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田舎の道草

田舎の道草徒然日記

貴重な体験

2016-11-06 | 日記
今季のプライベートゴルフも残すところ2~3回となってきた中、
先日、来季の108の煩悩の数ほどのスコアを脱却すべく、先輩
の指導を仰ぐため、初めての練習場に行って来た。
そして生まれて初めての貴重な体験をすることになる。
思いもよらない出来事、正に想定外の出来事となった。

そこは、距離200ヤード、1階40打席の二階建ての籠状の
練習場であり、お昼頃からは、打席が空くからと言われ、12時
30分を待ち合わせとした。
当初混んでいた打席だったが、その頃になると打席が空き出した。

永年、108の煩悩の数ほどのスコアが染みついてる身に、
短時間での脱却は望めないとは解りつつも籠の中で、指導を
仰ぎ一心不乱にボールを打った。
「108の煩悩脱却籠の鳥」といったところである。

この後、「打席が空くから」の理由を知ることとなる。
突然、練習場のオーナーが「みなさ~ん。ボール拾いにご協力
くださ~い。」と触れ回り出した。
その頃練習していたのは10人くらいだったろうか、一斉に
打ち方を止め、近くにあったトンボ?(野球場のグランドを
整備する道具)を手に、ボールを集め始めた。
勝手が分からないままトンボを手にしたものの、その後に続き
ようやく要領を得ることが出来た。
グランドの脇の水が流れている溝にボールを落とし込むのが
作業の主旨であった。
流れて行ったボールは、回収され、再び打たれるといった行程
の一助を担ったのである。

いつもここで練習している先輩もまた初めての体験とのこと。
理由を尋ねれば、「ある時間になると、ボール拾いが始まる
のを知っていて、いつもその前に帰っていた。
今回、108の煩悩払拭のため一心不乱に打ちこむ姿を見て、
言い出せなかった」とのこと。
先輩はいい人だ。

練習場の構造についての考察
ボールの総数が少ないことによるボール回収。
流れるボールが、その水流で洗われ汚れを落とす仕組みを
自然に委ねているところは、稼働効率、経費節減の点で
優れている。
結論、グランド全体を傾斜化する。
自然の原理を活用することで、ボール回収の効率化を図る。
ボールを打ち続けさせることで収入増を図る。
また、ボール総数を減らし経費節減を図る。

それにしても、練習中は、危険回避のため決して入っては
いけない場所、聖地みたいな場所に今回入れたことは貴重な
体験であった。
労働の対価である熱いコーヒーに喉を潤しながら、
労働回避を「打席が空く理由」としたことが被害者的妄想に
よる偏見であったことを悟った。
先輩は、とてもいい人だ。