田舎の道草

田舎の道草徒然日記

季節の移ろいに身を委ねる

2018-11-24 | 日記
陽の昇る時刻が少しづつ早くなる季節の営みが冬至から
始まるが、そんな冬至まであと少し。
ますます寒くなる中で、夜の闇をトンネルに例えるならば
日の出が早まることで、出口のぼんやりとした明かりが
見え出してくるような、そんな季節の位置にやってきた。

昨日は、「日日是好日」のスクリーンを通して、
樹木希林さんに逢ってきた。
その「道」にしたがって、あるがままに生きることが
大事なのだとある。
「田舎の道草」にその「道」を引用するには、はなはだ、
おこがましいことだが、人生の道草をして、時間を要して
みることもこれ一興。

樹木希林さんは、「日日是好日」の意味を患いながらも
身をもって演じ、教示してくれたが、それがご本人の死と
重なり、熱いものが込み上げてきて仕方なかった。

歳を重ねて来た今、この教えが、人生の佳き道標となり
焦り、恐怖からの解脱の一助となるような気がする。
繰り返される長いトンネルもまた、今しかない人生の中で
おおいに謳歌したい。

副住職・広瀬大輔 記によれば、
「今日はよい日だ悪い日だという場合、天気だけでなく、
お金が儲かった・損をした、よいことがあった・嫌なことが
あったなど、ものさしで判断してしまう。
これは優劣・損得・是非にとらわれた考え方である。
日々是好日とは、そんなこだわり、とらわれをさっぱり
捨て切って、その日一日をただありのままに生きる、
清々しい境地だ。
嵐の日であろうと、何か大切なものを失った日であろうと、
ただひたすら、ありのままに生きれば、全てが好日なのだ。
好日の好は好悪の好ではなく、「嵐か、よし、嵐なにする
ものぞ!」、「失ってしまったか、よし、どうにかこれを
改善しよう!」と、積極的に生きる決意 "よし" が
この "好" だ。
禅では、過ぎてしまったことにいつまでもこだわったり、
まだ来ぬ明日に期待したりしない。
目前の現実が喜びであろうと、悲しみであろうと、ただ今、
この一瞬を精一杯に生きる。
その一瞬一瞬の積み重ねが一日となれば、それは今までに
ない、素晴らしい一日となる。」



「なんちゃって」人生

2018-11-17 | 日記
今朝、つっつかれて目を覚ます。
睡眠時無呼吸症候群で息をしていなかったのだろうか。
我家の決め事、愛情表現に、お互いに、つっつくことで
安否を確認する「夫婦安全保障条約」が締結されている。
つっつく側は、尻でだったり、足もまた可としているが、
今、つっつく側の部位の動作確認もまた重要視されてきた。
近頃、入浴中に「起きてる~??」と声をかける安否確認
条項が加わり、確固たる夫婦安全保障条約がここに確立した。
「お前100まで、わしゃ95まで共に白髪が抜けるまで」
「頑張んべ~」
「頑張るぞ~」
「ヒィ⤵⤵、ヒィ⤵⤵、フ~⤵⤵」

今日の天気予報は、晴天とのことなれど、外は、曇天なり。
朝の気温が10℃を下回るとなれば、布団の温もりに離れ難し。
先日、我家の大掃除も済ませ、新年を迎える準備が整った。
昨夜、母ちゃんとスーパーに出掛け、正月縁起物料理の食材、
ババガレイおよびヒレグロの別名で「子持ちナメタガレイ」を
準備した。
歳と共に、気忙しくなるものなのだろうか、新年を迎えるための
準備を早める機運が高まってきた。
気が付いたら、新年を迎えると同時に、翌年の新年の準備に
とりかかったりして「なんちゃって」。
全ての言葉の後に「なんちゃって」を付けたら、どうだろう
全てが不確かで、いい加減な埒(らち)の明かない世の中に
なってしまうか、逆にわだかまりの無い明るい世の中になるに
相違ない「なんちゃって」

「天守閣自然公園」散策

2018-11-10 | 日記
今朝、曇天なれど寒くもなく、また風もない。
先日の秋雨が我家の紅葉を濡らし、
頭(こうべ)を垂れるは、散るを待つ寂しさ
ゆえかと尋ねれば、来季、如何に鮮やかに
芽吹くかを考えている最中だと答える。

池の魚たちに競いて餌に群がるは、来るべき
寒さに備えてのことかと尋ねれば、
暫く餌を与えてもらえなかったからだと返す。
キジバトもまた然り。我、頭を垂れてわびる。

今朝、久しぶりに新聞折込の「間違い探し」に
ボケ防止を兼ねて挑戦してみた。
左右の絵を見て、間違いを探すものだが、
歳を重ねた思い込みが邪魔をするのか、
30個の間違いのうち、どうしても見つけ
られないものがあった。
ご飯の大盛と普通盛りの違いには、時間を
要したが見つけた。 あと何だべ。
また、同じ番号に同じ文字を入れて、完成させる
「ナンクロ」をやってみたが、縦、横のヒントが
無いためこれも降参した。

今日、秋保方面へ紅葉狩りに出掛け、紅葉、
紫式部、ウメモドキの赤、黄色の彩が
迎えてくれた。
その彩からは、来季の芽吹きのための強い決意が
感じられた。

ここは、「湯本小屋館跡




































「音声認識、アシスタント機能」

2018-11-04 | 日記
小春日和に心癒され、青空の下、心和む。
今朝は、いつもと違う部位の痛みに目を覚ます。
我家は、毎年、今頃の休日かつ小春日和に、
一足早い大掃除を施行することを常としており、
その痛みであること明々白々である。

自分で言うのも何だが、我家の高い所から
裏側まで、掃除する父ちゃんの活躍著しく、
「おだてられ木に登る」が如しである。

音声認識AIアシスタント機能付きの
スピーカーが活躍している。
各メーカーのスマートスピーカーに
「OK、グーグル 音楽かけて」
「アレクサ 電気点けて」
「クローバ 今日の天気を教えて」
と話しかけると応えてくれる。
とても便利だし、話相手としてもいい。
どの家庭でも、ロボットが身の回りのことを
してくれる時代は、そう遠くない。

我家では、もうすでに
「音声認識、アシスタント機能付き父ちゃん」が
導入され、先日の大掃除でも大活躍をしている。
「父ちゃん 高いところに登って」
「父ちゃん テレビ移動して」
ただ、流行りのスマートスピーカーに劣るのは、
言われても動けないことがあることと
非常に疲れやすい。