田舎の道草

田舎の道草徒然日記

甲信越城攻めでの出来事

2013-09-08 | 旅行記
甲信越城攻めの途中、川中島合戦の地を訪ねた。
そこで地元の特産物を販売している店主から声を掛けられた。
「何処から来たの?」人の良さそうな話好きな店主は、気さくに、
こう話しを続けた。
若い頃、仙台で仕事をしていてトンネルや道路を造った。あの辺は
どう発展したのか、仙台はいいところだ。
酒好きなのだろう、あそこの酒は、実に美味しいと、とても懐かし
んでいた。具体的な地名、品名が次々と出てくるものだから話が
多いに盛り上がった。
気が付くと地元名産の長いもやアンズの干物、アンズのシソ巻きを
両手一杯になるほど買い込んでいた。
ゼネコン全盛期に全国を回って仕事をしていたとのことだから、
観光客に「どこから来たの」と問いかければ、ほとんどの場合、
話が盛り上がり、観光客の両手は、特産物で一杯になること
間違いない。
甲信越城攻めで唯一こちらが攻められた楽しいひと時だった。
それにしても話好きなあの店主にもう一度、逢ってみたいものだ。
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甲信越城攻め

2013-09-07 | 旅行記
この夏もまた、日本100名城のひとつ甲信越の名城を攻めて来た。
あえて「攻める」という表現をすることについては、以前ブログで紹介した「名城を攻める」
を参照されたい。

今回の攻略ルートは次の通り。
甲府城→躑躅ケ崎館
【山梨県の城(http://www45.tok2.com/home/todo94/castlepage/castle-yamanashi.htm)】

高遠城→松本城(国宝)→小諸城→上田城→松代城
【長野県の城(http://www45.tok2.com/home/todo94/castlepage/castle-nagano.htm)】

春日山城→新発田城
【新潟県の城(http://www45.tok2.com/home/todo94/castlepage/castle-niigata.htm)】

甲府城祉からの眺めは、街並みと、街並みを囲むように連なる山々、そして遠くに富士山の
頭がのぞいていた。
甲府で有名な「印伝」の店を訪ねる。鹿の皮に漆を施した高価なバック、小物等が店一杯に
展示されていて暫し至福の時間を過ごす。
【印伝屋(http://www.inden-ya.co.jp/lite/products/index.html)】

高遠城は、桜の名所でもあり、桜満開の季節、大勢の人々が楽しむであろうとは容易に想像
することが出来る。
高遠城の城主保科(ほしな)は後に山形城を経て会津若松城の城主となる。保科を祖とする
城主松平が戊辰戦争での悲劇を迎えるのはNHKドラマ「八重の桜」のとおりである。
会津で有名な大根おろしで食べる「高遠そば」は、保科時代の高遠から伝わったものである。

松本城近くに宿をとる。松本での宿選びのコンセプトは「歴史的な風情と癒し」である。
宿の近くに蔵の街並みがありコンセプトに違わず風情豊かである。
【松本散策(http://sanpo.lolipop.jp/sanpo/2011/tyubu/sanpo6521.html)】

2泊目は、長野市内のホテル。そのホテルに到着するまでの道程が長かった。それもそのはず
ホテルの電話番号をカーナビに入力し目的地に向かったところ郊外のゴルフ場に到着。
途中景色がどんどん田舎の雰囲気になっていくのに、おかしいと思いながらも走り続けた結果
だった。
ゴルフ場に向かう、夕暮れの田舎の景色を眺めながら今宵の宿のコンセプトは何かと不満げに
妻に問われる。
コンセプトは「夜の賑わいと優雅なひと時」のはずなのに・・・・・?。

これで、100名城のうち33個所の城を攻めたことになるが全ての城を攻略するまでには
暫く時間がかかりそうだ。

城の縄張り(城の構え)、掘り、石垣、櫓(やぐら)、曲郭(くるわ)階段などをみると、
防御のための工夫が至るところに施されているのがよくわかる。
国宝松本城内の最上階までの階段は、急勾配で国宝ならではの城の趣がそこにある。

今回の城攻めもまた、愛馬ならぬ愛車プリウスで出陣。2泊3日の行程であった。
日程と高速料節約の観点から、真夜中自宅を出発。東北自動車道を休み休み走る。
夜が明ける頃、首都高を走行。東京単身赴任以来の首都高の走行に緊張。
ルートが右側車線から分岐する個所が多く、車両の多さとスピードの速さから分岐点を目視
してからの車線変更は極めて難しく危険。特に首都高では、カーナビが必須であり、早めの
車線変更が必要である。

次回は、四国の9城を愛車プリウスで攻略してみたい。