田舎の道草

田舎の道草徒然日記

馬上少年

2017-11-27 | 日記
「今年も残すところ1ヶ月か」と、どこか哀愁を帯びた言葉が衝いて出る。
寒暖の差が激しいこの11月、インフルエンザの予防接種を済ませ、
冬を迎える態勢を整えこの冬を乗り切る決意とした。
他にも、冬用タイヤへの交換。大掃除も済ませ、これから訪れる気ぜわしい
日々の軽減とした。

秋の深まり。落ち葉が大空に舞い上がる様は、今の季節の風物詩のようだ。
「掃いても戻る落ち葉かな」

小春日和に、庭先の黒松にハサミを入れのんびりとした時間に身を委ねるも
また一興なり。
樹形を整え、「空間有美」を醸し出す。
「空間が美しいのでは無い、隙間から見える枝が美しいのだ。」
と今は亡き師匠の言葉が想い出される。

先日、政宗生誕450年記念シンポジウムin福島が隣県の伊達町で開催され、
参加してきた。
血気盛んな政宗が戦に明け暮れた時期を「伊達政宗の挑戦」というテーマで、
語られたもので、政宗の生き様を垣間見ることが出来た。

政宗が、晩年に詠んだ詩に
「馬上少年過
 世平白髪多
 残躯天所赦
 不楽是如何」がある。

馬上の少年は過ぐ
世は平らかにして白髪多し
残躯天の赦すところ
楽しまずして是れ如何にせん

現代語訳では

戦場に馬を馳せた青春の日々は遠く過ぎ去った。
今や天下は太平の世となり、髪の毛は白くなった。
もはや天も許してくれるだろう。
老後くらい好きに楽しまないでどうする

となるが。今回のシンポジウムは、まさにこの馬上少年期を捉えていた。

「老後くらい好きに楽しまないでどうする」は、人生の教訓として心に届く。

ちょと待って!!

2017-11-18 | 日記
先日、部屋の音響効果アップ、整理整頓
と断捨離を兼ねて、複数のスピーカーを
配してからは、スピーカーに囲まれ、今
音響に包まれる環境の中で心が癒されて
いる。

その代償としては、チューナー1台、
サブウーファー2台が不要になったこと
だが、他の誰かにまた使ってもらえれば
とリサイクルショップに持ち込んだ。

♪リサイクルショップでは、「買い取り
金額450円になります」と言うから、
わだス「馬鹿にしないでよ~
ナンボ(いくら)だって
ちょと待って
PlayBack PlayBack
今の言葉
PlayBack PlayBack 」
(「プレイバックpart2」崩れ)♪

むか~し昔、同じような事があって、
本を持ち帰ったことがあったが、
今回は、母ちゃんに諭され、450円を
手にした。
免許証まで提示させられながら・・・。

省エネ万歳!!

2017-11-11 | 日記
健康のためにと歩くものの、常に近道を
模索することいまだ止まず。
その意気込みが、行き止まり、遠回りと
なりて歩数が増し、健康増進となす。
また楽しからずや。

近頃、目の異常かと心配していた。
職場の階段を登り出すと、モワーと目に
入ってくる明るさが増してくる。
明るさを感じる網膜の異常かと心配した。
モワーと明るくなるのを各階ごとに
交互に片目を閉じながら、5階まで
試してみたが、両目に異常が認められた。

薄暗い階段が登り出すとモワーと明るく
なる。網膜の光の感度が鈍くなっている
に違いないと心を痛めていた。
ある日、この症状についての話しをする
機会があり、打ち明けてみたところ、
各階の踊場の灯りに人感センサーが
設置されたみたいだとのこと。
建物を管理する担当もまた、省エネの
一環で導入したとの言葉に自分の目の
異常なしを確信した瞬間だった。
目の異常なしのあまりの嬉しさに、
明るくなった階段が再び薄暗くなるのを
見つめる自分がいた。省エネ万歳!!

心奪われて

2017-11-03 | 日記
我が家の趣味の部屋に大小14個のスピー
カーを配してみた。
オーディオ関係はあまり得意ではないが、
とにかくメインアンプとサブアンプに、
スピーカーを接続出来るだけ接続してみた。
1個の端子に複数のスピーカーコードを
接続することでそれを可能としたが
さながらタコ足配線の様相だ。
複数のスピーカは、音響が共鳴し合って、
音が籠るかと思いきや、高音質、重低音、
サラウンド効果をそれぞれのスピーカーが
フルに発揮してくれ、上から下から、
前から後ろから、そして左右からと
音響に包まれる心地良さを堪能することが
出来た。
それは、母の胎内の心地良さに似ている
のだろうか、どこか懐かしく癒される。

ここで民謡は、ね(無)~べな~!!

「♪~仕事に名を借りたご無沙汰~♪」
吾亦紅(われもこう)
「♪~心に刃を乗せるのね~♪」
忍冬(すいかずら)
先日、作詞家ちあき哲也氏の歌詞のフレーズ
とメロディに、その時、置かれていた心境を
衝かれ、暫し心を奪われてしまった。