芋煮があるが、この辺りでは、味噌ベースが
主流である。

お隣の山形では、約3万食もの芋煮を直径6mの大鍋と
大型重機で一度に調理し、お客様に振舞う、日本一の
芋煮会フェスティバルは、あまりに有名である。
ここでは、里芋、長ネギ、こんにゃく、4~5頭分の牛肉が、
入る醤油ベースの芋煮となる。
重機の可動部分の潤滑油(グリース等)は、全て洗い
落とし、替わりにマーガリン、バター等を使用する
とのこと。
http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/db/cgi-bin/search/search.cgi?panel=detail&d01=95957474216599

名取川河川敷芋煮会場の芋煮材料受け取り所で、若い
女性のグループが、「エ~ッ!!石を組んで自分で
火を熾すんですか~?」と大変驚いていた。
その後、「お願~い」みたいな目でこちらを見たような
気がしたが、気のせいだべ。

芋煮の基本は、火を熾しと鍋を乗せるための石組が肝心。
風向きを掴んで、空気取り入れ口を構える。
これが完璧だと芋煮70%が出来あがったようなものだ。

「急いては事を仕損じる」と言うことわざがあるが、
お腹が空いているからと、石組を疎かにして、芋煮を
進めると、なかなか煮えなくて、芋煮を食するのが
結局遅れてしまう。







自然の中で食する芋煮、とても美味しかった。
さっきの若い女性のグループは、芋煮食ったベか。