人間、年老いると近くの物が見えにくくなり、見るときに物から
目を離して見る、いわゆる「老眼」という症状があらわれる。
百獣の王であるライオンの世界でも例外ではない。
ある時、年老いたライオンは遠くを走る獲物を見つけ猛然と
獲物に近づき跳びかかろうとした。その時、近づいた獲物の
焦点が合わなくなり少し距離をとってから再び獲物を追始めた
そうだ。
獲物に近づきすぎては離れ、離れては追い続けたため、疲労と
空腹からその年老いたライオンは、とうとう獲物にありつくことが
できなかったそうだ。
自動車の運転も、前の車に近づきすぎたら離れ、年老いた
ライオンのように、、かくありたい。