TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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富士重工業が軽自動車から撤退その2

2008-04-12 17:47:01 | 地域産業
 国内の自動車の売れ行きが不振が軽自動車の再編を促しています。需要の多い海外で稼ぎたいメーカーが国内でしか売れない軽自動車に見切りをつけているためです。6社あった軽自動車メーカーは4社に減り、OEM(相手先ブランドの生産)が活発化しています。今回富士重工業も軽自動車から撤退して今後はダイハツからの今供給を受けます。

 自動車業界は、欧米やアジアなどの需要が強い海外で多くの自動車を売るため、燃費の改良やハイブリット車の開発に注力しています。そのため開発費がかさみ富士重工業の規模では売れる主力の車種に資金を集中しなくてはならないため軽自動車からの撤退になったのです。今後は独自開発の水平対向エンジンを載せたスポーツカーを中核にしていく方針を打ち出しています。

 さて、富士重工業は日本発の軽自動車「スバル360」を製造販売した会社です。この自動車は富士重工業伊勢崎製作所ニ工場で誕生しました。今はこの工場は地元スーパーとりせんを核とし近隣型SCとなっています。

 伊勢崎で産声を上げた「スバル360」の誕生50周年を記念して伊勢崎図書館では企画展を5月上旬まで実施しています。下の写真はその展示です。

 
 地元伊勢崎市は太田市と並んで富士重工業の主要工場がありました。下の写真は寿町の富士重工業伊勢崎製作所です。
 

 工場は今もあるのですが今のこの工場には下の看板が掲げられていてファイナンスや自動車のカストマイズを実施しているのみであるようです。


 富士リビングサービス㈱という関連事業もこの工場です。富士ハウレンという物置を製造していて工場の南には物置が展示されています。


 富士重工業伊勢崎工場は駐車場を含めるとたいへん広い敷地がありますがバス事業から撤退して以降はまったく活動していない状況にあるようです。小売業は環境変化対応業と言われ廃墟と化した店舗や更地になった店舗跡地をよく見ますが、製造業も同じだと富士重工業伊勢崎製作所を見ると私は思います。


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